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台風19号通過まで外出しないで。イトーヨーカドーは休業、イオンも検討

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「Getty Images」より

 10月12日土曜の夕方から夜遅くにかけて東日本に接近し、上陸のおそれがある超大型台風19号。気象庁は「1200人以上犠牲者を出した狩野川台風に匹敵し、広い範囲で記録的な大雨となる見込み」として厳重な注意を呼び掛けている。

電車は運休、ディズニーも休園

 被害を警戒し、JR東日本は12日の午前9時頃から首都圏全域と静岡の一部の在来線の運転を順次取りやめ。東京メトロや私鉄各社も「計画運休」の実地を決定している。

 千葉県浦安市の東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーも11日の時点で、12日から13日昼頃までの休園を発表。交通機関の運転状況や園内の安全確認ができ次第、営業を再開する見込みとしている。

 公共交通機関である電車が動かないのだから当然、通勤・通学も難しい。暴風雨にもかかわらず出勤を命じるような職場も未だなくはないようだが、交通手段がない以上、人が移動するのは無理である。自転車やバイクで食べ物をデリバリーするウーバーイーツも、12日はサービスを休止すると発表した。

 電車が動かなければバスやタクシー、自家用車で移動すればいい、という考えもあるだろうが、横転や浸水の危険性があり、非常に危険。そもそも命の危険を伴うレベルの暴風雨で、外出すべきではないと気象庁が散々警告している。とにかく外に出てはいけないのだ。

イトーヨーカドーとイオンも臨時休業

 大手スーパーマーケットのイトーヨーカドーは、12日は関東や東海を中心とする124店舗を臨時休業とする。利用客と従業員の安全を確保するためといい、台風の影響が予想された場合は他地域の店舗も休業する可能性があるとしている。

 なお、イトーヨーカドーと同じセブン&アイ・ホールディングス傘下のコンビニ大手セブンイレブンの対応にも注目が集まっているが、同社は公式ホームページにて<セブン‐イレブンにおいては、これまでも災害時の営業可否はオーナー様のご判断で実施しています。今回の台風19号接近に伴い、お客様、オーナー様、従業員の皆様の安全を最優先に対応してまいります>としている。

 また、スーパーマーケット大手イオンモールの広報担当者は、編集部の取材に対して「現在、状況をまとめている。交通手段の運休も出ているので、何かしらの対応が必要だと考えている。従業員の安全を一番に考えている」と回答した。競合のイトーヨーカドーが実地する「計画休業」について意見を求めたところ、「他社の対応についてはコメントを差し控える」(広報担当者)とのことだった。

 11日午後16時の時点で、イオンモール長久手(愛知県)、イオンタウンユーカリが丘専門店(千葉県)は、12日の臨時休業を発表している。

「こんな非常時でも無理して出社しなきゃいけないのか」

 9月9日日曜に関東地方を襲った台風15号は、通り過ぎた後にその被害の大きさが少しずつ明らかになっていった。千葉県では多くの地域で電気・通信が途絶え、被災状況がなかなか伝わりにくく、支援を求めることさえ出来ない場所もあった。

 人口の集中する東京も混乱していた。暴風雨から一夜明けた10日月曜、首都圏の鉄道各社は始発から運転を見合わせ。線路内落下物の安全確認作業や倒木の影響によって前日までに発表していた運転再開時刻が大幅にずれ込んだ路線も多く、首都圏の通勤・通学客は足止めをくらった。

 そしてあるTwitterユーザーが千葉県のJR津田沼駅のロータリーで長蛇の列を成す通勤客の写真をアップして「そこまでして会社行くか?」と疑問を投げかけたところ、ネットでたちまち話題に。「こんな非常時でも無理して出社しなきゃいけないのか」「無理して行ったところで着いたらもう退社時間でしょうに。非効率だと思わないのか」「まるで社畜の参勤交代」などと、嘆きのコメントが相次いだ。

 実際に通勤したユーザーからは、「会社から何の指示もなかったし、いつも通り出社した」「上司からは『自己判断で』って連絡が来ていたけど、出社しなければどうせ白い目で見られるから行った」などの声も上がっていた。これを教訓として、今後の台風発生時には雇用主側が従業員に配慮して「出勤停止」を命じること、可能な職種であればリモートワークを許可することなどの柔軟な対応を求める意見が多く見られた。

 台風時の無理な外出は命の危険を伴う。今回の台風では前回の教訓を生かし、安全第一に行動してほしい。

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