miwaの妊娠・結婚に「アスリートの妻失格!」の合唱は正論か?

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「栄養管理は妻の仕事」は正論か?

 男性アスリートの妻は、夫の食事・栄養管理をしっかり行うのが義務であると、当然のように見なされている。ただ美味しいものを食卓に出すのではなく、スポーツを生業とする夫の身体を気遣い、栄養バランスの取れたメニューを考え、陰日向で夫をサポートする妻(いわゆる内助の功)が広く称賛される傾向にある。アスリートとの結婚を機に、自身の仕事をセーブする女性芸能人も少なくない。

 その典型例といえるのが、ニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大選手・里田まい夫妻だろう。里田は、夫の食生活をサポートすべく、ジュニア・アスリートフードマイスターの資格も取得したとして、「できた妻」だと絶賛された。

 対照的なのは、ダルビッシュ有選手と紗栄子。2010年に離婚騒動が勃発した際、紗栄子は料理レベルが低く栄養管理に消極的という報道があり、紗栄子は「アスリートの妻失格」とバッシングを受けた。

 しかし、「妻だから料理をすべき」という性別役割分業に基づいた価値観が性差別的であることは、もはや自明。また、夫婦が互いに相手に求める要素もそれぞれだ。たとえ夫がアスリートであったとしても、必ずしも妻が食事面でのサポートをする必要はない。

 徹底的な栄養管理を求め、プロの料理人を雇うアスリートもいる。たとえばトルコのガラタサライで活躍するサッカー・長友佑都選手は、2017年にタレントの平愛梨と結婚したが、基本的に食事は「専属シェフ」の加藤超也氏に頼んでいる。平も料理をすることはあるが、夫の食事管理をすることが彼女の“仕事”ではないようだ。

 miwaに話を戻すと、結婚発表の際に彼女が引退するなどの公式コメントはなく、シンガーソングライターとしての活動を封印するわけではないと見られる。「アスリートの妻」であると同時に、彼女は多くのファンに愛され、魅力的な音楽を届けてきた「miwa」でもある。彼女が「アスリートの妻にふさわしいか否か」を他人がジャッジするものではないだろう。

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