「LAMYサファリ」初めての万年筆に最適。カラーバリエーションも豊富な定番商品

文=出雲義和
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本体価格:4000円+税
ペン先:EF/F/M/B
色展開:ホワイト、ブラック、シャイニーブラック、スケルトン、レッド、ブルー、イエロー(2019年現在)

はじめての万年筆はどれがいい?

 条件がなければKing of 万年筆と呼ばれるモンブラン社のマイスターシュテック149をオススメしたい。

 太くて握りやすい軸は長時間の筆記でも疲れにくく、ペン全体から放たれるオーラは貴賓と大人の風格を備えた万年筆といえます。

 ただし10万円を越える価格と、職場での会議や大学の講義またカフェで使う際にははいささか物々しいと感じる人もある。

 はじめて万年筆を買いたい人がまず最初に口にする条件の筆頭は「金額」、お金に糸目をつけないでのいいのであれば、車はトヨタのカローラではなくフェラリーやBMWを選ぶだろうし、万年筆だってきっと専門店へ行って「1番高ヤツ下さい」これですむ。

 そうではなく、日々の生活のなかでちょっと興味を持った、ちょっと使ってみたい、などの「ちょっと」の体験を求める人が大勢を占める中で「10万円の万年筆がいいですよ」なんていったら「もういいです」で終わってしまうのがおちで、この記事もここまでです。

 それでは身も蓋もないので現実的な条件を踏まえて、万年筆の世界に触れて見たいという若い世代にピッタリな万年筆を紹介してみよう。

 実はここ数年、「はじめての人におススメの万年筆」というタイトルで4~6本くらいの記事が書けるほどの勢いで、初心者でも十分に楽しめる万年筆がたてつづけに発売されている。

 そこで今回のポイントは、そんな新製品の中からではなく1980年に誕生して以来、長く万年筆ファンから支持されているドイツのLAMY社から発売されているSafari(サファリ)の魅力をお伝えします。

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はじめての筆記具としてのLAMY。

 日本では、子供たちが言葉を覚えて本格的に文章を書き始めるのは小学校に入ってから、筆記具は鉛筆が中心で、他の選択肢は思いうかびませんが、ドイツでは小学校から万年筆を使って授業を受け、その約7割がLAMY社の万年筆を使っているというデータがあります。

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握りやすいポジション。

 LAMY Safariがはじめての万年筆としてオススメできる理由は、なんの説明もなく手渡されても自然に正しい握り方へリードしてくれる形状にあります。

 誰かに教わることなく利き手の人差し指と親指が筆記時のベストポジションをキープするデザインは機能との見事な融合です。

 このデザインを担当したのはドイツ生まれのデザイナー、ウルフギャング・ファビアン氏。

 サファリの他にアルスターやロゴなど数えればLAMYでは最多の9種類の筆記具を手掛ける職人として知られています。

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扱い易さはペン先にもあり。

 LAMY社独自の技術で製造されたペン先(ニブ)を採用しSafariは鉄ペンながら滑らかな書き心地に加えて適度な硬さとしなり具合が、高級筆記具としての万年筆をあまり意識せずに筆記に集中できます。

 ボールペンやシャープペンシルでの筆記に慣れたひとたちには、金ペンよりも鉄ペンの方が扱い易いと感じています。

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インク残量が見える。

 従来の万年筆では胴軸(万年筆では主にインクが収納されている部分の外側)を外さないとインクの残量はわかりませんが、本体横にあるインク窓から残量を確認できるLAMYSafariは機能だけでなく優れたデザインであること事を証明しています。

 インクの供給は、手軽なカートリッジとインクボトルから吸入できるコンバーターの両方が使用できます。

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2019年にははじめてパステルカラーが登場。

 LAMY SafariがLAMY社で1番の人気商品とされるのは、手頃な価格に秀逸なデザインと豊富なカラーバリエーションの他に毎年発売される限定版のSafariにもその魅力があります。

 概ね年に1本(色)程度発売されるのですが、発売サイクルにルールはなく予測できないタイミングで発売されるので、昨年はこの季節に出たからもうそろそろかな?は通用しません。

 2019年にははじめてのパステルカラー3種類が同時に発売になり3色同時に買い求めるファンが後を絶たなかったようです。

 コレクター心を巧みにくすぐるのも人気のひとつと言えます。

LAMYサファリの先に広がる奥深い万年筆の世界

 はじめて万年筆ユーザーにとってLAMY Safariはベストチョイスと呼ぶにふさわしく、誰もが一度は経験する、まるで思春期のような万年筆です。

 万年筆を趣味としてここで満足するか? あるいはこじらせてさらに奥へと歩みを進めるかの分岐点になる1本といってもいいかもしれません。

 LAMYには長い歴史と未来を見据えた物作りのスピリッツがあります、願わくばSafariの先にあるLAMY2000という万年筆まで、ぜひたどり着いて欲しいと思います。

 LAMY2000って? この万年筆の魅力についてはまた別の機会に。

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