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予防接種は「危険」で「怖い」? 迷う保護者に届けたいほんとうの情報

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 優しくて易しいワクチンの本を書きました。『小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK 疑問や不安がすっきり!』専門家ママ・パパの本のシリーズ(内外出版社)7冊目です。

 子どものワクチンについて調べようとすると、おかしな説や変わった本ばかり出てきませんか?「変わった本」とは、一般的な医師が認識しているのとはまったく違う考えの本という意味で、「予防接種は絶対に受けてはいけない」「ワクチンに効果はなく毒である」というようなことを言っている本です。

 そういう本をAmazonなどで一度購入すると、アルゴリズムによって次々に同じような「ワクチンは危険」という本を勧められますね。

ワクチン接種が不安な人たち

 そのため、小児科などの外来に相談しに来る方が「たくさん本を読んで勉強をしました」と言うんだけれど、とても偏った説に悩んでいるという場合があるんです。この“悩んでいる”というのがポイントです。おそらく「変わった本」を完全に信じている場合は、医師に相談することがないので、私たちが外来で会うことはありません。

 そうした本を読んだことがあってもなくても、フラットな目線でワクチンについて知りたいという方がいたらぜひ、この本をお届けしたいです。

 予防接種についてのわかりやすい本を作りたかったのは、外来をしていて、不安を感じて相談に来る人たちがいることや、近年世界的に麻疹が流行していることが問題だと思っているからです。

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