ナウシカ歌舞伎にスター・ウォーズ…新たな歌舞伎の楽しみ方

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 今代の猿之助の手掛けるスーパー歌舞伎は、演劇ファンの信頼の厚い前川知大を演出に迎えるなど、知性派の彼ならではのフックがたくさんありますが、地方で新作に出演することも多く、追いかけるのがちょっと大変です。

 歌舞伎以外で話題になることも多い片岡愛之助は、本来上方を主戦場とするため、新作の主演も西日本での上演が目立ちます。兵庫県最古の芝居小屋、永楽館や、徳島県の大塚国際美術館システィーナホールで上演される「永楽館歌舞伎」「システィーナ歌舞伎」は、交通アクセスの都合もあり東京からの口うるさい観客があまり来ないため、のびのびやってるな~という印象。愛之助本来の魅力を満喫でき、コアな歌舞伎ファンの満足度が高いといえそうです。

 漫画やアニメ、童話などの原作と、高尚な芸術というイメージとの組み合わせは、ついつい「イロモノ? 飛び道具?」と思ってしまいがちです。しかし歌舞伎は、歌舞伎役者が演じればなんでも歌舞伎になるもの。新しいものだからこその試行錯誤は、うっかり失敗のほうを踏んでしまったとしても、それ自体が面白かったりするものです。意外な組み合わせの新作をチェックしてみると、歌舞伎がツボにはまる、なんてこともあるかもしれません。

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