うちの子、太りすぎかな? と思ったときに確かめてほしいこと

文=森戸やすみ
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 グラフで以前の体重と比べ、お子さんが急に太ったかなと思ったとき、行事が続いたなどで一時的に体重が増えただけなら何もする必要がありません。いつもどおりの食事や運動量に戻ったら、問題にならなくなります。

 でも実は行事は関係なく、少し前から急カーブで体重が増えていたらどうしたらいいでしょう? 

 日本小児内分泌学会のホームページに子どもの肥満について、詳しく載っています。成長曲線だけでなく、肥満度も合わせて見てみましょう。1歳よりも小さい子を乳児と呼びますが、乳児期は、なにか病気の背景があって体重が大きすぎる場合を除き、様子観察しかしません。体重が大きいことと乳児期の健康状態、将来の健康状態に悪影響がないからです。

食事は減らすのでなくバランスを

 6歳以上を幼児と呼びますが、たとえば3歳の女の子が18kgあった場合、成長曲線だけ見ているともしかしたら太っていると思うかもしれません。日本小児内分泌学会のページにある幼児用肥満度判定曲線の女子用を見てみましょう。体重が18kgでも、身長が98cmだったら肥満度は15%未満です。幼児は肥満度が15%以上だと太りぎみ、20%以上はやや太りすぎ、30%以上は太りすぎです。なので、心配ないということですね。学童は肥満度20%以上が軽度肥満、30%以上が中等度肥満、50%以上が高度肥満です。

 幼児、特に小さい乳児は大人になってからも肥満になっている割合、つまり肥満を大人まで持ち越す割合は少ないので、あまり気にしすぎなくてもいいのです。対策としては、なにかばかり食べるということをやめ、バランスよく食べるようにしましょう。

 子どもが食べる量を減らすことはむずかしいので、食べる総量は同じでも野菜の割合を増やします。肉ばかりよりも魚を食べられるといいですね。糖分や油脂が多いお菓子は食後だけにして、おやつは果物やイモ類の方が食物繊維やビタミンが摂れます。そして体を動かす活動を増やします。子どもは体重を減らさなくても背が伸びていくので、体重の現状維持だけでも肥満は改善します。

 早く気づき対策をすることによって、肥満が定着せず将来の生活習慣病の予防になります。成長曲線を活用して、まずは本当に肥満なのかを確認し、身長に比べて体重がどんどん増えていたら小児科を受診しましょう。

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