2月14日のバレンタインデイを「ふんどしを贈りあう日」とする日本ふんどし協会の活動が、NHKでとりあげられたようですね。しかも、番組を見ていた当連載の担当編集によると、西武百貨店が「通常の下着は締めつけが強く、生理不順などの原因になる」的なことを説明したとか。2016年にもこのてのおしゃふん(別名ふんパン)にはツッコミを入れさせていただいていますが、血流を妨げるほどサイズのあわないゴム入りパンツをはいている人が、どれだけいるんじゃい。
▽参照
「おしゃふん」が女性を健康に? ベストフンドシストに矢口真里まで担ぎ出したふんどし業界の詭弁マーケティング
このおしゃふん案件で、2018年の夏を思い出しました。妊活雑誌『赤ちゃんがほしい』(主婦の友社)、略して「赤ほし」が付録につけていた「子宮イキイキ夜ふんパンツ」なる珍品のことです。
インパクト大のデタラメ情報で女性を惑わす妊活雑誌、ノリは軽いが罪は重い
<妊活雑誌を買ったら、頭がくらくら。「妊活ベビ待ち茶」「子宮の冷えを和らげるパンティライナー」「日本人は卵巣と子宮がつぶれがち!」どうかしてる。>…
かあさん、僕のあのおしゃふん、どうしたんでせうね?
ええ、夏、赤ほしで
妊活沼へ落とされた あのおしゃふんですよ。
レーザー妊活でスーパーレディに!?
……最近は、自称霊能者たちの「アタイが卑弥呼」騒ぎに心を奪われ、すっかりあの沼を忘れかけていました。「巡りUPで子宮イキイキ! 夜ふんパンツ」。「夫婦でタイミング砲!」などのキラキラした元気を振りまいていた「赤ほし」は、今!?
2年ほど妊活雑誌を見ていなかったので、まずは『赤ちゃんが欲しい』2019年の夏号あたりから、拝読してみました。大特集1は「授かるSEX最新ウソ・ホント」。攻めてますな~。巻頭では、有名人である妊活女子が「ベビ待ち」である胸の内を語るインタビューです。そこにあのお騒がせブロガー、はあちゅう氏が!
最近ではニセ医学である血液クレンジングを宣伝して炎上したことで、インフルエンサー(自称)ばかりが叩かれる! とプンスカしているようですが、この当時といえば「妊活宣言のからの、実はすでに妊娠していたんじゃ疑惑」で巷を騒がせていた頃でしょうか。ちなみに同書は夏号と表記はあるものの、発売は2月15日。はあちゅう氏が妊活宣言をしたのは確か1月10日でしたから、その後ダッシュでインタビューしたのか? そしてその後、ご懐妊のニュースは翌月の3月。あ~ら、なんだか出来過ぎだわ。