勉強するときや、仕事をするとき、書いた内容をマーカーで色分けしたいけれど、「色分けをうまくできない」「たくさん色分けしているうちにわけがわからなくなってしまった」と悩んだことはないだろうか。そんなマーカーの使い方に困っていた人の救世主になってくれそうなペンがついに登場した。
マークタスの斬新なカラー組み合わせ
今回紹介するのは、2020年2月に新発売されたコクヨの「マークタス」。発売前からSNSでも反響を呼んでいた目下話題の2トーンカラーマーカーだ。
商品名:マークタス
値段:150円+税
色展開:カラータイプ→ピンク、ブルー、グリーン、パープル、イエロー
グレータイプ→ピンク/グレー、ブルー/グレー、グリーン/グレー、パープル/グレー、イエロー/グレー
1本の中に2本のカラーが入っているマークタス。注目すべきは、その絶妙なカラーの組み合わせだ。
マークタスは、同色系統の濃い色と淡い色がセットになったカラータイプ、カラーインクとグレーインクがセットになったグレータイプが揃っている。

「めだたせカラー+ひかえめカラー」のカラータイプと「めだたせカラー+めかくしグレー」のグレータイプ、それぞれ5種類が発売中。
インクはいずれもチカチカしにくい色合いのものを採用しているというマークタス。試しに「カラータイプ」で、シャーペン上から色付けをしてみたところ、優しいけれどしっかりとした色、しかも、色の上から書いた文字もくっきり読むことができた。

シャーペンで書いた文字の上からラインを重ねても、文字がくっきり。しかも見やすいカラー。
濃いカラーと淡いカラーの色の違いがはっきり出ているので、しっかりと色分けが可能。マーカーを何色使って色分けして、逆にわかりにくくなってしまった…という人は、こちらを使うことで、2色だけですっきりとわかりやすくすることができるはずだ。
「グレータイプ」は、グレーを使っているところがポイント。グレーの蛍光マーカーは、目立たせたくないところを隠せるということで近年注目を集めているが、マークタスの“めかくしカラー”のグレーも、todoリストやメモの文字を適宜目立たせないようにするすることができる。

グレーのマーカーでtodoリストの完了した部分を目につきにくいようにできる。
「目立たせない」色の使い方とは?
1本で2色使えるツインマーカーは、これまでにもあったが、振り返ってみると、いわゆる目立つ色を組み合わせたものが多かったように感じる。それに対して、マークタスは、目立つ色とともに「ひかえめにする」「目立たせない」カラーを組み合わせたコンセプトであるところに新しさを感じた。
マーキングとは、ノートを派手にするためではなく、あくまでもわかりやすくしたいからするもので、目立つ色ばかりを使うのではなく、目立つ色・目立たない色を使い分けたほうがよりわかりやすくなる。その点、2色だけですっきりと色分けができ、「目立たせない」ことに長けたカラーとして需要が高まっているグレーを目立つカラーと一緒に使えるマークタスは、マーキングする目的に対して、より合理的で使いやすいペンといっていいだろう。
1本で何色ものカラーが使えるマーカーは、持ち歩きにも便利。1本で2色、2本で計4色の色が使えるマークタスは、複数のカラーでマーキングをしたいけれど、ペンケースをマーカーでかさばらせたくない…という人の悩みも解消してくれるアイテム。手軽に持ち歩いてわかりやすくマーキングができるペンとして、今後、マーキングペンの新定番になっていくことが期待できそうだ。