
(左)赤「アンデスキーパー カベルネ・ソーヴィニヨン」/(右)白「アンデスキーパー ソーヴィニヨン・ブラン」
コンビニにズラっと陳列されている数百円のワイン。これが、けっこう美味しいらしい。
大手コンビニチェーン各社が商品開発に力を入れたことにより、「安かろう悪かろう」のイメージを完全に払拭。仕入れ担当者が「安物ワインだと思って舐められたくない!」というプライドを持って厳選しているという話もあり、プロも唸るようなクオリティのワインが、かなりのお手頃価格で手に入るのだとか。
これが真実ならば、超お手軽に美味しいワインが飲めるということになるが……果たして噂は本当なのか? 今回は、数あるコンビニワインのなかでもとくに「美味い」と評判のセブン-イレブン「アンデスキーパー」(赤、白)を実際に飲んでレビューしよう!

噂の激安ワインがセブン-イレブンにあるらしい

セブンのオリジナルワインは種類豊富
276円(税込303円)で飲めるコンビニワイン「アンデスキーパー」

これが噂のコンビニワイン「アンデスキーパー」(赤)だ
赤ワインの正式名称は「アンデスキーパー カベルネ・ソーヴィニヨン」。アルコール分は12%で、500mlは276円(税込303円)で販売されている(750 mlは税込415円)。
アンデスキーパーはワインの大手メーカー・メルシャンと共同開発した商品で、ラベルに書かれた文章によれば、「果実味が豊かでプラムのような香りと穏やかな渋み」という特長があるそうだ。期待が高まる。

白もあるぞ
白ワインは、「アンデスキーパー ソーヴィニヨン・ブラン」が正式名称。赤と同じく、メルシャンとの共同開発で、こちらもアルコール分は12%、500mlの価格は276円(税込303円)となっている(750 mlは税込415円)。ラベルには、「柑橘系の香りとフレッシュでいきいきとした酸味」と書かれていて、これまた期待を誘う。

アンデス山脈に生息するコンドルが描かれたラベル

赤のアルコール分は12%
「アンデスキーパー」赤に入っている添加物は「酸化防止剤(亜硫酸塩)」のみ。甘辛度は5の「辛口」、味の厚みは3の「ミディアムボディ」と説明されている。

白もアルコール分は12%
「アンデスキーパー」白には、「酸化防止剤(亜硫酸塩)」に加えて「酸味料」が入っているようだ。赤ワインと同様に甘辛度は5の「辛口」。そして、酸味は3の「ほどよい」となっている。
「アンデスキーパー」の赤はサラっとした飲み口

グラスに入れてみた
さっそく、「アンデスキーパー」赤から飲んでいこう。

見た目は高級ワインと大差ない…?
グラスに注いだときの香りは、そこまで感じられない。味のほうも、赤ワインらしい渋みや辛口ゆえの辛さはあるものの、どちらかと言えばサラっとした飲み口だ。
「美味しい!」と驚き感動するようなインパクトはないものの、よっぽどのワイン通でなければじゅうぶん満足するクオリティではないか。値段を考えれば、コストパフォーマンスはかなり良い。
「アンデスキーパー」の白、クオリティの高さにリピートを誓う

こっちもグラスに入れてみた
次に味わう、「アンデスキーパー」白の写真がこちら。グラスに注ぐと、赤よりも複雑でフルーティーな香りが漂う。

爽やかな色と香り
白の味わいは、ほどよい酸味があり渋みや苦みは少なく、とても口当たりが良いという印象。柑橘系の果物やハーブを思わせる香りは好き嫌いが分かれるかもしれないが、個人的には、全体的なクオリティは赤より白のほうが断然高いと感じた! これならリピートするのもアリだろう。
税込303円とは思えない美味しさなので、そのコスパを考えればワイン通をも唸らせることができるかも? ワイン好きならぜひ一度、お試しいただきたい商品である。
(文・取材=A4studio)