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「ユニボールシグノ」超極細ボールペンを追求して辿り着いた最高の逸品!

【この記事のキーワード】

高橋ユキさん愛用の極細ボールペン「ユニボールシグノ 超極細0.28」

 「ユニボールシグノ 超極細0.28」はライターとして活躍する高橋ユキさんの必携文房具だといいます。刑事裁判の傍聴に多く出向く高橋さんですが、日本の法廷は録音厳禁。すべて手書きのメモを取らなければいけません。

 そこで「どんなペンを使うかで、パフォーマンスが格段に変わる」のです。数々のペンを試してきた高橋さんが太鼓判を押す「ユニボールシグノ 超極細0.28」、軽く・速く・濃く書きやすいだけでなく色褪せないという究極の使いやすさとは。

なぜ「ユニボールシグノ 超極細0.28」なのか

「ユニボールシグノ 超極細0.28」

品名 UM-151-28
本体価格 \150 + 消費税
正式商品名 三菱鉛筆 ユニボールシグノ 極細シリーズ(0.28)

 傍聴ライターとして筆者はたびたび、裁判所に出向き、主に刑事裁判を傍聴し、その内容を記事にしている。記事にまとめる際、取材でまとめたメモを参考にするのは、刑事裁判に限らず、どの取材でも同じだ。

 ところが、現場取材や記者会見取材などと決定的に異なるのは、その内容を電子機器で記録しながら取材することができない、ということだ。なぜなら、裁判所は全国どこでも、写真撮影や録音が厳しく禁じられている。そのため、頼りになるのは自分のメモのみになる。

 裁判は、傍聴人の立場である筆者のメモを待ってはくれない。インタビュー取材などでは、メモを取り終わるのを少し待って話してくださる方もいるが、法廷はそんな優しさ皆無の厳しい現場である。

 検察官が1.5倍速再生かと思うほどにやたらと早口なこともあれば、被告人が異様に小声のときもある。海外のドキュメンタリーでは、法廷で記録されたであろう映像が用いられているのを見たことがある方もいるだろう。日本では、それはとても不可能な話だ。

 傍聴は自由ではあり、その内容をブログにアップしたり報じたりすることも自由であるが、その内容の記録については、厳しい制限がある。当たり前ながら、傍聴人の都合など関係なく進む裁判。裁判所は記録を公開しない。その日のその瞬間、チャンスを逃せば終わりなのだ。

 そんな真剣勝負の場で、その内容を極力正確に記録するために必須となるのが「速くメモを取ること」。

 自分なりの省略記号を使うなどあれこれ努力も重ねるが、そうする中で重要なことに気づいた。どんなペンを使うかで、パフォーマンスが格段に変わるのだ。

 たとえばシャープペンシルは、ある程度の筆圧をかけなければならないため、とてもメモは追いつかない。そんな小さな発見を繰り返しながらたどり着いたのが、このペンである。

「ユニボールシグノ 極細シリーズ」の使い勝手の良さ

とにかくかきやすい。

 朝10時から17時までの裁判員裁判の内容をメモするためには、手が疲れないことが最重要条件となる。疲れないためには、なるべく筆圧をかけずに書けるペンが望ましい。シャープペンシルよりもペンが軽く書けるし、ペンの中でもボールペンよりゲルインクペンが書き味が軽い(筆者調べ)。

 次に、手を極力動かさずにメモできれば、なお疲れづらい。そのためには、なるべく小さい字を書ける=小さい字でもインクが潰れないことが二番目に重要な条件となる。そのような試行錯誤と考察の末、『極細ゲルインクペン』を選択するに至った。

「ユニボールシグノ 極細シリーズ」の贅沢インクが素晴らしい

 公式の商品説明を見ればお分かりの通り、ユニボールシグノには様々な太さが揃っている。筆者はそのラインナップの中でも一番細い、『超極細』にカテゴライズされている0.28mmをもう10年ほど愛用している。インクが結構贅沢に出てくるのも、替え芯の消耗が早いという点ではコストがかかるが、軽く書けるのでむしろ都合がよい。

 極細かつ書き味軽めなこのペンは、朝から夕方までの裁判員裁判のメモにも耐えうる筆者の心強い相棒である。取り扱いが終了してしまうと仕事に差し障るため、ペン本体、替え芯ともに、相当数を自宅にストックしている(引き出し一段がこのペンと替え芯で埋まっている)。

 また、ユニボールシグノでメモした記録は、10年経っても色褪せがない。経年変化の有無まで考慮してこのペンを選んではいなかったのだが、古い傍聴メモを引っ張り出して確認している時に、そのことに気づき、嬉しくなってしまった。なんとデキるペンだろう。

様々なシーンで使う“極細ゲルインクペン”

左からパイロットの「フリクションボール スリム 0.38」赤、ピンク。無印良品の「中性ゲルインキ六角ボールペン 0.25mm」

 さて、傍聴メモには迷わず「ユニボールシグノ 超極細0.28」一択の筆者だが、たまに浮気もする。インタビュー取材や、記者会見メモ、また紙媒体のゲラ赤入れ……様々なシーンで色々なペンを試してみている。

 まずインタビューの場合。筆者はたいして字がうまくないため、インタビュー取材の際に自分のメモを見られることがかなり恥ずかしい。なので、覗き込まれた際の視認性を低くするため「黒ではないカラーの極細ゲルインクペン」もあれこれ試す。

 今のところパイロットの「フリクションボール スリム 0.38」の明るい色を使うことで落ち着いている。このフリクションシリーズは書いても消せるゲルインキペンであり、出版業界での使用率はダントツのように思える。ゲラの赤入れにはこの赤色が欠かせない。

 「ユニボールシグノ」で極細に慣れきった筆者は、もはや他のシーンでも極細を愛用する人間になっており、ゲラの赤入れ用にも、0.38mmを使っている。

 ほか、ダークホースとして無印良品の「中性ゲルインキ六角ボールペン 0.25mm」も、この細さに惹かれて使い始めて数年経った。やはり極細が軽くて書きやすいのである。ちょっとインクの出が物足りないが、スタメンになりうるのでは……と思っていた矢先、どうやら取り扱いを終了した様子である(大ショック)。

無印の極細

 「ユニボールシグノ 極細シリーズ」は、キャップを取り外して使うタイプのペンだが、最近、ノック式も登場している。

 「ユニボールシグノ RT1」こちらも0.28mmが揃っている。今愛用しているキャップ式は、クリップが折れることがたびたびあるのだが、芯の交換が手早くできるので、やはりまだ筆者はしばらくキャップ式を使うことだろう。

 ちなみに、どんなペンでも、それを受け止める「紙」がそこそこ重要になる。筆者はメモの紙にも若干のこだわりがあるが、そんな話をしていたら記事が終わらない。今日はこの辺で……。極細ゲルインキペンを愛する同志がいれば、ぜひ、愛用のペンを教えていただきたい。

(高橋ユキ)

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