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千葉台風被害、ブルーシート養生で18万円請求の悪質業者や火事場泥棒への注意出回る

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「Getty Images」より

 9月8日の夜から9日の朝にかけて関東を横断し、千葉県を直撃した台風15号。台風上陸から1週間以上が経った今も、千葉県内の約6万7000戸で停電(17日正午現在)、1万4510戸で断水(16日午後時点)が続いている。

 県のまとめによると、今回の台風で半壊や一部損傷などの被害を受けた家屋は2831棟に上る。千葉県南部の館山市や鋸南町などの地域では被害の把握が進んでおらず、今後さらに被害数は増える見込みだ。

 16日には激しい雨が千葉県南部を襲い、館山市全域や南房総市の一部に避難勧告が出た。この前日には、大雨の予報を受けて、住宅被害の大きかった南房総市などの被災地で家屋の屋上にシートを張る作業が急ピッチで行われるなどの対応が行われていた。

 この非常事態のなかで、あろうことか被災地を狙う悪徳業者が増えているという。17日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、その悪質な詐欺行為の一部を伝えた。

 ある被災者の元には、大阪・和泉ナンバーを含む3台の車に乗った男たちが訪ねてきた。「リフォーム業者」と名乗った男たちは、屋根の破損部にブルーシートをガムテープで貼っただけで、18万円もの大金を請求してきたという。

 被災地では、そのほかにも施工業者を名乗る男が「自分に任せれば自宅の保険金がスムーズに降りるから、家の修繕が早くできる」などと怪しげな話を持ちかけてくるパターンもあるそうだ。なかには、「家の中を片付ける」と申し出ててそのまま荷物を盗んでいくという窃盗行為も見られるという。

 また、市の職員を名乗り、屋根の修理や義援金の受け取りを申し出る不審な電話の報告も相次いでいる。これらはすべて悪徳業者による詐欺の可能性があり、被災地近辺に住む方々は十分な注意が必要だ。怪しい、分からないことがあればまずは役所に確認をし、場合によっては110番をしてほしい。

「大阪ナンバーは危険だから絶対に近寄るな」

 2011年の東北大震災や2016年の熊本地震の際にも、被災地を狙う“火事場泥棒”行為は問題視された。

 今回の千葉の台風をめぐる被災地の状況についても、SNSでは盛んに注意喚起の投稿が回っている。自衛を呼びかける投稿のなかには、「千葉県の停電地域でうろついてる県外ナンバー居たら通報して下さい」などと呼び掛けたり、「大阪ナンバーは危険だから絶対に近寄るな」と断定するツイートも見られる。

 しかし被災地には遠方から災害支援に駆けつけた作業車や、救援物資を届けに来た個人もいる。停電や断水が続く中で、ネットを介してデマを含む情報が拡散されれば、さらなる混乱を招くかもしれない。善意からだとしても、偏見の拡散や極端な呼びかけは避けてほしい。

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ウェジー 2019.09.11

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