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ワンオペ育児なのに39度の熱と吐き気が4日以上…SOSを出した相手は

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病いと子供と私

 育児中、特に幼い子供を育てていると、小児科にはしょっちゅうお世話になっても、親である自分の体調管理まで気が回らない、という人は多いのではないだろうか。ちょっとだるいな、忙しすぎたかな、熱があるけど寝ていれば治るはず……! そんなふうに”気合い”で乗り越えようとしてしまう。

 今回登場してくれるのは、ワンオペ育児に奮闘する中で「自分の健康を過信しすぎていた」という山本友来さん(37歳)だ。小学校1年生の息子と、保育園児の娘がいる。つい最近まで夫は、約1年2ヶ月の間、中国に単身赴任していた。山本さんが突然不調を感じたのは、親子三人での暮らしに慣れてきたころだった。

突然の腰痛。鍼治療をするも急激に悪化

「ある日、気がつくと右の腰が痛くて動けなくなって。ちょうど二日前に、仕事で重い荷物を長時間もたないといけなかったんです。きっとそのせいかなと、最初はぎっくり腰だと思っていたんです」

 山本さんは都内でカメラマンの仕事をしている。小柄な体に常に重い機材を持つのは日常茶飯事。しかしこのときはいつもとは様子が異なったという。

「むちゃをしすぎたと思い、人から勧められた近所の整体に駆け込みました。症状を話すと『おそらく疲労でしょう』と、腰に電気を流してからのマッサージ、鍼、お灸とフルコースの施術を受けたんです」

 やれやれと思ったのもつかの間、その日の夜、突如40度の熱が出たという。

「施術の後は好転反応で軽い熱がでるかも、と言われていたので、きっとそうなんだろうと思っていたんです。『マッサージの好転反応でそんなに高熱がでるはずはない』と、あとで夫にも言われたんですけどね(笑)」  

 翌日も朝から撮影の仕事が入っていた。山本さんは自宅にあった市販の解熱剤を飲み、眠った。一晩中熱がさがらなかったが、翌朝九時になると36.7度まで回復。急なキャンセルはできないと仕事場に向かった。

 中国にいる夫にチャットで事情を話すと「気をつけて。帰ったらゆっくり休んで」と返事があった。

 子どもたちを学校と保育園に送り、仕事に向かった山本さん。しかし電車に乗ると滝のような汗と悪寒で意識がもうろうとしてきたという。

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