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前澤友作氏「10億円お年玉企画」の目的 毎月8万3千円のベーシックインカムで人はどう変わるか

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前澤友作氏Twitterより

 元ZOZOTOWN社長で実業家の前澤友作氏が、2020年もTwitterでお年玉企画を展開している。応募の締め切りは7日の23時59分までだ。

 新年早々、自身のTwitterで「#前澤お年玉企画」を発表した前澤氏。自身のフォロワーかつ当該ツイートをリツイートした人の中から1000人に100万円、総額10億円をプレゼントする。

 Twitterのアカウントを持っていれば誰もが参加できるこの企画は、6日正午時点で345万件のリツイートを記録。きゃりーぱみゅぱみゅやヒカキン、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏など有名人も参加を表明している。

2020年は夢や希望、使途は関係ない?

 2019年の年明けにも、前澤氏はTwitter上で「総額1億円お年玉企画」を開催。100人のユーザーに100万円が当たるという企画に応募するリツイート数は最終的に560万件を超えた。

 前澤氏は締め切り翌日の朝から当選者にDM(ダイレクトメッセージ)を送りはじめ、Twitter上には当選者による喜びや感謝のツイートが続出して賑わった。

 昨年の当選者たちにはある共通点があった。それは、有名無名に関わらずそれぞれに夢や目標があり、100万円が当たった場合の明確な使途を表明していたことだ。

 当選者のひとりでアート講師・画家の新宅百絵さんは、前澤氏からの100万円やクラウドファンディングで得た資金を使い、全国各地で子どもやその家族を対象にしたアートイベントを開催。昨年12月放送の『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)で、その様子を報告していた。

 つまり当選者は無作為に選ばれたわけではなく、前澤氏が応募動機をチェックしたうえで選考していたということだ。そのため、純然たる抽選と思っていた参加者からはブーイングもあがっていた。

 しかし今年は、そうした応募者の動機自体は問わないようだ。

 YouTubeの公式チャンネルにアップした動画で、前澤氏は「昨年は企画の趣旨や思いが伝わらないまま進んでしまった」と反省。そのうえで、今年の企画は「社会実験」だと繰り返し説明した。

 前澤氏の目的は、「皆さまに配る100万円が、皆さまの人生をよりハッピーにするきっかけになるのかどうかを知りたい」

 今回は当選者1000人と定期的にコンタクトを取り、100万円によって仕事や生活にどのような影響があったかをアンケートによって調べるとしている。

 1月2日、Twitterでさらに詳しい説明がなされた。

<皆さん、想像してみてください! 『仮に、毎月8万3千円(年間約100万円)があなたに無条件で政府から支給されたら、あなたの暮らしや仕事はどうなりそうですか?』 ずばり #前澤お年玉 で僕が実験したいことは「ベーシックインカム、前澤個人でやってみた」です>
<ベーシックインカム(以下BI)とは、政府が国民に対して毎月一定額を支給する仕組みのことで、世界中でその是非について議論がなされています。日本でも小さな議論はあるものの、大規模な議論や実験は僕の知る限りほぼありません>
<BI(例えば毎月8万円支給とか)によって、皆さんの生活が最低限保証され、少し余裕が生まれると、好きなことを仕事にできたり、よりクリエイティブなことに時間を使えたりで、結果として労働生産性が上がり、収入も消費も増え、全体的な経済効率がプラスになるのでは?という考え方です>
<そしてもちろん僕も昔から注目してましたが、政治家でもない自分に具体的にできることもなく、ただぼーっと考えてるだけでしたが、もう自由の身、行動あるのみ、事件は現場で起きてるぞ!ってことで「ベーシックインカム、前澤個人でやってみた」 #前澤お年玉 開催にいたるわけです>
(前澤友作氏Twitterより)

 10億円という破格のインパクトに加えて、こうした前澤氏の一連のツイートが話題を呼び、同日のTwitterでは「ベーシックインカム」がトレンド入りを果たした。

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前澤友作氏「10億円お年玉企画」の目的 毎月8万3千円のベーシックインカムで人はどう変わるかの画像1
前澤友作氏「10億円お年玉企画」の目的 毎月8万3千円のベーシックインカムで人はどう変わるかの画像2 ウェジー 2020.01.01

 前澤氏は自身のnoteで、<世界中でベーシックインカムの議論や実験が行われている中、ここ日本でも何らかの実験結果は必要となるはずです。YouTubeでも呼びかけましたが、社会学者や経済学者の専門家の皆さまのお知恵も拝借したいと思っています>と綴っている。

 また、前澤氏は<完全なる抽選ですので、当選者は無作為に選ばれます。アピールの有無や内容は抽選に全く関係ありません。念のため>と念押し。新年の運試しにとりあえず応募したユーザーもいるだろうが、当選した場合は前澤氏サイドと定期的にコンタクトを取り、生活がどう変化したかデータの提供が必要となることは念頭に置いておきたい。

 ベーシックインカムについては、すでに各国で導入実験が行われており、現金支給によって多くの被験者に時間の余裕が生まれるなど良い効果が表れているという。前澤氏のお年玉企画では、どのようなデータが導き出されるのだろうか。

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前澤友作氏「10億円お年玉企画」の目的 毎月8万3千円のベーシックインカムで人はどう変わるかの画像2 ウェジー 2019.11.13
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