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嵐の新国立コンサートも延期やむなしか…イベント業界への補償必須

文=wezzy編集部
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嵐「君のうた(初回限定盤)」(ジェイ・ストーム)

 5月15日・16日に新国立競技場で行われる嵐のコンサート「アラフェス 2020 at 国立競技場」が果たして予定通り開催されるのか、雲行きが怪しくなってきた。

 「アラフェス」はファンからリクエストを募った人気の楽曲を中心にセットリストをつくるコンサートで、今回は7年ぶりの開催となる。ご存知の通り、嵐は2020年をもって活動休止となる。その前にファンとの絆を改めて確認し合う「アラフェス」は重要なコンサートだ。

 しかし、すでに東京オリンピック・パラリンピックの延期は正式に決定。新型コロナウイルス感染症をめぐる世界各国の状況は刻一刻と悪くなっている。日本も例外とは言えず、特に東京は感染者が増え続け、爆発的患者急増(オーバーシュート)を警戒しなければならない。

 小池百合子東京都知事は3月23日に開いた会見で、都市封鎖(ロックダウン)などの措置を取らざるを得なくなる可能性を示唆。4月12日まではイベントを自粛するよう呼びかけた。

5月のイベントも続々と中止に

 コロナの影響がどこまで続くのかまったく分からない状況で、来月以降に行われるイベントも続々と中止になり始めている。

 松竹は4月と5月の歌舞伎巡業公演を中止。4月18日、19日に幕張メッセで行われる「ニコニコ超会議2020」も中止。5月3日〜5日にかけて開かれる「ひろしまフラワーフェスティバル」も中止。同期間に開かれる浜松市の「浜松まつり」も中止となった。

 こうした状況下で、嵐の新国立競技場コンサートだけは特別に強行……とは考えづらい。

 ジャニーズ事務所はNEWS、関ジャニ∞、Sexy Zone、ジャニーズWEST、Snow Man、SixTONES、などのコンサートを中止にしたうえ、主催の舞台公演も多く中止にしてきた。これらの決断により、会場のキャンセル料やチケットの払い戻しなどの損を被っている。

 しかし新国立競技場の収容人数は最大8万人。この公演を中止することによって出る損失を考えれば、「嵐も中止」と簡単に言えないことは確かだ。ただ8万人規模の大イベントであるからこそ、強行も危険となる。

 3月23日には、さいたまスーパーアリーナでK-1のイベントが開かれ批判を浴びたが、一方でイベントを主催する側にも生活というものがある。数カ月にわたるイベントの自粛により、イベント会社や、そういった現場で働く自営業者は経済的に限界だ。

 「自粛要請」というかたちでイベント中止の損失をすべてイベント会社に負わせ、補償策を提示しない日本政府は、一体この業界の苦境をどう捉えているのか。

 すでに海外では補償策が打ち出されている。たとえばイギリス政府は、レストラン、パブ、映画館、劇場などの閉鎖を求めているが、その影響で働くことができなかった人に対し、賃金の80%(月に2500ポンド、日本円で約32万円を上限とする)を肩代わりする。

 日本でも当然、そうした動きを取ってしかるべきだろう。3月24日に政府は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済対策の策定に向け、イベント業界などからヒアリングを行った。そこではイベントの自粛要請によって生じた損失を補償してほしいとの声が、イベント会社などから出たという。

 時間の猶予はない。一刻も早い決断が求められている。

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