いきなり!ステーキ「クレカ使えない」は本当か? 社長の決意とは

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1月中旬に「いきなり!ステーキ」の店頭に掲示された直筆の張り紙。顔写真は一瀬邦夫社長(撮影=編集部)

 昨年末、店頭に客の来店を乞う直筆の張り紙を掲示して物議を醸したステーキ専門チェーン「いきなり!ステーキ」。以降も代表取締役で創業社長・一瀬邦夫氏の動向は、なにかとネットで話題を呼んでいる。

 1月25日、とあるTwitterユーザーが<久しぶりに来たけど…いきなりステーキ、クレカの利用できるブランド徐々に減ってて笑えない>と投稿。ツイート主によれば、富山県の高岡上北島店を訪れたところJCB系列のクレジットカードや電子マネーのクイックペイが「ご使用不可」に表示変更されていたという。リプライ欄には、同社の経営を心配する声が相次いだ。

 ただ、いきなり!ステーキを展開する株式会社ペッパーフードサービスの広報担当者に問い合わせたところ、「高岡上北島店を含むフランチャイズ店舗は各クレジットカート会社と個別に契約をするシステムで、同店ではもともとJCBさんとの契約をしていないため取り扱いがありませんでした」という。

 直営店用の表示ステッカーを利用していたことによる誤解であり、一部ネットで噂されているような売り上げ悪化による影響は「全く関係ない」と否定したうえで、「全店舗の約7割を占める直営店では、現在も問題なくご利用いただけます」とのことだった。

いきステ「訳あり店舗」の経営者急募

 「いきなり!ステーキ」がこうも人々の関心を集めるようになったきっかけといえば、昨年12月の貼り紙騒動だろう。

 各店舗に突如貼り出された直筆の文章が書かれたポスター。同社代表取締役で創業社長・一瀬邦夫氏が<社長からのお願いでございます>と訴えかけ、<お客様のご来店が減少しております このままではお近くの店を閉めることになります><従業員一同は明るく元気に頑張っております>とアピールして客の来店を促すというものだった。

 しかしネットでは消費者から「ドン引き」「怪文書のよう」というリアクションが続出するなど、好感を持って受け止められたかは疑問符がつく。

 それでも反響の大きさは確かだった。一瀬社長は今月上旬にも新たな直筆メッセージを店頭に掲示。<この「いきなりステーキ」で一番人気はワイルドステーキですが 時々硬いとお叱りを受けておりました 御新規のお客様が硬いステーキを食べられた時 もう二度と来られないばかりか 悪い口こみが店を台無しにします><大いに反省しております>などと綴られていた。

 すると今度は「売り上げ低下を客のせいにしている」「責任転嫁では?」と批判が続出。ただ一瀬社長はあくまでも「悪い口こみにつなげてしまった店舗側の落ち度」を謝罪し、より美味しい肉と細やかな接客サービスを提供するのでどうか何度も食べに来てほしい、という気持ちからこうしたメッセージをお客に向けて投げかけ続けるのだろう。

 また、今月中旬頃には「いきなり経営者になるチャンス!」と謳ったポスターが店内に張り出され、これもSNSを中心に話題をさらった。ポスターの内容は「訳あり店舗」の経営者を求めるというもので、待遇欄には「開業資金300万円」「最低保証30万円」「想定収入 初動月収70~100万円」などと記載されていたが、どうにも迷走しているように見えてしまう。不採算店舗をどうするかは、それこそ経営側の手腕が問われるところのはずだ。社内ではもうどうすることもできないのだろうか。

一瀬社長「私は、決意しています」

 いきなり!ステーキを運営するペッパーフードサービスの社内報「馬上行動」は、ウェブ上でも公開されている。一瀬社長が社員に向けたお言葉や「自伝小説」を発表しており、読み応えのある内容だ。

 最新の「馬上行動」2020年1月22日号(Vol.273)で一瀬社長は、昨年に起こった一連の騒動を次のように振り返っている。

<私がお客様に訴えたお願いの文章がメディアの目に留まりテレビ局からの取材も増えたこととあいまって、SNSで炎上する程いろいろな誹謗中傷も受けました>
<多くの方の無責任極まる内容を多くのお客様がご覧になりますし、この会社の従業員もそれを見てどんな気持ちになるだろうかと思うといたたまれない気持ちになります>
<私は、決意しています。店頭に社長からお客様へダイレクトで伝わるメッセージを毎月定期で出していくことを決意しました。SNSも同時に発信します。あの文章が『上から目線だ!』とお叱りを受けましたので、『社長からではなく一瀬から』に変えました。お客様にとって私はお客様の社長ではありませんものね>

 2000字を超える社長コラムからは、一瀬社長が同社に傾ける熱く真摯な思いがひしひしと伝わってくる。だが一連の騒動のネガティブな側面は、社長一個人の思いを消費者へダイレクトで伝えようとしすぎたせいともいえる。

 いずれにせよ、店頭の張り紙は今後も更新予定だという。そして一瀬社長のTwitter(更新は2017年で止まっている)も再始動するのだろうか。

いきなり!ステーキ社長のお願いは従業員にも…「ご両親、兄弟、友人の来店を!」

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