社会

ミス慶應コンテスト開催中止!セクハラめぐり対立するファイナリストと運営委員会

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慶應義塾公式サイトより

 今月13日、慶應義塾大学の「ミス慶應コンテスト2019」が、正式にコンテストを中止すると発表した。ミス慶應は既に6名のファイナリストが決定しており、グランプリを決める投票も進められていたが、「候補者の過半数から辞退の意向を正式に頂いた」ため、実行委員会は中止を決めたという。

 「ミス慶應コンテスト2019」といえば、先月19日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、ファイナリストの濱松明日香さんがコンテストのプロデューサーである40代の会社代表A氏からセクハラを受けていたことを告発。コンテストの運営委員会が無理やり隠蔽を図った疑惑も持ち上がった。

 運営委員会と濱松さんの主張は真っ向から対立しており、コンテストの中止が発表される直前まで両者の争いは続いていた。

 「週刊文春」によれば、A氏に食事に誘われた濱松さんは、食事後に行ったクラブのVIPルームでA氏から、尻を触られる、キスをされそうになるなどのセクハラ行為を受けたという。濱松さんはクラブから逃げ出したものの、A氏の権力や立場を考えて被害を訴えることが出来ず、苦悩を打ち明けた友人が「文春」に告発した、という流れだった。

 しかし、コンテストの実行委員長をつとめる同大2年の女子学生は「セクハラの事実はない」と同誌に抗議し、濱松さんの直筆による「セクハラ行為は一切受けておりません」という陳述書も作成。だが後日、濱松さんは運営委員会に脅されて陳述書を書いたと同誌に説明し、あらためてセクハラ被害は事実だと訴えた。

 泥沼化の様相を呈していた慶應ミスコンだが、開催中止が決定した今もなお、事態の解決には至っていないようである。

開催中止発表の当日も、食い違う言い分

 「週刊文春」の報道から1カ月弱が経過したが、運営委員会がコンテストの中止を発表した今月13日にも、濱松さんの主張を運営委員会が「事実と異なる」と否定する場面があった。

 「ミス慶應コンテスト2019」は、クラウドファンディングCAMPFIREでコンテストの支援者を募っていたが、13日、ファイナリストの諸事情により、支援者向けのイベントを見送ると通知した。

 それを受け、濱松さんはInstagramのストーリーを更新。<応援してくださっている方のためにも、今のミス慶應の状況を少しだけお知らせさせてください>とし、運営状況とセクハラ騒動について言及した。以下にその一部を引用する。

<運営についてですが、委員長の話によると文春の記事が出た次の日にA氏は運営から降りたということで、今の運営のメンバーは、委員長一人だけです>
<文春の記事が出てから、A氏からは「お前記憶おかしいんちゃう」とセクハラを私の記憶違いにしようとしたり、違う週刊誌に私の浪人時代の情報を流して私を蔑む記事を作ってもらおうとしていました>
<委員長もそれを事前に知っているのに何も対応してくれていませんし、逆に委員長のプライベートの個人のTwitterに私の悪口を書き込み、それをLINEで聞くと「顔直す前に内面直しな笑」という風に言われました>
<どうにかファイナルまでいけないか交渉し続けていますが、もし中止になったら本当に申し訳ありません>

 ところが、運営委員会は公式Twitterで次の文章をツイート(現在は削除)。ただ、具体的に何が事実でないのかはわからない。

<ファイナリストの一名が、以前から一方的な主張をSNS等で公開しておりますが、事実と異なっている部分が多数ございます>

 その後、濱松さんはさらにTwitterを更新し「ストーリーの内容は事実」だと強調したが、結局、運営委員会はコンテストの中止を発表した。

 セクハラ事件の真相がわからないまま、中止となった「ミス慶應コンテスト2019」。一方、今年のミス慶應コンテストは、上記の学生団体とは別の学生団体も「ミス慶應コンテスト2019」を主催しているが、そちらは予定通り開催されるようだ。

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