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公園で排泄する「おまるピクニック」、衛生面は? 子どもの安全は?

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イメージ写真撮影:山田ノジル

 ピクニックでおまた解放!? 排泄コミュニケーション!? お尻丸出し姿を発信される、子どもたちのプライバシー……。最近、ツイッター民が盛大にザワつきました(もちろん一部の話)。震源地は「おむつなし育児」を実践する母親たち。おむつなし育児とはその名の通り、極力おむつではなく、おまるへ排泄することを促す育児法のことです(※詳細は、ぜひ過去記事をご参照ください)。

おむつなし育児が提唱する“お説”を検証「いつまでもおむつをしているのは悪いこと」!?

 紙か布か。これから育児を始める、もしくは育児始めたての親たちにとって〈おむつ〉は関心の高いトピックスでしょう。ところが、そのどちらでもない方法が存在し…

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ウェジー 2018.04.24

 そして布教者たちが「親同士で交流するために、おまるを持って子連れピクニックへ行こう!」と呼びかけ、各地で「おまるピクニック」(「おまピク」と言うらしい)なるイベントが行われているのです。特に私の周囲を唖然とさせたのは、おむつなし育児研究所のHPにも掲載されている、この誘い文句(ちなみに同研究所では、団体や個人で行うイベントや交流会については提出された書類以上の詳細情報は知らないので、責任は負いません~なる、無責任な注釈がありました)。

お漏らししても大丈夫…!?

アドバイザー主催 おまるピクニック♪

おむつなし育児もおむつ外しもやりやすい季節がやってきました♪
別府・おまるピクニック第一弾を開催します
家ではなかなか出来ないお股解放タイムも、この機会にやってみてはどうでしょう♪
芝生の上ならお漏らししちゃっても大丈夫!
リラックスして子どもの排泄に向き合ってみませんか*\\(^o^)/*
おむつなし育児を知らなかったという方もこの機会にぜひ!
おむつなし育児とは、(紙や布)おむつを使いながらも、できるだけおむつの外で排泄させてあげる育児法です。
難しいことはなく、やってみると「え、こんなに簡単なの?」と驚くかもしれません。
1番のメリットは赤ちゃんとコミュニケーションが取れて育児が楽しくなること♪
お気軽にご家族やお友達を誘ってご参加ください。
もちろんお一人でも大丈夫ですよ!

 芝生の上ならおもらししても、大丈夫! ……だと!? ヒャッハー! 自由だな! 動揺をtwitterでつぶやくと、すがさず知人がイベントの詳細をチェックし「大丈夫じゃありません」と静かに突っ込んでくれました。ですよねえ……。全然大丈夫じゃない点は「衛生」「マナー」「性犯罪」「子どもの人権」あたりでしょうか。

 もちろん、赤ちゃんがおもらしするのは当たり前。しかしその後、公共の場の衛生を保つのは親の責任。掃除しきれない芝生(しかも公共)に排泄するのは、どう考えても衛生的にもマナー的にもムリがありませんかね? 確かに昔はおむつ外しの最終段階として、庭などで垂れ流しさせるという方法がありましたが、さすがに外ではどうなのか。なぜイベント化したし。同志だけが出入りする山奥や、所有者の理解が得られる場所ならともかくですよ。代々木公園など超メジャーな公園でも開催されていたのが、さらなるセカンドインパクト。

「おむつなし育児」を検索すると、たびたび「キャッチ」という表現が出てきます。これは、子どもが排泄するタイミングを察知して、おまるで受け止めるという意味でしょう。しかしこれができない人も多いよね! だから芝生の上でのびのびトライしてみようよ! という呼びかけでしょうから、はっきり言わなくてもどうかしてるぜ。

小児にわいせつ行為を繰り返していた男はかつて「シッターは天職だ」と語った/殺人シッター公判

 2014年3月に埼玉県富士見市で発生したベビーシッターによる2歳男児殺害事件。逮捕された物袋(もって)勇治は同月14日、山田龍琥(りく)君(2…

ウェジー 2017.09.23

 そして子どもの排泄姿をネットにアップしている件。局部や排泄物はさすがに多くないものの、ふんばる姿や、尻出し、そして真っ裸までチラホラ。なかには赤ちゃんと呼べない2~3歳児くらいの体格の子どももいて、ちょっとドキッとします。お母様方~、小児性犯罪者(乳児も対象です)の存在をご存じでしょうか。

排泄はコミュニケーション説

 そもそも。子どものおもらしと言えども、意図的に「芝生だから大丈夫!」とジャバジャバやらせば、立ちションと同義。すなわち軽犯罪法違反になるのではというヒヤヒヤもあります。おむつなし育児を推奨する人は、ほぼほぼ「自然」や「昔ながら~」がお好きな層ですが、現代の秩序にも目を向けていただきたい。

 もちろん、常識的なおまピクも行われています。「おまるフェス」なる催しを呼びかける「おまるの申し子むつまるくん」なるInstagramアカウントは、定期的に注意事項をアナウンスしています。「野外で排泄させることが目的ではない」と前置きをしたうえで、「排泄物やお子さんの陰部をアップしない」「不審者に注意する」「立ちションはダメ」などのほか、開催時にはおまるをテント内に設置するなどの工夫を取り入れているよう。ちなみにバブみ溢れる自己紹介は、声に出して読みたくない日本語でしたけど。

ぼく、むつまる君でちゅ
#おしりケーション (おむつなし育児)を世界に広めて、赤ちゃん達のムレムレお尻を救うために地球にやってきまちた

合言葉は『ちっち、うんうん、ぷりぷりぷー

 さりげなくおむつをディスる(ムレムレお尻)ことも、忘れないんでちゅね!

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