「子宮を温めて新型コロナ予防」で大炎上の医師が「エセ医学」といわれるワケ

文=山田ノジル
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「子宮を大切にすれば魂の欲求がわかり、健康もお金も愛も全てが手に入る!」ーーそういった思想を広めながら「子宮軸」で活動する女性たちのことを「子宮系女子」と呼び観察してきましたが、今回のコロナ騒ぎでは別の「子宮騒ぎ」が発生しました。新型コロナウイルスと子宮。この出来事は、すでにハフポスト東スポが報じていますが、「子宮を温めることで新型コロナウイルス感染症の予防になる」という情報が引き起こした騒動です。

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「子宮を温めて新型コロナ予防」で大炎上の医師が「エセ医学」といわれるワケの画像2 ウェジー 2020.03.10

 あらためて経緯を説明しますと、騒動の発端は「銀座あゆみクリニック」の院長である産婦人科・美容外科医の増田あゆみ氏(以下、あゆみ先生)がYouTubeにアップした動画。YouTubeチャンネル「子宮美容あゆみ先生」では、「#コロナウィルス対策」というタグをつけ、動画で「子宮温熱療法」なるホームケア法が紹介されました(※3月18日現在は、タグは消されている)。

弁明の姿勢は見せたけど

 動画では、コロナウイルスについても言及しながら、こう説明しています。

女性は子宮を温めると血流がよくなり、女性ホルモンが全身に有効に流れる
即効性があり、免疫力を確実にアップさせる方法!」

 これを、産婦人科医の宋美玄氏は「エセ医学」、同じく産婦人科医の高橋怜奈氏は「地雷案件」と批判し、拡散。

 これが前出の記事になったわけですが、それを受けてさらに弁明動画をアップしたあゆみ先生。「自分ばかりが悪者にされた!」とYouTubeで怒りを叫んでいるではありませんか(3月18日原稿作成時時点)。動画の頭では、目に涙をためながら「自分が話したことの一部が不安を煽ったり、誤解を招いたりしたことは申し訳なく思っている」と謝罪的な姿勢を見せています。

 ところがそのあとが、すごい。動画での発言は決して金儲けやコロナに乗じた宣伝ではない~からの、高橋玲奈医師に向かって「私と患者の何を知っているのか」「絶対に許さない」と恨み節。ハフポストへは記者のメールを晒しつつ「取材のときに言っていたことと、記事の内容が全然違う」「説明したのに載せてもらえなかった」「取材しに来た事実があれば何を書いてもいいのか」「メディアは客観的な事実を持って、記事を書くべき!」だそうです。

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