中村倫也、横浜流星、田中圭が席巻した2019年連ドラ総括!

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(左)中村智也(画像はTwitterより)&(左)横浜流星(画像はInstagramより)が席巻した2019年ドラマ

 あっというまに2019年も終わり間近。この一年間で地上波だけでも70本近い連続ドラマが制作・放送されたわけですが、お気に入りの1本はありましたか?

 せっかくそれなりの制作費をかけて、スタッフもキャストも広報も一生懸命取り組んでいるのに、世界のマーケットで売れず日本国内で消費するしかない残念なケースがほとんどのメイドインジャパン・ドラマ。

 この一年、秘密のアツコちゃんは業界の片隅から「日本人のドラマ離れ」をひっそり嘆いてはきましたが、2020年こそは視聴者が食いつくヒット作が生まれるのでしょうか。というわけで、まずは2019年のドラマをプレイバック!

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 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 2019年もまもなく終わり。忙しい師走だけど、あっちこっちの忘年会にチョコチョコ顔を出している毎日です。

 ということで、宴席で聞いたマスコミ界隈の「令和元年ドラマ総論」をお届け! と言ってもただペチャクチャおしゃべりしていただけなんだけど、いつメン(飲んだくれコメンテーターのYさん、こちらも大酒飲みの女性誌編集者、テレビ局勤務のアラフォー女子、大手広告代理店勤務のオシャレ女子たち)が集まって言いたい放題よ。

 さて2019年の連続ドラマ、皆さんはどの作品が印象に残りましたか?

 まずは2019年1月クールのドラマから振り返ってみましょう。コメンテーターのY女史がいきなり「ぜーんぜん覚えてないわ」と言い出したもんだから、みんな口々に「確かに何にも思い出せないね」と同意し始めちゃったんだけどね。

 目ざといY女史に「何よ、アツ。不服そうな顔してるけど?」と突っ込まれて、つい「だって1月クールと言えば『初めて恋をした日に読む話』があったじゃない!  全てが最強の中村倫也くんに、無敵ピンクヘアのゆりゆりを演じた横浜流星くんも最高だったし、今年一番キュンとしたドラマじゃなかった?」と声高らかに答えるも、反応は冷ややか。「ヤダァ、まだ『はじこい』病を患ってたの?」なんて言われてビビっちゃったわよ。 

 だけど女性誌編集者だけは『はじこい』を評価してくれて。なんて言ったって、中村倫也さんも出てたしね。

「遅咲きだったけど、カメレオン俳優の中村倫也は演技力も確かだし歌まで上手で、トークも相変わらず拍手を送りたくなるぐらいネタも豊富でグイグイ引きこまれていくよね。『はじこい』の前に、2018年上半期の連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)で全国区になって、『凪のお暇』(TBS系)、映画『アラジン』と大活躍。中村さんって読者からのリクエストも多いの。"天下無敵の人たらし"としても、2020年もブレずに伸び続けていくであろう凄腕俳優よね」(女性編集者)

 うんうん、その通りよ!

 で、その倫也くんでさえビックリする程の大活躍を見せてくれた若手といえば、横浜流星くんよね。2020年1月12日からは清野菜名ちゃんとのW主演で『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)が始まるの。

 流星くんにとっては民放の連ドラ初主演作となる通称『シロクロ』は、日曜夜10時30分からのスタート。日テレが気合を入れて臨んでいる、若者をターゲットにした枠ね。

 『シロクロ』はミスパンダと呼ばれる謎めく女性(清野菜名)と、飼育員さんと呼ばれる医大生(横浜流星)が"最凶バディ"を組んで、グレーな事件にシロクロつけていくシニカルな極上ミステリー。得意のアクションシーンもふんだんにあるから期待は高まるばかり!

 でも、コメンテーターY女史は「残念ながら日曜夜ドラマが未だに定着していないというのが不安材料の一つ」と懸念を示していて。

「それと、アツは目がくらんでるから判定できないんだろうけど、横浜流星の演技力はまだまだ未知数でしょ。評価されてるのは似たような役ばかりだし。ゆりゆりから一年足らずで主役の座について、CMなんかにも引っ張りだこで人気はあるけど、演技の幅を広げることが最優先だと思う」(コメンテーターY女史)

 グサッ。

「それと今回、この枠は読売テレビ制作になったのよね。新鮮味はあるけどYテレにとっては初挑戦だから、どんな展開になるか読めないのが最大の心配事よ」(コメンテーターY女史)

 ああ、辛口批評。でもね、アツは制作の岡本浩一CPとは長~いお付き合いだから、良いドラマになることは間違いないと言えるわ。彼はいつも新しいものを作ろうと全力投球しているし、何しろ真面目で人柄がいいから俳優さんたちにも人気があるのよね。

 『シロクロ』には佐藤二朗さんや要潤さん、山崎樹範さん、山口紗弥加さんたちベテラン演技派のほか、アツも大好きなフレッシュな白石聖ちゃんが出演。「よくぞこれだけのキャストを集めました」って岡本CPを褒めちゃったもの。……と力説したら、Y女史には「それって言い換えれば"大丈夫。名バイプレイヤーたちが流星の脇をがっちり固めてます"ってことだからね」って言い負かされちゃったんだけど(苦笑)。

 とにかく流星くんには2020年も引き続き注目していこうと決めているアツなのです!(←キッパリ)

「春ドラマは桜散る」「7月クールは夏枯れ」 

 他にも2019年の1月クールは、アツ的には深夜枠が熱かったなあ。

 本田翼ちゃん&岡山天音くんのW主演作『ゆうべはお楽しみでしたね』(TBS系)、映画化もされた『BACK STREET GIRLSーゴクドルズー』(TBS系)も好きだったんだけど、いつメンの賛同は得られず。

 じゃあ4月クールはどうだったかしら? 吉高由里子さんの『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)、深夜の西島秀俊さん&内野聖陽さんの『きのう何食べた?』(テレビ東京系)のタイトルはあがったものの、「時間があれば見てた。安定のメンツだしね」とのことで、「春ドラマは桜散る」との見解で一致。

 お次の7月クールに関してはさらに辛辣なご意見がバンバンで、「何かあったっけ?  酷暑だったしドラマを見る気になれなかった」ですって。

 まぁアツ的には、本当は4月から始まっていた『あなたの番です』(日本テレビ系)の後半戦『あなたの番ですー反撃編ー』の7月クールから流星くんが登場したのでガン見していたんだけど「また流星話?」と言われるに違いないので、ここはとりあえず聞き役に徹するのみ。「7月クールは夏枯れだった」と一刀両断されちゃったわ。

 で、結局あっという間に10月クールのドラマにたどり着いちゃったわけなんだけど、「やっぱり今年一番面白かったドラマは、コレで間違いなし!」と満場一致だったのが『おっさんずラブーin the skyー』(テレビ朝日系)だったのよね。

 正確には11月スタートだったんだけど、「文句なく面白かった!」との高評価。田中圭さん、吉田鋼太郎さん、千葉雄大くん、戸次重幸さんのくんずほぐれつのピュアなラブストーリーは確かにめちゃくちゃ楽しくて、「声を出して大笑いできる久々の抱腹絶倒ドラマ」なのよね。最終回は12月21日でまだギリ楽しめるので、乗り遅れた方も追いかけて損なしよ!

 愛しのはるたんを演じる田中圭さんは「今回の春田のテーマは実は"切なさ"だったんです」とのこと。確かに笑わせてくれるけど、登場人物はみんな愛に全力で真剣だものね。

 最終回を前に圭さんは、「鋼太郎さんとのシーンは何が起きるか分からず本当に楽しかった。鋼太郎さんが全力でボケてくれるので、僕も思いっきり突っ込んだり。春田の恋の行方がどうなるのか僕も心配ですが、出演者一同、それぞれの揺れ動く心情を大切に最後まで必死に演じきります」と宣言。

 忙しさにも程があるほど多忙なメンツばかりなのに、皆さんで食事会をして気持ちを高めあったそう。もう恋の行方がどうなろうと、関係ないわ。こちらもとにかく最後まで全身全霊で応援して、笑い収めをしたい感じよね。

 『おっさんずラブ』にお仕事で関わっていた広告代理店勤務のオシャレ女子によると「弊社の営業も最初は戸惑っていたけど、真摯に恋をする男性陣の姿が健気で可愛くて、すぐに社内でも大きな話題に。このドラマの役者さんたちは"奇跡のおっさんたち"と呼ばれて、スポンサーさんも続々と決まっていったんです」とのこと。

 テレビ局勤務のアラフォー美女は「テレビ離れに拍車がかかっていて厳しい状況だけど、テレビはやっぱり一番身近な娯楽じゃなきゃいけないと思うの。諦めず反省しながら、またゼロから新しい作品を作っていかなくちゃね」と決意を新たにした様子。

 結論としては、2019年のドラマは総体的に「つまんなかった!」との意見が多数だったんだけど、アツは流星くんの大躍進が頼もしかったし、倫也くんがいつどんなシーンでも「常に味わい深い絶対に飽きさせない中村倫也」だったことに感動すら覚えちゃって、まだまだ当分は"倫也熱"及び"流星熱"が冷めないだろうなと確信する2019年の年末。

 おまけに合間には2017年上半期の連続テレビ小説『ひよっこ』で活躍した磯村勇斗くんや、2019年上半期の連続テレビ小説『なつぞら』で注目を浴びた清原翔くんの活躍にも相変わらずキュンキュンしたけど、マスコミ女子の間の感想は「よくよく考えてみると"2019年に見つけた心奪われた若手男子"って、あんまりいなかったような気がしない?」だったのが寂しい限りなんだけどね……。

 ま、アツは先週ご紹介したけど、やはり連続テレビ小説『スカーレット』に出演中の松下洸平さんに毎朝、癒されてるから大丈夫! 皆さんは見つけちゃいましたか?「来年こそは何があっても心躍るキラキラ男子に巡り会えますように!  探し出すぞ〜!」との熱い願いを込めて乾杯し飲んだくれ&暴れまくった忘年会でした。あ〜、声が出ないわぁ。

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