新型コロナ騒動をビジネスチャンスに…スピ教祖らのあからさますぎる便乗商売

文=山田ノジル
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 経血コントロールや「昔の女性はできていた」については、過去にさんざんツッコんでいるので省略させていただきますが(もちろん、できる人も存在はしますが「心がけやトレーニングで誰でもできる!」わけではないでしょう)、あまりに耳タコすぎるので、そろそろ布ナプと経血コントロール界は、新しい切り口と価値観をご提案くださいませ~。

▼参照記事
婦人科系トンデモの代表格「経血コントロール信仰」は、アレと似ている!?

 ちなみに夏目氏の言う「ちつ力(りょく)」とは、「誰もが持っている豊かな女性性が湧き出すパワーの源泉のこと」だそうです。この力が目覚めると、自己肯定感、恋愛コミュ力、セクシャルな快感能力、見た目の魅力が高まり「アゲアゲな人生気流」(原文ママ)にのっていくそうでーす。女の生殖器に、過剰なお役目を課すのもほどほどに……。

 トイレットペーパー不足についても「鍛えた骨盤底筋で排尿後はきゅっとしめ、バスルームに直行してシャワーで流してタオルで拭けば?」という提案をしている経血コントロール布教者も発見。はて、トイレットペーパーは、尿を拭くためだけに存在しているんですかね?

感染拡大に便乗して、呪いも拡大

 布ナプを売っている子宮系女子たちはどうでしょう。元子宮委員長こと八木さや氏は「月経血コントロールができない女は女として終わってるゲーム」「チ ツって、潜在能力の頂点なの」と熱く語り、受講料300万円のオリジナル自己啓発認定講座を開いている藤本さき子氏は「コロナ君全世界ツアーから、こんなことを思い、プティラドゥ*からプレゼント」と価格を下げた布ナプセットを限定販売。*藤本氏が「女性開花」を謳うグッズを販売するネットショップ

 ギラギラ柄の布ナプキンで宇宙と魂がつながると感じるのはご自由なのですが「使い捨てナプキンを使っていると、生理が気持ち悪い、ゴミ、面倒と潜在意識に植えつけられ、それが具現化して不妊や子宮の病気になる~」と呪いを放つのは罪ですよ、藤本さん。そこに今回のコロナ騒ぎまで上乗せすれば、罪深さがさならる暗い深淵へ……。

 ほかのジャンルでも「来る。きっと来る……!」と待ち構えていたお約束フレーズが、期待を裏切らずにぞろぞろと踊り出てきました。自然派系は「日々の食事で免疫を高めてコロナに負けない体づくり(訳→添加物、砂糖、農薬、グルテン、乳製品ダメ教)」「体温を上げて免疫力アップ!」の一辺倒。何かの呪文なのかもしれません。

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