「100日後に死ぬワニ」の炎上は必然!またも不気味なTwitter

文=ヒポポ照子
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「Getty Images」より

 きくちゆうきさんがTwitterで連載したマンガ「100日後に死ぬワニ」が最終回を迎えた直後から大炎上している。完結するや否や、書籍化や「いきものがかり」とのコラボムービー、映画化、グッズ販売、ポップアップストアまでオープンするなど、怒涛のメディアミックスが発表されたためだ。これが「感動コンテンツだと思っていたのに、金儲けのために仕組まれた茶番だったのか」と猛批判を受けている。

 「100日後に死ぬワニ」は昨年12月にスタートし、きくちさんは1日1話ずつ毎日更新してきた。Twitterに投稿されるマンガとして、誰もが無料でコンテンツを楽しんだ。ただ、きくちさんが作家個人として頑張っていると思っていたからこそ楽しめたのであって、大規模メディアミックスが最初から周到に仕組まれていたのなら話が違ってくる、という人も多いのだろう。

 主人公のワニくんが死んだ直後ではなく、一週間ほど間を空けてから映画化やグッズ販売など順次発表していけばここまで反感を買わなかった、という見方もあるが、いつであってもおそらく炎上は避けられなかったのではないか。

 「100日後に死ぬワニ」は終盤になり急速に話題のコンテンツとしてテレビなどでも取り上げられるようになり、Twitterの「いいね」数も急上昇。まるでドラマ最終回の放送日のように、最終回の更新時間を待つ人は少なくなかったのかもしれない。しかし一方で、ワニについて不気味なツイートをするアカウントも多数観測されている。

<いつ死ぬかわからないから1日1日大切にしないと思って行動してます(絵文字)100日後に死ぬワニ最後どうなるんだろう!? 気になる(絵文字)>

 一言一句、絵文字も改行もすべて同一の上記ツイートを、多数のアカウントが同日に投稿しているのだ。アカウント名はどれも「~~@旅するノマド女子」「~~@副業女子」「~~@フリーランス」という名称で、女性ユーザーに見せかけている。いずれも実体のないニセモノのアカウントで間違いない。

 こうした不気味極まりないニセモノのアカウントによる同一投稿でトレンドを左右しようという動きは、Twitterそのものへの信用を失墜させる。先月もTwitterでは<よく考えたらコロナウイルスかかってる人あんまりいないよね笑>という同一投稿を、“女性ユーザー”がしていた。Twitterに“女性ユーザー”に見せかけた実体のないアカウントが大量にあることは間違いない。

 「100日後に死ぬワニ」に関しては、創作物でマネタイズすることは何ら問題ではないし、無料コンテンツの先にはお金が動く何らかの仕組みがあって(たとえばネットワーク広告など)しかるべきだ。そうでなければ、コンテンツを制作する側は飢え死にする。webメディアも同様だ。とはいえ、あまりに露骨なやり方は嫌悪感を抱かれても仕方がない。

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