M子さん:白米は敵! 白くない雑穀は神! という感じは確かにありますね。雑穀教祖の受け売りですが、田んぼがなくても育てられる雑穀は、ヴィーガンの救世主的な扱いなんですよ。でもそれをありがたがって食べていた時代を思い出すと、雑穀に限らず、食べ物が偏ると思考も偏るなあと。結局は、好きで食べてるのではなく、思考で食べてたんだと思います。あと、こだわった雑穀食はとにかく高い! 無肥料無農薬とか、無茶苦茶高くつくんですよ。
そのこだわり食材でエンゲル係数を跳ね上げたうえでの、とてもお高いセミナー料金。あるところからは取るべし! という商売は間違っていないけど、お前らの意識低い食生活は不幸の元じゃ~みたいな脅しは、下劣。
小食・菜食・ときどき断食。20代男性が自然派トンデモにどっぷりはまった結果
トンデモ沼にハマった体験を語っていただく「私がトンデモだった頃」シリーズ、第3弾。今回は当連載ではめずらしく、自然派沼にハマっていたという男性の体験談…
モノに物語を見出して、語ることは自由です。しかしそれを「女性に役立つ教え」として広めていると、謎物件ウォッチャーとしてツッコミを入れないわけにはいきません。特に今回の物件からは、現代の風習や文化をディスりつつ「私の思う昔の日本」を語る類の物件は、ヤバみあふれていることを改めて確認させていただきました。
今年はオリンピック対応でヴィーガン食に注目が集まっていますので、自然食界隈は「今こそが商機!」と盛り上がっているのではないでしょうか。でもみなさま。素敵な効果効能を謳うものほど、怪しさが比例することを、この体験談とともに頭に入れておいてくださいませ。