
嵐Instagramより
嵐が5月15日・16日に新国立競技場で行う予定だったコンサート「アラフェス 2020 at 国立競技場」の延期に伴い、嵐の活動期間がどうなるかに注目が集まっている。
嵐はメンバー及びスタッフらで数年かけて話し合い、2020年いっぱいでグループとしての活動を休止することを決めた。だから、ファンからの投票でセットリストが決まるコンサート「アラフェス2020」は、嵐にとって非常に重要なものだった。
そのため開催可否をギリギリまで粘ったのだろうが、新型コロナウイルスの終息が全く見通せない状況で、8万人以上を集めるコンサートを行うことは、やはり難しかった。さらに言えば、「いつになれば大規模イベントの開催が可能になるのか」は現状、誰にもわからない。2021年とも、2022年とも言われている。
こうした中、嵐メンバーの中でも、「アラフェス2020」の延期開催を目指して活動期間の延長を主張する者と、当初の決定通りの活動休止を望む者と、意見が割れているという。
延長を主張する松本潤、迷う大野智
「女性自身」(光文社)2020年4月21日号によれば、松本潤は活動期間の延長を主張。嵐のコンサートは松本が演出を担当してきたが、松本の「アラフェス」にかける思いは強く、新国立競技場を舞台にした演出プランを半年以上前から練っていたという。
同誌によれば、松本は「アラフェス」が開催できなくなることがあれば、「心残りで活動休止に踏み出せないかも……」と語っており、リーダーの大野智に「ファンへの感謝を直接伝えられないなら、俺は活動休止したくない」と伝えているという。
一方、大野の意向は判然としないが、やはり予定通りの活動休止を望んでいるとする見方が強い。「週刊文春」(文藝春秋)2020年4月9日号は、長い話し合いの末にようやく勝ち取った活動休止に入る時期が延期となれば「大野本人の気持ちがもたない」のではないか、との共通認識が嵐周辺にあることを報じていた。
前出「女性自身」では松本からの説得に大野の心も動き始めているとしていたが、他方で「週刊女性」(主婦と生活社)2020年4月28日号では、やはり大野は今年で活動を終えたいとしており、精神的にギリギリの状態の彼は来年以降も活動するのは難しいとしている。
活動休止を発表した会見で二宮和也は、「1人でもやりたくないと言ったものは絶対にやらない」という嵐の意思決定の方針を明かしていた。その方針を貫くならば、大野が「自分は延長しない」と決断するのであれば、2021年以降も「嵐」を継続することはないだろう。どちらにしろ難しい判断だ。