元NGT48山口真帆「なんでも特定されて怖い」と訴え デジタルストーカーの恐怖

文=wezzy編集部
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山口真帆Instagramより

 元NGT48でタレントの山口真帆がインスタグラムのストーリー上で、SNSに投稿した画像から居場所を“特定”しようとする一部ファンの行いに「怖い」とこぼしている。

 山口真帆は20日、インスタグラムのストーリー上で、山口がアップした写真に映る私物のぬいぐるみを“特定”しようとしたファンのコメントに、<最近なんでも特定されて怖いぴえん>と言葉を返した。

<服とかコスメとかなら女の子が真似する為だから全然いいんだけど、場所とか食べ物の写真で何処に居るか行ったとか特定しようとするのは怖いから本当にやめてほしいしストーカーごっこみたいなことはトラウマすぎて本当にやめてほしい。SNSやりたくなくなる原因だからやめてぴえん>
<私が単に可愛いと思って載せたりする風景写真とか、有名な場所で「〇〇だ~!」とか言われるなら分かるけど、観光スポットとかなんでもない写真で「〇〇があって〇〇があったからもしかして〇〇? 特定できない」とかコメントやメッセージする人は何がしたいのか分からなすぎてぴえん>
<ただただ怖いでしかないから今度からブロックするね ぴえん>
※「ぴえん」(=泣き声の「ぴえーん」を省略化したスラング)

 山口はNGT48に在籍していた2018年12月、自宅マンションに押しかけてきたNGTファンの男性2人から顔を掴まれるなどの暴行を受け、翌年1月にSNSで被害を告発。この騒動がきっかけとなり、NGT48を卒業している。山口が述べた<ストーカーごっこみたいなことはトラウマすぎて>とは、この暴行事件のことだろうか。

 「ぴえん」を多用して冗談めいた書き方にしているものの、SNS投稿写真からの“特定”が<ただただ怖いでしかない>のは確かだろう。

 アイドルとファンとの「距離感」はどんどん近づいている。AKB48とその派生グループが「握手会システム」で大成功し、多くのアイドルグループがそのビジネスモデルを踏襲したためだ。さらに、アイドル自身がツイッターやインスタグラムなどで気軽に日常生活を発信し、ファンもリプライを送ってあわよくば会話が成立することも大きな理由だろう。

 もちろん、アイドルの行動範囲や私物を「特定」したからといって、暴力的な行動に出るファンは多数派ではない。しかし危険な例は確かにある。

「瞳に映った景色」から自宅マンションを特定、侵入

 2019年9月、地下アイドルとして活動する20代女性の自宅マンションに侵入し、わいせつ行為をはたらいたうえ軽傷を負わせた男が逮捕された。今月18日の初公判では、検察側が、男は女性がツイッターに投稿した駅ホーム上での自撮り画像を見て、その瞳に映った景色などから彼女の最寄り駅を割り出していたと説明している。

 男は駅で女性を待ち伏せし、後をつけて自宅マンションを特定。女性が自宅で動画を生配信中に部屋のチャイムを押していき、女性の反応から部屋番号までを特定したという。この事件では、資金力が弱い地下アイドルの脆弱なセキュリティやマネジメント体制についても指摘されている。

 20日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、この事件を「デジタルストーカー」として取り上げ、SNS投稿の危険性を指摘した。たとえば、ランニング中の路上の写真からはマンホールの模様で地域が割り出され、カギにつけたキーホルダーの写真からはカギを複製される可能性もあるという。また、「ゲリラ豪雨があった」や「近くの工事がうるさい」といった文字情報からも、おおよその位置は特定が可能だ。

 ネットリテラシーの専門家は、「一つひとつは強い意味を持たない情報でも、集めることで個人特定につながってしまう」と注意を呼びかけていた。

 2016年5月には、「小金井ストーカー殺人未遂事件」と名付けられた、とても痛ましい事件が起こった。音楽活動をしていた冨田真由さんが、東京都小金井市のライブハウス前でファンの男に首や胸など数十カ所を刺されて重傷を負ったのだ。

 犯人の岩埼(いわざき)友宏受刑者は、犯行前から冨田さんのツイッターに対して執拗にリプライを続け、冨田さんがブロックをするとその友人のツイッターにまで書き込みをするように。岩埼受刑者はブログにも冨田さんへの恨み言を書き連ねていたことから、冨田さんは警視庁に相談。事件当日のライブの予定も事前に伝えていた。

 昨年7月、冨田さんと母親は「警視庁が必要な警備を怠った」として、警視庁を管轄する東京都や元所属事務所、岩埼受刑者を相手取り損害賠償を求めて提訴している。陳述書で、冨田さんは「この裁判が、同様の事件を一つでも防ぐきっかけになると信じて、戦っていきたい」と述べた。

 SNSのプラットフォームも多種多様で、ツイッターやインスタグラムをはじめ、YouTubeやTikTok、SHOWROOMなどの動画配信アプリも充実し、誰もが手軽に発信できる時代になっている。

 アイドルにとって、SNSで自己を発信することは、新たな活躍の道を開き、知名度を得てファンを増やすことにもつながるだろう。だからこそ多くのアイドルが発信を続けているが、その身を危険にさらさないよう事務所側の適切な指導や管理、本人の危機意識を高めることが大切になる。

 そしてこれはアイドルに限らず、自分の姿をネットにアップする一般のユーザーすべてに通じる。ストーカーや悪意を持った誰かに「狙われる」危険があることは、知っておいてほしい。

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