大好きだった姉が、子宮系を信じてまるで別人に。絶縁状態の結末

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O「退院した日は1時間ほど電話で怒鳴られましたね。『あんたが幸せにならないと周りの家族が迷惑するってこと! いい加減、いつまても男にすがってんじゃねぇよ!!』と。血のつながった身内で、ましてや関係性の近い姉妹が、どんな理由であれ生死を彷徨ったとき、真っ当な人間が『ビジネスの邪魔をされた』なんて言えるでしょうか。夫が連絡したのも、あくまで報告だけで、何かしてくれと要求したわけではありません。まったく話が通じなくなっていて、愕然とします。

 子宮系が促す『自分を愛せ』『我慢はしたら毒!』というテーマはまるで『自分のすることは犯罪でも何でも全て正義』と言わんばかり。世の中の人たちが全員我慢することを本当に辞めたら、世界中で犯罪が当たり前になるのでは? とずっと思っています。少なくとも確実に、彼女たちのワガママの周囲には、たくさんの犠牲がありますし。

 八木さやは『男に振り回されてはいけない』と主張しているようですが、自身が今現在70代の『彼氏』にいろいろとやってもらい、その人の言葉で号泣したりしている姿を見ると疑問しかわいてきません。結局何の軸もなく、ブレッブレな人間。なぜそんな人の言うことを絶対視するのか本当に不思議でなりません。狭いコミュニティのボスには逆らえない現実もあるのでしょうか。姉が私に『どうしよう……』と相談してくるときはたいてい、八木さやの機嫌を損ねたかどうかという話。『こないださやちゃんにこういうメールを送ってから返信がないんだけど何かやらかしちゃったかな』なんて具合です。返事のないことでそんなに怯えなくてもと、不思議に感じています」

「すべて妹の生霊だった」

 そんな経緯を経て、現在は姉と絶縁状態に。

O「自分のことは棚に上げて、他者はどこまでも否定する姉に嫌気がさし、『あなたのご機嫌をとるために、いつもビクビクしながら言葉を選んで話すことに疲れた』と伝えたのが最後です。もう八木さやの言葉しか彼女の耳には届かないと思い、お互い最低限の必要事項以外の連絡はしないことになりました。それから数日後、自分が悪者にされた、あれはすべて妹の生霊だった、と綴られたブログがあげられてましたね。会話が成立しなくなり、向こうの言葉に共感しなければすぐに逆上して『他人の言葉には、耳を傾けない』と拒絶される。幼いころ大好きだった姉は、今や大嫌いな姉へと変わってしまいました」

 姉妹が絶縁となった出来事を、Oさんはこう振り返ります。

O「両親が亡くなり、長年付き合っていた婚約者にも捨てられ、結婚した相手からは暴力を受け友だちも少なく、姉はとにかくやさしくしてもらえる居場所がほしかったのかもしれません。きっと、そんな心の隙間に入り込まれたのだと思います。もともとの性格も含め、騙される側にも問題はありますが、子宮系のコミュニティに関わらなければ、姉はもう少しまともな人であれたのかなと思うと、とても残念です」

社会や家族との断絶

 心機一転人生を変えたいとき、移住という手段はもちろん悪くありません。しかしそれが怪しげな誘いだとすると、待ち受けるは地獄。この手の移住者たちは決まってキラキラブログを発信していますが、それがむしろ沼の深さを表すバロメーターのように思えてきてしまいました。

 今までこのシリーズで紹介してきた「身内が子宮系女子になった」エピソードは、もれなく「社会や家族との断絶」「倫理観や経済観念がおかしくなる」という問題がついて回るよう。そして家族にもたらされるのは、物理的な尻拭いや失望感。子宮系が放つ破壊力の高さを、ますます実感できるお話でした。

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