コロナ陽性の石田純一「沖縄ゴルフ」に大バッシング勃発、テレ朝富川アナも叩かれ続け…感染者への差別が危機的状況

文=wezzy編集部
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東尾理子Instagramより

 タレントの石田純一が新型コロナウイルスに感染したことを公表し、大バッシングに晒されている。石田純一の事務所スタッフは公式ブログを更新し、感染前後の石田の行動を時系列で記したが、石田が4月10日に仕事のため沖縄へ 行き、翌11日に仕事関係者とゴルフをしていたことを、多くのネットユーザーが執拗に叩いているのだ。

 同様に、新型コロナウイルスに感染し闘病中の『報道ステーション』(テレビ朝日系)メインキャスター・富川悠太アナウンサーも、体調不良を自覚しながら仕事を続けたことへの批判が止まない。ネット上では人格を否定するような投稿が相次いでいる。

 また、宮藤官九郎は検査前に舞台の稽古を行っていたことを批判され、ライブハウスに出入りしていたという噂もネット上を駆け巡った。退院した現在でも感染前の行動を明かすよう求める声や、謝罪を要求する声が後を絶たない。

 刃を向けられるのは、著名人だけではない。集団感染が発生した京都産業大学には中傷の電話やメールが殺到し、京都市内では学生の入店を断る飲食店や、大学関係者の子どもの登園を断る保育園もあったと報じられている。

 そうした動きに一部の政治家も加担している。国土交通省大臣政務官を務める自民党の佐々木紀衆議院議員は、京都産業大学の集団感染について、学生の卒業旅行が発端となっているとしたうえで<(その学生たちは)卒業後はどこに入社するのかな…その会社の対応が気になります>とツイート。就職先の問題を持ち出して感染した大学生を脅迫するような投稿と言える。

コロナ感染は「自己責任」か

 こういった世間の空気を反映してか、著名人はコロナ感染の発表に際して、謝罪の言葉を書き添えている。

 富川アナは『報道ステーション』内で紹介されたコメントで謝罪の言葉を述べ、石田純一の妻である東尾理子もブログで<この事で関係各所の皆様には多大なるご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません>とお詫びを綴った。

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皆様、 貴重なご意見、温かいメッセージをたくさんありがとうございます。 私と子どもたちは自粛が始まってから、自分たちが感染予防をするだけでなく、保菌者である可能性を考えて行動してまいりましたが、全世界が感染防止に努力、我慢をしている中で、仕事であるとはいえ飛行機に乗り都外へ出ようとする主人を説得、止めきれなかった事を深く後悔し、反省しております。 沖縄の方々、移動で使用した交通機関の皆さま、大変申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。 私自身も4月7日に、自宅にて次女の誕生日祝いで両親を家に迎えております。万が一を考え換気をし、本当に短い時間立ち寄っただけでしたが、家族という事で気が緩み、自覚が非常に欠けておりました。 濃厚接触者は、症状が出た後に接触した者となっておりますので、両親は濃厚接触者にはあたりませんが、主人がいつ感染したかはっきり分からない中、その時すでに保菌者であった可能性もあり、高齢の両親を巻き込むこととなった事に対しても深く反省の気持ちで受け止めております。 重ね重ね、私共の行動で多大なるご迷惑、ご心配をおかけする事になり、心からお詫び申し上げます。

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 コロナにかかった著名人がこうして叩かれる中、「では自分がもしコロナにかかったら、どうすればいいのだろう?」と不安を増大させる一般市民も少なくないはずだ。

 新型コロナウイルスは無症状で本人が感染に気づかないケースも多いとされている。そして、仮に体調不良を覚えていても、「休めない」職場は残念ながらある。どれだけ「体調不良を感じたら休め」と言われていても、だ。「風邪でも休めないあなたに」とCMで謳う風邪薬が市販されているように、日本社会に根付いた「多少の体調不良で仕事を休むな」という価値観がそこにある。

 さらに、これから世界規模で未曾有の不況に突入することは確実。自身の雇用に不安を抱える一般労働者は多い。ますます「多少の体調不良」では休めないのである。しかし現状では、そのようにして体調不良でも働き、結果的にコロナを拡散させてしまう労働者も、著名人らと同様に「なぜ休まなかったのか」と叩かれる。

 大前提として、病気になってしまったことは「本人の悪事の結果」ではなく、ましてや自己責任などでは断じてない。自宅に引きこもれる人々はともかく、物流や倉庫、医療、食料品の生産や販売など、停止させるわけにいかない業種に従事する人々は、感染不安と闘いながら働いている。どれだけ気をつけても感染のリスクはゼロにはできない。

 にもかかわらず、もし感染してしまったら、叩かれ、回復後も避けられる可能性がある。これは感染した当事者の行動云々ではなく、社会側の態度の問題だ。

「コロナの致死力以上の怖さ」

 『報道ステーション』のチーフディレクターを務める夫がPCR検査で陽性と診断されたため自宅待機となっている赤江珠緒アナウンサーは、16日放送『赤江珠緒たまむすび』(TBSラジオ)でこのようなコメントを寄せていた。

<ウイルスを警戒してきちんと恐れて感染者を増やさない事と同時に、このウイルスとある程度共存していく社会の理性が育まれなければ、この病との戦いはますます厳しくなってしまう気がしてなりません。コロナを忌み嫌うあまり、この病の本来の致死力以上の怖さを、この病に与えてしまってはいけないのでは>

 差別やバッシングの被害に遭っているのは、感染者やその家族だけではない。医療従事者や運送業のドライバーなど、ライフライン維持のため感染リスクを抱えながら働いている人々やその家族に対しての差別・偏見も問題となっている。

 コロナウイルスの流行を抑えるためには、2022年まで外出規制などの措置を断続的に行う必要があるとの研究もある。コロナと向き合う生活は長く続くことが予想され、もはや「コロナ以前の生活」を取り戻すことは困難だろう。だが必ずしも「コロナ以前」に戻る必要があるのだろうか。それよりも「コロナ以後の生活」をいかにしてより良いものにするか、ではないか。この長い自粛期間は、新たな病気が炙り出した社会の歪みに目を向ける機会になるだろう。

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