普段使いする文具は、もちろん使い勝手が優秀なアイテムを使いたい。ただ、それとあわせて、文具は見た目も大事。かわいいものやおしゃれなものは使うのがより楽しくなるし、持っているだけで、そして、そばに置いているだけでもうれしくなるときがある。
今回紹介する「EMOTT(エモット)」(三菱鉛筆)は、まさに使うのが楽しくなりそうな、そして、持っているだけでちょっとテンションが上がりそうな洗練されたデザインの水性サインペン。先だって、「文具屋さん大賞2020」大賞にも輝き、ますます注目度が高まっている。
EMOTT(エモット)
本体価格:200円+消費税 5色セット:1000円+消費税 10色セット:2000円+消費税 40色セット:8000円+消費税
全40色あるEMOTTは、色の個性によって、下記の8つのグループ(各5色)に分けられている。
・ビビッドカラー
・パッションカラー
・ビンテージカラー
・アイランドカラー
・キャンディポップカラー
・ネイチャーカラー
・フローラルカラー
・レトロカラー
8つのグループの中から、筆者が使用してみたのは、「キャンディポップカラー」。その名の通り、キャンディのようなポップでかわいらしいカラーのラインナップになっている。
裏写りせずに細く書き続けられて、手帳にぴったり!

ライトピンク、ライトブルー、エメラルドグリーン、コーラルピンク、ライトバイオレットの5色
実際に書いてみたところ、上品な色だが発色はしっかりしている。そして、書いているときに「もしや?」と思って、書き終わったあとに紙をひっくりかえしてみたところ、裏写りはほとんどしていないと見られた。

書いた紙を裏返してみたところ。インクの裏写りはほとんどなし!
EMOTTは、にじまず、裏写りしにくい耐水性の高い水性顔料インクを採用しているとのこと。サインペンはものによっては、インクが裏写りしてしまうときがあり、手帳などは、前のページに書いたインクが裏写りしてしまうと、スケジュールが見づらくなり本当に困ってしまう場合もあるのだが、EMOTTはその心配をあまりせずに安心して手帳に使うことができそうだ。
さらに、EMOTTは、ペン芯をアウターで守る構造になっていて、ペン先がつぶれにくく、また描線幅が変わらず、細い線でずっと書き続けることができる。この点でも、細かくたくさん予定やタスクを書くこともある手帳にはまさにぴったりなサインペンといえるだろう。

手帳の小さなマンスリーにも書きやすい細字のEMOTT。色分けなどをしてカラフルに手帳を楽しめる
どこにおいてもなじむ、スタイリッシュなデザインも魅力
EMOTTを初めて見たときに、何よりも印象的だったのは、すっきりとしてシンプルかつおしゃれなデザイン。ホワイトを基調にしたスリムなボディにインクの色を示すカラーの部分が非常に映える作りになっている。

デスクに置いたときに転がりにくく、にぎりやすいラウンド型ボディもおしゃれ。
EMOTTは専用のケースがあり、5色のシリーズのケースは自立するタイプで、ペンを入れた状態でデスクなどに立てて置いておくことができる。

ペンを入れたケースをデスクに置くだけで、ちょっとおしゃれな雰囲気に。
シンプルなデザインだけに、職場、学校、家など、どんなシチュエーションでもさりげなくなじむはず。そして、置くだけで机やその周りを、スタイリッシュに演出してくれる。
「自分の感覚や感性に従って表現する」というコンセプトで作られ、感情、情緒などの意味をもつ「Emotion」に由来してその名をつけられたというEMOTTは、優れたデザイン性と使いやすさで持つ人の感性にカラフルなワクワク感をもたらしてくれるサインペン。気になった人は、ぜひ自分の心を刺激してくれる気になるカラーやカラーのグループを手にとって使ってみてはいかがだろうか。