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あるある! メルカリ疲れ
メルカリに疲れたという話を、たまに聞きます。
思うように売れない時や面倒な取引相手と遭遇した時、悪い評価をされてしまった時、「もうメルカリを辞めてしまおうか……」と思う気持ちもわかります。
メルカリでクレームに繋がりやすい出品注意のアイテムとは?
「神経質な方は、ご遠慮ください」とは、ヤフオク時代からあった言葉です。 出品者が「クレームを避けたい」という想いから生まれた言葉なのでしょうが、メ…
それでも、プラスマイナスでいえば完全にプラス。やっていてよかったという気持ちが勝つのは、なぜでしょうか。私がメルカリに感じる“メリット”をいくつか紹介します。
わたしがメルカリを続ける理由1:部屋の中がスッキリする
メルカリを始めてからこれまで、およそ千個の商品を出品、取引してきました。
つまり、およそ千個の“自分にとって不要なもの”が家の中にあったということです。なんと恐ろしい……。
ゲーム感覚でメルカリへの出品を続けた結果、家の中には“必要なもの”だけが残りました。
わたしがメルカリを続ける理由2:ものを買うのに慎重になる
“必要なもの”だけになった家に、新たなものを迎え入れる時は当然慎重になります。
あると便利なものは、なくても大丈夫なもの。かわいいからという理由では買わない、必要だから買う。消耗品ひとつとっても、買う前によく考えるようになりました。
また、金銭感覚にも変化がありました。
メルカリでアレを売った時に、100円しか儲からなかった。わりと高かった子ども服が、300円まで値下げしてやっと売れた。そんな経験を積み重ねていくうちに、100円の重みを感じるようになりました。
結果、100円ショップで「100円だからいっか!」と余計なものを買うことがなくなりました。
『片づけたら1年で100万円貯まった! 』(リベラル社)という本がありますが、要らないものを売ってお金を貯めるという内容ではありません。片付くと家にあるものの量が把握できるから、ムダ買いしなくなるということなのです。
わたしがメルカリを続ける理由3:試してダメなら売ればいい
メルカリがあることで逆に、“必要なもの”を気軽に買うことができるようになりました。
例えば、試してみたいけれど実際に触ってみないと使い勝手がわからない、家電など……。買って使ってみて、よくなかったらメルカリで売ればいいんです。
気になった商品を買う前に、メルカリで相場を調べることもあります。
もちろん多少の出費にはなりますが、ダメならメルカリで売ればいい。メルカリの存在が、わたしに“買う勇気”を与えてくれます。
わたしがメルカリを続ける理由4:オススメ! メルカリ読書法
気になる本を買ったはいいけれど後回しにして結局読まない、そんな方にオススメしたいのがメルカリ読書法です。
本を買ったら、即出品。売れて発送する前に読み切るのがメルカリ読書法。売上金を使って新しい本を買うこともできます。
特に新刊の本は、図書館でもなかなか借りられません。メルカリで買ってメルカリで売れば、売上金額が購入金額を上回る時もあるくらいです。
わたしがメルカリを続ける理由5:人生勉強になる
わたしはメルカリを世の中にはいろいろな人がいるということも学べる、「お小遣い稼ぎゲーム」だと思っています。
なぜか絶えず上から目線の方、何回もリピート購入してくださる方。まったくメッセージの返信をくれない方もいれば、取引メッセージで世間話をしてくる方もいます。
顔の見えない相手とのやりとりを、めんどくさいと思う方もいるかもしれませんが、そこはゲーム感覚で! こいつは敵か? 味方か? 攻略したらヒットポイント(小銭)が増えるぞ、などと考えてみてください。なんだか楽しくなってきませんか。
ちなみに一度だけ、購入者が昔の知り合いだったことがあります。メルカリというゲームで隠れキャラに遭遇した気分になりましたが、あえて突っ込むことはせず、通常通りの取引をしました。
とはいえ、メルカリに疲れたら、いったん距離を置くのもひとつの手です。一度辞めたゲームに、またハマることもあるかもしれません。
自分にとっての程よい距離で、メルカリというゲームを楽しんでみてください。