小池百合子都知事の「補償なき自粛要請」を綾小路翔が批判「圧だけかけて、ケツは持たない」

文=wezzy編集部
【この記事のキーワード】
【完成】小池百合子都知事の「補償なき自粛要請」を綾小路翔が批判「圧だけかけて、ケツは持たない」の画像1

綾小路翔ツイッターアカウントより

 3月30日、小池百合子東京都知事は新型コロナ感染症に関する緊急の記者会見を開き、若者に対して「カラオケやライブハウス」、中高年に対して「バーやナイトクラブなど接客を伴う飲食店」と、具体的な業種を指定したうえで、感染拡大を防ぐためそのような場所への出入りを控えるよう語った。

 名指しされた業種では客足が遠のくと考えられるが、会見において小池都知事の口からは、そのような事業への具体的な補償案は出なかった。

 これに対して氣志團の綾小路翔はツイッターで批判を投稿した。

<「営業するな」とは言わずに「行くな」、圧だけかけて、ケツは持たない。これじゃ収束もしなければ、誰もがジリ貧なだけ。営業/活動の自粛?構いません。その分、補償をお願いします。寧ろ緊急事態宣言も覚悟の上。ただ、何卒補償を。今はそれしかないもの。俺の祖国日本。こんな無慈悲なわけがない>

 自粛を要請するのであれば、そこで被害を受けるお店への補償を打ち出すべきであるという綾小路翔の主張はもっともだ。

 イベント自粛要請から1カ月以上経ち、もはや業界は限界。特にイベント業界における影響は深刻だ。

 安倍首相が全国規模でイベントの自粛を呼びかけた2月26日から1カ月以上が経ったが、新型コロナの感染拡大は今も続いている。イベント再開の目処は立たず、2月末から営業を取りやめてきたライブハウスやクラブは営業の危機にある。特に、お店の規模が小規模であればあるほど、そのダメージは甚大だ。

 そんななか、新しい動きも出てきている。

 3月27日から「SaveOurSpace」という署名活動が行われている。この署名は、自粛要請が始まった2月26日から、政府が収束を発表するまでの間、お店の営業を停止するために国に助成金を求めるものだ。

 この動きには、水原希子、坂本龍一、倖田來未、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、横山健(Hi-STANDARD)、TOSHI-LOW(BRAHMAN)、SKY-HI、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、Saori(SEKAI NO OWARI)といった多くの著名人も賛同を表明し、ツイッターなどを通じて署名を呼びかけている。

 3月31日に行われた会見での報告によると、31日の時点で30万2536筆もの署名が集まったという。

 その席上で発起人のひとりであるミュージシャンの篠田ミル氏は<多くの人が自宅で過ごす中、インターネットなどを通じ、つかの間の安息を提供できるのも文化の力で、それを育んできたのが大小さまざまな施設です。関係者が安心して店を閉められるよう政府に支援を決断していただきたい>と語った。

 ライブハウスにせよクラブにせよ、そういった「場」で育まれたアイデアや人と人との交流が新しい文化・芸術をつくっていく。しかし、このコロナ禍で「場」が失われてしまえば、再びそれを築き上げることは困難だ。ライブハウスやクラブだけではなく、演劇の劇場や映画館なども同様である。

 安倍首相は3月28日の会見で「人びとの心を癒やす文化や芸術、スポーツの力が必要です。困難にあっても文化の灯は絶対に絶やしてはなりません」と語った(しかしその一方、「イベントの自粛要請に応えているところには必ず補償すべきでは」との質問には「損失を税金で補填することはなかなか難しい」としている)。

 本当に「文化の灯は絶対に絶やしてはなりません」というのであれば、行政は一刻も早く、「まともな」補償をするべきだろう。

あなたにオススメ

「小池百合子都知事の「補償なき自粛要請」を綾小路翔が批判「圧だけかけて、ケツは持たない」」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。