「女友達に無理やりキス」でラブリが事情聴取 性暴力に性別は関係ない

文=wezzy編集部
【この記事のキーワード】
【完成】「女友達に無理やりキス」でラブリが事情聴取 性暴力に性別は関係ないの画像1

ラブリInstagramより

 タレントのラブリが、泥酔して女友達にキスなどをしたことで警察沙汰のトラブルになっていたという。11日、小学館のウェブニュースサイト「NEWSポストセブン」が伝えた。

 記事に証言した友人の話によれば、ラブリは昨夏、親しい男女の友人数人で地方に1泊旅行をした際、酒に酔って女友達A子さんの部屋で体にしなだれかかり、キスやボディタッチに及んでいたという。

 A子さんはショックを受け、思い悩んだ末、地元の警察に<ラブリに無理やり関係を迫られたと訴えたそう>で、今年に入って警察から連絡を受けたラブリは、新婚の夫と共に事情聴取を受けたそうだ。ラブリは、気心の知れた友人のA子さんが自分の行為になぜそこまで怒ってしまったのかとショックを受けつつ、反省しているという。

 記事では、ラブリの人となりについて<もともとオープンマインドで、スキンシップも多いあっけらかんとしたタイプ>と説明。A子さんへの行為も<ちょっかいを出したつもりだったんでしょう>とあった。

 たしかにラブリは2015年開催の「関西コレクション」で一緒にランウェイを歩いたタレント・ダレノガレ明美の頬にキスをするしぐさを披露し、会場を盛り上げていたこともあった。2018年にも、自身のインスタグラムに、モデルで女優の飯豊まりえの誕生日を祝って頬にキスをする動画をアップしている。

 ラブリにとって、親しい女友達へのキスは愛情表現やスキンシップのひとつなのだろうか。だが公の場で「頬にキスをする」ことと、プライベートで泥酔し「キスやボディタッチ」を繰り返し「関係を迫る」ことは全く別といえる。これは、「女性が女性に」でも「男性が男性に」でも同じことだ。

目の前の相手を尊重せず体に触るべきじゃない

 「セクハラは男性が女性にするもの」という認識は根強いが、それは誤りだ。女性が男性にセクハラ行為を働くこともあれば、同性間でも起こり得ることである。相手の意思を無視した性行為、性的言動に、性差はない。

 女性から男性のセクハラもある。タレントの菅田将暉は、昨年1月放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した際、プライベートで街を歩いていたところ、ファンと見られる中年の女性に発見され、「菅田くんやぁー」「お肌すべすべ」と、抱き着かれたり、顔を触られたりしたことを打ち明けた。菅田は快く思わなかったようで、「おじさんが若い子に抱き着いたらセクハラなのに、女性はOKなのか」と疑問に感じたという。

 菅田の疑問に対して回答した北村晴男弁護士は、「基本的には犯罪行為にあたる」「本人が承諾している場合は問題ないが、『嫌だ』という気持ちがあり、相手もわかっていてやっている場合は暴行罪になる」とコメントしていた。

 性別や年齢、立場のパワーバランスによらず、相手の同意なく体に触ること、性的な発言や要求をしたりすることは「ハラスメントになる」という共通認識が必要だろう。

 他方で、人間対人間のことである以上、一律に「これはセクハラ/あれはセクハラではない」と線引きをすることはできかねる。だからこそ、一部では「セクハラ問題が叫ばれてばかりで、世の中が窮屈になっていく」という、混乱した後ろ向きの意見も大きいが、そんなに難しいことではないはずだ。

 ほんとうにハラスメントを予防するのは、目の前の相手を大切に思い、その意志や体を尊重するという、他者とのコミュニケーションにおいてとてもシンプルかつ簡単なことなのではないだろうか。

 性的か否かに関わらず、そもそも「人の体に触る」ことについて、これまでは社会的に軽視されすぎてきた。

 今年2月放送の『グータンヌーボ2』(関西テレビ)では、ゲスト出演したタレント・Mattが、田中みな実ら出演者とメイクのこだわりや美容についてのトークを展開するなかで、田中がMattの顔に触ろうとした場面があった。

 Mattの陶器のように美しい肌に感動した田中は「ねえねえ触ってもいい?」と申し出たのだが、Mattは「肌ですか? 僕、普段、好きな人にしか顔を触らせない」と言い、断っていた。

 田中に悪気や性的な関心はなかったのだろうし、それまでのトークはあくまで美容ネタだったため、田中が取ろうとした「Mattのキレイな肌の感触を確かめる」というアクションは、一見すると不自然ではない。それだけに、Mattの毅然とした態度は、他人の体に触れることがどれほど重要な意味を持つ行為であるかを、ハッと再認識させてくれるものだった。

あなたにオススメ

「「女友達に無理やりキス」でラブリが事情聴取 性暴力に性別は関係ない」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。