
「GettyImages」より
好きなミュージシャンをTwitterでフォローしている音楽ファンは多いと思うが、そういうファンはもれなく「このミュージシャンとこのミュージシャン、リプライ飛ばし合うぐらい仲いいんだ…!?」と驚いたことがあると思う。
かつてはライブの対バン企画やインタビュー対談などでミュージシャン同士の仲の良さを知っていたが、今はTwitterのリプライやInstagramの相互フォローなどでアーティストの人間関係を知ったりすることも多い。
もちろん、ミュージシャンの人間関係を知ったからといって別に何がどうなるわけでもないのだが、ミュージシャン同士の仲がいいと、そのファン同士もなんとなく「お隣さん」のような空気になって、仲良くなりやすかったりもする。
というわけで今回は、Twittterでよく呟いているミュージシャン5人をピックアップし、whotwiが提供しているTwitterのリプライ・リツイート数(直近600ツイート)を元に「どんなミュージシャンとよくやり取りしているのか」を調べてみたい。
ゴッチ(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
まずはTwitter系ミュージシャンの開祖ともいえる、ゴッチ(後藤正文/ASIAN KUNG-FU GENERATION)のSNS交友関係を見てみよう。
なお、今回は対象をミュージシャンと著名人のみに絞り、ニュース発信用のアカウントやファンアカウントなどは除外した。
ロックミュージシャンとして政治・社会問題の発信にも積極的なゴッチだが、やり取りしているアカウントも社会派のものが多く、調べながらゴッチらしさを感じ、なんだか感慨深かった。
ただし今回の趣旨とは外れるので、ミュージシャンに絞って最近やり取りが多いアカウントを出してみたのが以下である。
最も多かったのはアジカンのサポートメンバーも務めるthe chef cooks me。やはり活動をともにしているとSNSでのやり取りも多くなるものなのだな……と思いきや、同じくアジカンのメンバーである伊地知潔のアカウントはまったく上位にランクインしていなかったので、いちファンとしてはやや複雑な気持ちになってしまった。しかし、このあたりの絶妙な距離感もアジカンらしいと言えばらしい。
また2番目にやり取りが多かったのはSOFTTOUCHの佐野史紀。ゴッチが主催するレーベル 「only in dreams」からアルバム等をリリースしているバンドである。
また、3番目に多いDr.DOWNERの猪股ヨウスケも含めて、上位3名は全員「only in dreams」所属のミュージシャンとなっており、ゴッチが自身のレーベル所属のミュージシャンをリツイートなどで積極的にサポートしていることが窺える。
コムアイ(水曜日のカンパネラ)
続いて、水曜日のカンパネラからコムアイのアカウントを見てみよう。
最も多かったのは同じく水曜日のカンパネラのメンバーであるケンモチヒデフミ。日常的なやり取りをSNS上で行っていることも多く、やり取りを見たことのあるファンの方も多いだろう。
そして、2番目にはYAKUSHIMA TRESUREとしてユニットを組んでいるオオルタイチ。屋久島でフルレコーディングで作品を作るという試みからスタートしたユニットで、草木をテーマにしたライブセットなどでも話題になったプロジェクトである。
また、3番目にやり取りが多かったのはそれぞれ水曜日のカンパネラとコラボ楽曲をリリースしているyahyelとMoodoide。
コムアイの場合は4名すべてが「何かしら音楽活動を一緒に行っているミュージシャン」であり、SNSでも音楽活動でも姿勢が一貫しているのが印象的だ。
の子(神聖かまってちゃん)
では続いてネット系ミュージシャンの代名詞とも言える、の子(神聖かまってちゃん)を見てみよう。
の子の場合は非常にわかりやすく、全員が神聖かまってちゃんのメンバー・元メンバーとなっている。個別のやり取りもさながら、4人でのやり取りなども多いのでメンバー全員まとめてかなりやり取りが多いバンドである。
そのため、こうしてメンバーの親密さや距離感がネットで見えていた分、先日のちばぎん(ベース・コーラス)の脱退にショックを受けたファンの方も多かったのでないかと思う。ちばぎんの脱退後、SNSでのやり取りは減るのか増えるのかも、個人的には注目したい。
岡崎体育
続いては、ネット・テレビでも話題をかっさらうミュージシャン・岡崎体育を見てみよう。
もっともやり取りが多いのは盟友でもあるヤバいTシャツ屋さんのこやまたくや。
こやまの映像作家としての別名義である「寿司くん」のアカウントもやり取り上位に入っており、岡崎体育・ヤバTファンどちらも納得の結果ではないかと思う。
また次いでやり取りが多かったのは、岡崎体育の「ゲーム仲間」としてたびたび対談などにも登場しているビッケブランカと鈴鹿秋斗(夜の本気ダンス)。
岡崎体育の場合、他のアーティストに比べると、プライベートで仲がいいミュージシャンと積極的にSNSでやり取りしていることが多いようだ。
野田洋次郎(RADWIMPS)
最後はRADWIMPSの野田洋次郎。あまり投稿数が多いわけではないが、他のミュージシャンとやり取りしたり、写真をアップしたりすることが多いミュージシャンの一人でもある。
では、実際にやり取りが多いのはどのアカウントだろうか?
最も多かったのはアニメ映画『君の名は。』『天気の子』監督である新海誠。ここまでいろんなミュージシャンを調べてきたが、この組み合わせはかなり納得いくものではないかと思う。
また、2番目に多かったのはストレイテナーのナカヤマシンペイ。やや意外な印象があるが、ナカヤマシンペイは気さくに顔見知りのミュージシャンにSNSでリプライをしており、その結果と言えそうだ。
また、ナカヤマシンペイに次いでやり取りが多かったのは、アニメ映画『犬ヶ島』の主演声優で同作で野田洋次郎とも共演したコーユー・ランキン。他のミュージシャンに比べ、野田洋次郎の場合は音楽以外のジャンルのアカウントとのやり取りが多いと言えそうだ。
アーティストの交友関係を覗き見ることが出来るTwitter。音楽を知るきっかけは「聴く」だけではないと思うので、好きなアーティストとやり取りしている、といった気軽なところからも趣味を広げてもらえればいいなと思う。
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