TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆

文=出雲義和
【この記事のキーワード】
TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆の画像1

台湾からやってきた万年筆TWSBI

TWISBI Eco
軸色:ブラック、ホワイト、ピンク、サンセットオレンジ、トランスブルー、ライムグリーンなど
本体価格:5,000円+税

 TWSBIはここ数年人気を集めている台湾の筆記具ブランドで、これまで欧米の万年筆メーカーのOEMとして手がけてきた実績を持ち、手頃な価格と書きやすさが万年筆マニアの間でも高い評価を得ています。

 万年筆と聞くと高級筆記具のイメージを持つ人もが多いなか、ドイツ製LAMYのサファリシリーズや、国産のPILOTのコクーンやKAKUNO、2018年に登場したプラチナ万年筆のプロシオンなど、数千円で購入する事ができるエントリーモデルもあり、近年若い人たちの間でもユーザーが増えています。
いまやTWSBIはこの一角に食い込む勢いのある新しいブランドです。

中のインクが見えるスケルトンボディのTWSBI Eco

TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆の画像2

文具業界でブームとなっている万年筆インク?

 話が少し逸れてしまいますが、いま文房具の業界では、万年筆インクのブームが巻き起こっています。

 従来の筆記に用いられてきた「ブラック」、「ブルー」、「レッド」、万年筆特有の「ブルーブラック」が主な定番インクのカラーラインナップでしたが、2007年にパイロットから「iroshizuku<色彩雫>」というインクシリーズ(2020年現在全20色)が発売になったのをきっかけに、いまでは1000種類を超える万年筆インクが流通するほどの人気を博しています。

 今や万年筆インクは書くためだけのツールでなく、色を愛でるための役割を担う存在になり、お気に入りのインクを使うために万年筆を購入する人まで現れたほどです。

 入れたインクがよく見える透明な本体(軸)の万年筆に注目が集まっている中、万年筆もカラーインクも楽しみたいユーザーにピッタリ、スケルトンボディーが魅力のTWSBI Ecoシリーズが登場しました。

TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆の画像3

TWSBIの人気の秘密

 さらにTWSBIに人気が集まる理由のひとつに、初心者に扱い易いステンレススチールのペン先(ニブ)を採用した事もあげられます。

 万年筆が高級筆記具として扱われるのは14金や18金と唱われる金を使ったペン先をつかっているため、純度が高くなれば必然的に価格も比例して高額になります、柔軟な金ペンの書き心地を醍醐味として捉えている万年筆愛好家も多く、ここは好みが分かれるところです。

 私たちは、鉛筆やシャープペンシル、ボールペンを中心にした筆記に慣れているので、ステンレススチールのペン先のカリカリした書き心地のペンの方が使いやすいと感じる人も多いのもまた事実です。

 さらにTWSBI Ecoはステンレススティールのペン先でありながら、じつは金ペンを思わせるしなやかさを合わせ持つ不思議な特徴を有していて、これから万年筆を楽しむ人たちにステンレススチールのペン先の延長線上にある14金以上の万年筆の入口として、これ以上は無い万年筆といえます。

本体吸入式のTWSBI

TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆の画像4

コンバーター不要の吸入式

 万年筆を使うためにはまずインクが必要です、セットするにはいくつかの方法があります。

 一般的にはインクカートリッジを用いるか、インクボトルから「コンバーター」という器具を使って吸入する方法です。ところが、TWSBI Ecoシリーズはそのどちらも必要のない本体吸入式を採用しています、本体(軸)がそのままインクタンクになる仕組みは、主に高級万年筆に採用されている方式です。

 TWSBIと一緒にお気に入りインクを購入すればコンバーターにお金をかけることなく、万年筆インクの世界をすぐに楽しむことができる点も見逃せません。

TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆の画像5

工具とオイルが標準セット

 TWSBIには、他のメーカーにはない付属品が用意されています。

 すぐに使うツールではありませんが、分解用の器具と潤滑油がパッケージに収められていて、万年筆を分解して洗浄する事が可能です。

 新しく別のインクに変えて筆記を楽しみたい場合、軸の中のインクはきれいに洗い流してしまいたいものですが、インクの種類や長く使っていくと通常の洗浄ではなかなか落ちにくくなります。そんな汚れを取りたい時には、とても便利な付属品です。

TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆の画像6

お好きなペン先が選べるTWSBI

 シャープペンシルに0.2mmや0.5mm、0.7mmなどがあるように万年筆にもアルファベットで表記された文字のサイズがあります。

 TWSBIには、FE(極細)F(細字)M(中字)B(太字)とつづき、ちょっと特殊なスタブと呼ばれるペン先のラインナップがあります。

 スタブの特長は、縦に書くと太字、横の書くと細字が筆記できるユニークなペン先で、2本目以降に欲しいというユーザーが近年増えています。

TWSBI万年筆の魅力は「才色兼備」いや「質実剛健」か?

TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆の画像7

TWSBIから目が離せない

 見た目の美しさ、書き心地、インク残量の視認性(普通の万年筆は中を開けないと見えません)、メンテナンスのし易さ、全身透明なスケルトンボディさらに低価格な万年筆での本体吸入式の採用など、まるでいいとこ取りの万年筆です。

 TWSBI ecoだけでなくスプリング吸引式を採用したTWSBI GOなど、ユニークな万年筆のラインナップは老舗のブランドにはない挑戦的な姿勢を感じます。

 台湾からやってきたTWSBI、これから目を離すことができない万年筆のブランドです。

「TWSBI(ツイスビー)。初心者にオススメの台湾生まれ万年筆」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。