宮迫博之のYouTubeはおそらく成功する テレビ業界のルールも世論も無用

【この記事のキーワード】
【完成】宮迫博之のYouTubeはおそらく成功する テレビ業界のルールも世論も無用の画像1

宮迫博之Twitterより

 雨上がり決死隊の宮迫博之(49)がYouTuber(ユーチューバー)として活動を開始するそうだ。YouTuberデビューを報じたのはスポニチアネックス。記事によると「宮迫はすでに1作目として、一連の騒動についてファンや関係者に対して謝罪をする動画を撮影済み」だそうで、今月中にYouTuberとして活動スタート。「吉本興業側にも報告済み」だという。

 宮迫は反社会的勢力である特殊詐欺グループから金銭を受け取っていた「闇営業」問題が原因で、2019年7月から芸能活動を休止中である。ロンドンブーツ1号2号の田村亮(48)と共に行った涙の記者会見はテレビ中継なしのネット配信だった。

 この知らせに、ネット上は非難ごうごうである。スポニチ記事のヤフー配信版には「まだまだ宮迫の復帰は早すぎる」「(田村)亮の復帰に焦りまくっているのがみえみえ」「なんでロンブーにかぶせるの? 嫌がらせ?」など、否定的なコメントばかり並んだ。

YouTubeに“世論”の反発は関係ない

 闇営業騒動が原因で、所属していた吉本興業は宮迫との契約を解除。だがその後の吉本社長会見では、再び受け入れることも示唆していた。結局、先輩芸人である明石家さんま(64)が自身の個人事務所で受け入れると表明し、2019年11月にはさんまの主催で「みんなで一緒にオフホワイトからブラックに、そして白紙に戻った男を囲む会」と銘打った激励会を開催してもいる。

 その後、1月10日より開幕しているさんまが主演する舞台「七転抜刀!戸塚宿」で復帰するのではという説も出たが、こちらは早い段階で世間に情報が洩れたために仕切り直しとなったようだ。宮迫の出演はない。

 宮迫がこれまでの関係性がモノを言うテレビ業界での活動再開に見切りをつけ、YouTubeでタレント活動をしていくとしても、特に不思議なことはないだろう。筆者は案外、初回の動画は相当な視聴回数を稼ぎ、その後もコンスタントに動画をUPし続ければ人気チャンネルになるのではないかと推測している。

 たしかに宮迫のYouTubeデビューを知らせる記事についたコメントのすべては「絶対見ない」と否定的なものがほとんどだ。だが、宮迫の言動に嫌悪感を抱き「見ない」とコメントする層と、実際にいまYouTubeで動画を楽しんでいる層は果たしてイコールだろうか。

 YouTubeを覗くと、驚くほどモラルの低い動画や安直な噂話をネタにした動画が今もどんどん配信され、しかも何十~何百万回と視聴されている。テレビのようなコンテンツが求められているわけでもない。宮迫がデビュー以来勝負してきた、漫才やコントで立つ舞台や、生き馬の目を抜くような熾烈な争いを繰り返して生き残りを果たさなければならないバラエティ番組とは、世界が違う。

 ゆえに宮迫がYouTubeで「ウケる」かはわからない。だがおそらく、そこに“世論”は関係ない。テレビ、とくに地上波での復帰には“世論”が反発するが、YouTubeにはそれがないということだ。

 同じ吉本芸人の梶原雄太は、“生活保護バッシング”で散々叩かれたが、今はYouTuber・カジサックとして盤石な人気を誇るまでになった。「毎月車を買えるぐらい」に儲かっていると本人も明かしている。逆に、テレビバラエティで人気のタレントでも、YouTubeでウケるかといえばそうでもないのだ。たとえばカジサックのチャンネル登録者数は165万人だが、テレビで見ない日はないほど活躍しているカンニング竹山のチャンネル登録者数は5.9万人だ。テレビの仕事で忙しいタレントはYouTube動画の更新頻度も高くはなく、YouTubeでのファンがつきづらい問題もある。 

 オリエンタルラジオの中田敦彦もまた、地上波テレビ番組の露出は減ったものの、YouTubeではテレビ視聴者層とは異なる多くの支持を得ている。教育系YouTubeチャンネルとして「中田敦彦のYouTube大学」を開設、チャンネル登録者数は現在非公開となっているようだが昨年には100万人を超えたと報じられていた。

 中田は歴史や政治経済や宗教問題など一般的に「難しい」と敬遠されがちなトピックに興味を持ってもらうことを目標に動画を更新し続けている。最近では「あまりにも誤った情報が多い」として有識者が警鐘を鳴らしたが、YouTubeで彼を支持する層にはやっぱり「そんなの関係ない」のかもしれない。批判を受けても中田は変わらず配信を続けており、17時間前(1月29日午後2時現在)にも落語について語った新たな動画をアップ。すでに視聴回数は5万回を超えている。

 さて宮迫は、人気ユーチューバーのヒカルから指導を受けるという。コラボ動画の配信もあるかもしれない。「ここでは何がウケるのか」「ユーザーは何を面白いと思うのか」を理解したうえで展開するのならば、良くも悪くも圧倒的知名度はあるのだから、カジサックや中田のように、YouTubeならではのファンを獲得する可能性はある。

あなたにオススメ

「宮迫博之のYouTubeはおそらく成功する テレビ業界のルールも世論も無用」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。