佐野ひなこ体重とウエスト公開が賛否、痩せ信仰より「太りたい」の声も

文=エリザベス松本
【この記事のキーワード】
佐野ひなこ体重とウエスト公開が賛否、痩せ信仰より「太りたい」の声もの画像1

佐野ひなこInstagramより

 モデルの佐野ひなこ(25)が体重とウエストを自身のインスタグラムのストーリーズに掲載し話題になっている。

 ストーリーズでファンから募集した質問に答えた佐野ひなこ。体重について訊かれると「41」「酵素で減ったけど 最近は運動不足だ」と返し、もともと彼女のウリだった極細ウエストは「51せんち」を維持、「くびれを毎日見てるから 変化には敏感です。 少しでもくびれがなくな ってきたら焦ってるし 努力してます」と努力の賜物であることを明言した。

 佐野は「健康体ではない時もありますが、鍛えてたときは凄く調子がよかったです! 自分の体型は自慢できるぐらい努力して作ってきてます」と堂々宣言。ちなみに佐野の身長は160センチである。体重41キロであっても、決して不健康にただ痩せているというわけではなく、努力して作りあげたものであることを強調した。

 この佐野の発言を含めたネットニュースの配信先であるYahooニュースのコメント欄には多くの意見が書き込まれたのだが、「160センチ、41キロ、ウエスト51センチってサバよんでるだろ。絶対もっと体重あるはず」「そんなサイズの体型には見えないけど。51センチってもっと細いよ?」「160センチで41キロだと、もっとあばらが浮いてガリガリに見えるはずです」と、佐野の公表した数字を疑問視する声がやたら多いことが気になった。実物の佐野を目の前で見たわけでもなく無根拠に否定するのはどういう理屈なのだろう。

 また「160センチ、41キロは不健康」「痩せ自慢やめて」と、佐野の体重公開を批判する声も多い。これまでも芸能人の体重やスリーサイズ公開は批判の対象となってきた。たとえば2018年の夏にはタレントのローラ(30)が165センチ、49.5キロという数字を公開。ただしローラはもっと増量したいと言い、<わたしは体重は気にしないんだ どんなお食事をしてどのくらいの運動をするのかで見た目にでるからね! お家にも体重計をおいていないの! 165cm50kg台がいいかなぁ>とコメントをつけている。ローラは筋肉をつけるべく、ワークアウトに励んでいる様子を自身のインスタグラムに度々アップしている。とはいえ、165センチで50~51キロになったとしても、だ。身長と体重から肥満度を示すBMIで計算してみると、BMI値18.37で、これは低体重ということになる。

 ローラをはじめ意識の高い女性たちの間では数年前から、ただ極端に細く薄いスタイルよりも、筋肉量を適度にコントロールしたしなやかでメリハリのあるボディこそが良いものなのだ、という考え方が主流となりつつある(それでもネット広告では今なお「飲むだけでガリガリに痩せる」と謳った嘘のような商品が大衆にウケ、実際に売れているようだが)。2017年~2018年は芸能人たちの間で体重公開ブームで、菜々緒(31)やダレノガレ明美(29)も体重を公開し、ワークアウトに励んでいることをアピールしていた。

 身長172センチの菜々緒が昨年3月に公表した体重は49キロ。「これからも筋トレ続けて1キロは最低でも増やして50キロをベスト体重にしたいです。出来ればもっと全体的に筋肉つけてメリハリつけたい。ふくらはぎの筋肉もっとつけたい」と当時、自信のツイートでつぶやいていた。また、ダレノガレ明美は2017年に「体重が1kg増えてた。筋肉量が増えたおかげ。さすが! 私の体は体質が外国だから筋肉つきやすい」「理想は164cm 46kg。今は164cmの43.8kg。あと、2キロしっかり筋肉つけたい!」と、菜々緒と同じようにもっと体重を増やしたいとしていた。いずれにしろ“痩せ体重”であることは間違いないが、2人とも決して<痩せ信仰>を煽るつもりはなく、むしろ意図としてはその逆なのだろう。

 今年の2月にはモデルで女優の池田エライザが「日本の痩せてるの基準痩せすぎなのではと不安になる」と自身のツイッターに投稿し、話題となった。エライザは間違いなく日本の<痩せ信仰>に警鐘をならしたかったのであろうが、フォロワーからは<エライザは痩せてるから大丈夫>などとまったくお門違いなコメントも並んでしまうこととなった。

 芸能人が体重やスリーサイズなどを公開することは、あくまで仕事のひとつ。芸能人ではない普通の生活を営む人間が、いちいちその情報を真に受けて一喜一憂することこそが不健康と言えるだろう。さらに言えば、人の体について、太っているか痩せているかを品評すること、そして肥満を馬鹿にすることも、痩せていることが不自然だとか悪いことだとジャッジするのも、どちらもおかしなことだ。他人の肉体なのだから。

 佐野ひなこもインスタグラムで体重が増えてしまうことを恐れるファンに向けては「怖くないですよ、大丈夫!」「将来の自分のためにも周りの人のためにも自分の中の健康的なスタイルをみつけてください!」とメッセージを送っているが、まさしくその通りであろう。芸能人と同レベルの体重ではない自分を「太っている」と思い込み、無理なダイエットを強行して栄養不良や摂食障害に陥り本当に体調を壊したら、体重が増えるよりも怖いことになるかもしれない。真に受けないでいいのだ。

 女性芸能人がボディサイズの数値を公開することで、「女性の理想的なサイズはそのくらいなのだ」とあらぬ誤解を抱いてしまう男性もいるだろう。そこにもまた、「真に受けるな」と言いたいし、全ての女性は全くの別人であって、スリーサイズも身長も体重も全然違うのだと知って欲しい。50キロ超えた女性は女性ではない、みたいな思考回路はいますぐリセットしてほしいと思う。人の体型というものは様々なのである。生まれつき骨が太い人もいれば、筋肉が多めの人もいる。そういう体質だと当然、体重は重くなるが、見た目は素晴らしく均整の取れたスタイルかもしれない。十把一絡げにはいかないものだ。心身ともに健康でいられる体重であることが、生きていく上でなによりも大事なのだ。

(エリザベス松本)

あなたにオススメ

「佐野ひなこ体重とウエスト公開が賛否、痩せ信仰より「太りたい」の声も」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。