Matt、田中みな実の「触ってもいい?」に「好きな人にしか触らせない」 男性の身体も大切だということ

文=中崎亜衣
【この記事のキーワード】
Matt、田中みな実の「触ってもいい?」に「好きな人にしか触らせない」 男性の身体も大切だということの画像1

MattのInstagramより

 11日深夜放送の『グータンヌーボ2』(関西テレビ)に出演したMattが、田中みな実に肌を触ってもいいかと聞かれ、「普段、好きな人にしか触らせない」と断る一幕があった。

 番組では、Matt、田中みな実、鈴木愛理の3人が、メイクや恋愛についてトークを展開。美容へのこだわりが強いことで知られるMattの肌の美しさに感動した田中みな実は「なんでニキビできないの?」「ねえねえ触ってもいい?」とMattに肌に触れてもいいか尋ねる。

 するとMattは、「肌ですか? 僕、普段、好きな人にしか顔を触らせない」と断った。ただ、最終的に「でも(特別に)いいですよ」と、田中みな実が自分の肌に触れることを許可したのだった。

男性の身体だから触っていいわけではない

 「触ってもいい?」と聞いた田中みな実に悪気や性的な関心はないかもしれない。陶器のような美肌のMattの顔に触れてみたいというだけのこと。テレビ番組としてありがちなシーンではある。しかし、もし二人の性別が逆であったら、触っていいかどうかを聞くこと自体「セクハラ」という批判が出ていたのではないだろうか。

 同じシチュエーションで男性が女性の身体に触れようとしたら「セクハラ」でも、女性が男性の身体に触れる場合もセクハラであるという認識は、まだ浸透しているとは言えない。

 また、バラエティ番組などで男性が女性に「結婚したほうがいい」などと言う場面は減ってきたが、男性が男性に「結婚すべき」と発言したり、女性タレントが男性タレントの肉体を「凄い!」と言いながら触るシーンは今も日常的に見られる。

 その“ノリ”にNOを突きつけられることもある。2017年8月に『めざましテレビ』(フジテレビ系)が映画『スパイダーマン:ホームカミング』の主演俳優トム・ホランドに独占インタビューを実施した際、トムの肉体美に注目した女性アナウンサーは「もしよろしければ少し触っても……(いいですか)」と要求。

 トムは困惑した表情を浮かべ、トムサイドのスタッフははっきり「NO」を示したのであった。

菅田将暉「女性から男性にならいいの?」

 俳優の菅田将暉も、女性からのセクハラを訴えたことがある。菅田将暉は、昨年1月に出演した『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で、外出中に女性ファンから抱きつかれたり、顔を触られることがあるとして、「おじさんが若い子に抱きついたら絶対にセクハラなのに、女性だとOKなの?」と疑問を呈した。

 これに対し北村晴男弁護士は、「基本的には犯罪行為にあたる」「本人が承諾している場合は問題ないが、<嫌だ>と言う気持ちがあり、相手もわかっていてやっている場合は暴行罪になる」「2年以下の懲役、30万円以下の罰金、拘留、科料」と答えた。

 また関ジャニ∞の大倉忠義は2018年11月、「Johnny’s web」内のブログにて、女性ファンからのストーカー行為について言及。鞄に物を入れられる、突然手を繋がれる、友人との食事中に隣のテーブルに出待ちをしている女性が座っていることなどについて、<これはストーカー行為ではないか><男女が逆ならいいのか?><身体的に力のある方が我慢しなきゃいけないのか?><もし男性が同じような行動をしていたら、ニュースになっているんじゃないのか>と、女性ファンによる男性アイドルへのストーカー行為が見過ごされている現状への怒りを綴った。

 男性へのセクハラは、女性からだけでなく、男性からもある。暴力的なからかいもしばしばテレビでは演出される。そこに「男性の身体は雑に扱ってもよい」という社会通念があるのではないか。

 ただ、冒頭に記した番組での田中とMattのやりとりが、Mattを「男だから雑に扱っていい」と無意識に起きたこととも言えない。Mattの美肌はむしろフェミニンなものとして扱われており、女性同士の戯れのような感覚があったように見える。

 ここから言えることは、異性も同性も関係なく、他者の意思と体を尊重することをもっと意識した方がいい、ということではないだろうか。

「Matt、田中みな実の「触ってもいい?」に「好きな人にしか触らせない」 男性の身体も大切だということ」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。