堂本光一が明かした、新型コロナの影響から来るジャニーズ事務所の大きな変化

文=wezzy編集部
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Kinki Kids公式サイトより

 新型コロナウイルス拡大防止のため、コンサートや演劇などのイベント自粛が続いている。観客と直接向き合うエンターテインメントをつくることが不可能な日々だが、堂本光一(Kinki Kids)は現状を前向きに捉えていることを雑誌で明かした。この危機は、いままで打ち壊せなかった業界の悪癖を壊すきっかけとなるかもしれないというわけだ。

 「日経エンタテインメント!」(日経BP)2020年5月号の連載エッセイで堂本光一は、主演舞台『Endless SHOCK』(以下、『SHOCK』)の休演について書いている。

 『SHOCK』は2月4日から3月31日にかけて東京・帝国劇場で上演される予定だったが、政府のイベント自粛要請を受けて2月28日から千秋楽までの全公演が休演となった。

 実はその間、3月18日に帝国劇場を運営する東宝が20日からの上演再開を発表しているのだが、光一は19日深夜の専門家会議の発表を受け、東宝の決定にはそわず、上演中止を決めたという。

 『SHOCK』では、役者同士の距離が近いシーンも多く、激しい殺陣やダンスもある。さらに、お客さんの至近距離まで行く演出もあるという特殊性も鑑み、リスクを回避するため断腸の思いで上演再開を断念したと綴っている。

 しかし、こうした事態に光一はただ塞ぎ込んでいるだけではなかった。ステージに立つことができないからこそ、さまざまな人からのアイデアを取り込んで、ファンを楽しませる新しい試みにチャレンジしたのだ。

 そのひとつが、『SHOCK』の公式インスタグラムを使った動画配信だ。3月の頭から複数回にわたってメインキャストが登場するトーク動画をアップし、3月22日には『SHOCK』の全編をインスタグラムで生配信した。この公演の生配信は、1911年の帝国劇場開館以来、初めての試みだという。

 スタッフがステージのすぐそばからスマホで動画撮影した生配信は計2時間以上に及び、視聴者は6万人を超えた。フライング場面では光一自身がスマホを手に持ち、視聴者が光一に抱かれて一緒に宙を舞っているかのような臨場感あふれる映像が届けられ、「ハウルみたい」「アラジンみたい」「まるで本物の王子様!」と大好評に。新感覚のエンタメ体験を提供できたことは間違いない。

2020年、ジャニーズ事務所は変わる

 最近でこそ、嵐がSNSを始めたり、SpotifyやApple Musicなどのサブスクリプション音楽配信サービスに音源を解禁したりと、時代の変化に迎合する部分もあるが、ジャニーズ事務所はこれまでインターネットを利用した「新しい試み」には消極的だった。

 『SHOCK』のインスタライブもなかなか一筋縄ではいかなかったようだ。「日経エンタテインメント!」のエッセイで光一はこのように書いている。

<休演してから何度かやったインスタライブもこうした事態でなければやってなかったことです。読者の方は「いやいや、インスタライブぐらいすぐできるでしょう」って思うかもしれませんが、そもそもやることを常識としていないのがうちの事務所なので、すんなり許可が降りたわけではないんですよ(笑)。でも今じゃなきゃ意味がないことがいっぱいあると思ったので、社長に直訴したら、その場で快諾してくれました>

 とはいえ、この事態を受けてジャニーズ事務所も変わり始めているのかもしれない。

 コロナの影響により、関ジャニ∞、NEWS、Sexy Zone、ジャニーズWEST、SixTONES、Snow Man、なにわ男子などのコンサートが延期もしくは中止となっている。発表はまだだが、5月15日・16日に新国立競技場で行われる嵐のコンサートもスケジュール通り行うことは難しいだろう。

 そこで3月28日から、ジャニーズ事務所の公式YouTubeでは、コンサート動画や、所属タレントによる手洗い方法の指南動画などを配信するようになった。チャンネル開設以来、番宣ぐらいにしか使っていなかったYouTubeチャンネルを積極的に活用するようになったのは大きな変化だ。

 亡くなったジャニー喜多川氏のモットー「Show must go on」は、「いついかなる時でもショーを止めてはならない」といった意味だが、感染症拡大防止のために多くの人を一カ所に集めることができないいま、その「Show」はこれまでジャニーズ事務所が渋り続けてきたインターネット空間にあるのかもしれない。2020年は、大きな変革の年になりそうだ。

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