「ペン磁ケシ」消しかす掃除を楽にした画期的な消しゴムに新ラインナップが登場!

文=他故壁氏
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 いま消しゴムというジャンルが熱いのをご存知ですか。

 社会人になると、鉛筆やシャープペンシルで学業に励んでいたころと異なり、手許に消しゴムを持つことが少なくなるかと思います。

 しかし、消しゴムは常に進化を遂げている文房具ジャンルのひとつです。各メーカーが工夫を凝らし、他社にない個性を持った消しゴムを続々と発売しています。

 個性、という意味で現在もっともホットな消しゴムが、クツワのペン磁ケシです。

消しかすの悩みを解消させた「磁ケシ」

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 最初の磁ケシは、2018年11月に発売されました。

 黒い消しゴム本体には微細な鉄粉が含まれています。消し心地は滑らかで、鉄粉が含まれているとはとても思えません。この消しかすを、スリーブ(紙巻きのケース)後部に仕込まれたネオジム磁石で吸い取るのが磁ケシ最大の特徴です。かすの収集をより簡単に、より楽しくするというコンセプトが受けて、ひとつ250円(税抜)という高価な製品であるにも関わらずヒット商品となりました。

 過去にも消しゴムに鉄粉を練り込んだ消しゴムは存在しましたが、それらは消字率が低く、実用性に乏しいものでした。また、磁石に吸い取ったカスを取り除くことが容易でなく、配慮に欠けたものがほとんどでした。

 磁ケシが21世紀の製品として優れているのは、スリーブに内蔵したネオジム磁石と鉄粉を含んだ消しかすが「直接触れない」設計になっていたことです。

 ネオジム磁石が入っている部分を覆うように、スリーブ後端にはもう1枚紙のカバーが装着されています。このカバーの上から、ネオジム磁石が消しかすを吸着します。そしてカバー上部のつまみを押し下げることにより、三角形の空間が消じ、磁力の影響のなくなった消しかすはカバーから離れていきます。

 つまり、ゴミ箱の上などでつまみを操作することで、かすに触れることなく簡単にそれを捨てることができるのです。もちろん、磁石側への付着はゼロです。

 この機構は単純でありながら実に効果的で、この後に磁ケシはこの可動部を活かしたデザインである動物柄やおじさん柄などのバリエーションを増やし、さらにファンに愛されるようになります。

ペン磁ケシなら小さいペンケースでもOK!

「ペン磁ケシ」消しかす掃除を楽にした画期的な消しゴムに新ラインナップが登場!の画像3ペン磁ケシ
色:ホワイト、ブルー、レッド
500円+税

 そしてこの度、待望のペン型であるペン磁ケシが発売されました。

 学生は比較的大きなペンケースを持つことが多いですし、消しゴムそのものの使用頻度も多いでしょうから、四角くて大きく持ちやすい立方体の消しゴムが重宝されると思います。ただ社会人になると、ペンケースをスリムにする傾向があります。ペンは整理され、ペンケースに数本という状態になったとき、スリムなペンケースには立方体のかさばる消しゴムは入る余地がありません。

 また、カフェや図書館などで勉強をされる社会人も増えていますが、そこではペンケースも立てて置けるタイプが机上の狭さの関係で好まれています。立てて置けるペンケースには、消しゴムを入れるスペースがないものもあります。

 その点、ペン型の消しゴムは他の筆記具と同様に立てて入れることが可能です。

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 ノックで繰り出される消しゴム本体の直径は5ミリしかありませんが、紙面全体を消すのではなく一文字や一行を消すのであれば、この太さで充分です。

 また磁ケシですから、黒い消しゴム本体にはやはり鉄粉が練り込まれています。消し心地は従来の磁ケシよりやや硬めで、消しかすが細かく出ます。ですが、ノック部後端に仕込まれたネオジム磁石により、指でつまめない粉のような消しかすも残らず吸着することができます。

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 消しかす分離部分も凝っています。ノックパーツにU字磁石を模ったリリースボタンがあるのですが、これを親指で引くことによってノックパーツ内部のネオジム磁石が本体内を移動し、ノック後端から離れます。磁力の弱まったかすは、ノック後端からきれいに分離します。

 カフェや図書館といった公共の空間は、特に消しゴムのかすに配慮がいる場所です。消字作業後、ティシューなどを敷いた上でリリースボタンを引き、かすを集めて捨てるようにしましょう。決してぱっと手で払ったりなどなさらぬように。

 ペン磁ケシ本体は500円、替え消しゴムは2本入りで150円(ともに税抜)。学生さんにも社会人にもお勧めできる、新時代の消しゴムです。

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