みちょぱが担う「セクハラを上手に受け止めてくれる女性タレント」枠

文=wezzy編集部
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みちょぱInstagramより

 2日に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「みちょぱスゴイぞ芸人」は、みちょぱ(池田美優)のテレビタレントとしての優秀さをを芸人たちが称賛する内容だった。ただ、みちょぱの素晴らしさが「ホステス力」に集約されていたことに、一部視聴者から疑問の声も出ている。

 『みちょぱスゴイぞ芸人』は、ロッチ中岡創一がかまいたち山内健司に持ちかけて実現した企画。曰く、みちょぱはまだ21歳の若さにして、周囲の様子を瞬時に把握することに長け、笑いにつなげる的確なアシストが非常に上手なのだという。

 オアシズ大久保佳代子はみちょぱを「対応力がすごい。認めざるを得ない」と褒め、陣内智則は「共演した日、寝る間際に『あれみちょぱ凄かったな。みちょぱいなかったら成立してなかった』と思い出す」と言い、ずん飯尾和樹は「骨折が捻挫で済む」と笑いのミスも抑えてくれることをありがたがった。

 大久保佳代子が言うには、みちょぱは「奥ゆかしいからジジイに好かれるんですよ」。「芸能界3大気難しいジジイ」だという梅沢富美男、長嶋一茂、石原良純に好かれ、彼らを見事に転がすみちょぱを、大久保は「最高級のホステスですよほんとに」と絶賛。キャバクラ嬢というよりも「スナックのママ」と呼ぶにふさわしいそうだ。飯尾もこれに「スナックを売れさせる条件をすべて備えている。聞き上手なママ」と同意する。

 みちょぱは毒舌でもあるが、アンガールズ田中卓志は「おじさんたちを全員平等に扱ってくれる」と、みちょぱに好意を寄せる。また田中は、「みちょぱはバラエティの我慢どころがわかる」と言い、自分は「キモい」を売りの一つにしているため女性タレントにセクハラする役回りになることがあるが、バラエティ的には「本気で嫌がられても困るし、というバランスがある」という。「本気でセクハラOKなんて人もいないけど」としつつ、みちょぱはセクハラを上手にいなしてくれて助かるのだそうだ。

 山内も「みちょぱは下ネタに対する線引きが絶妙」だと褒め、「下ネタにノリノリでも引いてしまうし完全拒絶でも困るんですけど、みちょぱは線引きが絶妙」と例を挙げながら話すと、芸人たちは皆同調。ここで田中は、ロケ車で40分の移動時間があった際、「長いからみちょぱにセクハラでもしようと思って、『みちょぱ乳首の色何?』と聞いたら、『え?普通ですよ』と返された」というエピソードを明かす。それから40分、田中は「普通って何色だろう」と考えて良い暇つぶしになったのだという。

 そのほかにも、下ネタやセクハラに対してみちょぱは”男性が気持ち良くなる「バカじゃないの?」を言ってくれる””「ちょっと!」のタイミングと恥ずかしがり方がいい”など、盛り上がり続けるトーク。飯尾曰く「おっさんは大体、話聞いてくれて興味持ってくれるだけでニンマリ」だそうで、みちょぱを嫌いな男性テレビタレントはほぼいないようだ。

 ちなみに昨年10月3日放送の『アメトー―ク!』で、みちょぱが中年の男性芸人たちから言い寄られるシーンがあった。平均年齢48歳の“オジさん”芸人を集めてトークを展開する企画の冒頭、みちょぱは母親が芸人たちと同年代であることを明かし、「私から見たら、40歳でも、もうおじさんですよ」と釘をさした。これに48歳のおぎやはぎ小木博明が「みちょぱ的には、俺らは男としてないの?」と質問し、みちょぱは「え、いや、あると思ってた? ないです、ないないないない!」とハッキリ否定していた。こんな場面も、みちょぱ大好き芸人的には甘美なワンシーンなのである。

 もちろん、みちょぱは「テレビタレント」として非常に有能で、天性の笑いのセンス、機転の効かせ方、賢さなどがあるのだろう。それを褒めるのはおかしなことではないし、ハイコンテクストなテレビバラエティを成立させる上で必要な立ち回りを、具体的かつ細かい指図を受けずともみちょぱが実践できているのだとしたら、褒めたくなって当然だ。終盤にみちょぱ本人もスタジオに登場し「褒められて気分が良かった」と喜んでいた。

 ただ、みちょぱに対しては「可愛い女の子」であり「上手なテレビタレント」でもあり、という評価が混在しているようだった。男性にとっては可愛い女の子、芸人でありテレビタレントの先輩という立場からは頼もしい後輩テレビタレント。いずれにしろ品評会だが、何より、みちょぱのセクハラや下ネタへの対応を彼らが褒めれば褒めるほど、そうしたセクハラを受け止める存在がテレビの笑いには必要不可欠とされていることがわかる。

 どれだけテレビ内のコンテンツ以外の実社会で「セクハラはNG」だという認識が広がっても、テレビコンテンツにおいてはセクハラは「あり」どころか「必要」で、その役回りは誰かが担わなければならないのだろうか。

 ちなみにみちょぱが番組内で発表した「仕事しやすい芸人ベスト3」は、以下の3名だった。迷わず第1位にあげたのは、有吉弘行。師匠みたいなものだといい、信頼関係があるようだ。第2位は平成ノブシコブシの吉村崇。観察力に優れ、素人出演者への気配りも一流だと評判の吉村は、他の女性芸人の信頼も厚い。「雛壇にいてくれると安心、なんでも受け止めてくれる」とみちょぱは評した。第3位はスタジオにも来ていたバイきんぐ小峠だった。結局、「セクハラしない人たち」、つまり邪な気持ちを露骨に出さず、ビジネスライクなお付き合いをしてくれる芸人たちをみちょぱは信用しているのかもしれない。

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