「ジュラチェッタ」革新的な機能をもった鉛筆削りが恐竜デザインで生まれ変わった!

文=他故壁氏
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ソニック「ジュラチェッタ」

色展開:グリーン、オレンジ、グレー、ピンク

値段:350円+税

 さいきん鉛筆削ってますか。

 仕事でも趣味でも、大人が鉛筆を使うシーンは減ってしまいました。積極的に鉛筆で絵を描かれている方以外は、手許にもう鉛筆は一本もないということもあるかもしれません。

 鉛筆は今でも、小学校低学年では必須の筆記具です。小学生のお子様がいらっしゃるご家庭では、鉛筆を削るための道具──鉛筆削りも必須でしょう。それ以外の方は、鉛筆削りについて、鉛筆以上にノスタルジックな印象をお持ちかもしれませんね。

 机上にどんと置いて、ハンドルをぐるぐる回す大型のもの。あるいは、鉛筆の先に取りつけて、尖るまで何度も何度も鉛筆をひねって回す小型のもの。

 そんな鉛筆削りですが、実は様々な進化を遂げていることをご存知ですか。今回の製品は、そういった進化形鉛筆削りの中のひとつ、ソニックのハンディ鉛筆削り「ジュラチェッタ」です。

 ソニックという社名にピンとこなくても、スーパーコンパスという学童用コンパスは画像を見ればきっと「ああ!」と言っていただけるのでないでしょうか。ソニックは子供たちのことを考えた独特の学童文具を生み出す大阪の老舗メーカーで、そのアイデアは大人でも──いや、大人だからこそ驚きの連続なのです。

 ソニックから2012年に発売になったハンディ鉛筆削り「ラチェッタ」は、その機能から学童だけでなく、大人からも驚嘆の声を持って歓迎された製品でした。

 その機構はそのまま、今回のジュラチェッタに受け継がれています。

 ジュラチェッタの外見上の特徴は、何と言ってもコワモテな恐竜フェイスでしょう。実際はラチェッタと形は同一で、ただリペイントが施されたに過ぎないのですが、製品としての魅力が段違いです。ラチェッタに恐竜ペイントを施そう! と思った段階ですでに優勝です。

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 口に当たる部分が削りかすの排出口、鼻の先が蓋式の鉛筆挿入口です。この二箇所ともきっちり閉まるので、削りかすが外にこぼれることはありません。

 ジュラチェッタの真骨頂は、外見からは判らない「ラチェット機構」にあります。ラチェットとは、回転運動を加えた際、一方は内部機構によりギアが噛み合い、反対方向にはスムーズに回転する機構のことです。自転車を漕ぐとき、ペダルと踏み込むとチェーンはギアをがっちり噛んで前進する力を与えますが、後ろにペダルを回しても空回りするだけですよね。あれがラチェット機構です。

 ジュラチェッタの内部には、このラチェット機構が内蔵されているのです。

 思い出してみてください。ちいさなハンディ鉛筆削りで鉛筆を削ったときのことを。あの小さな削り器をつまんで固定し、鉛筆を回し、手を離し、また握り直して回し──未使用の鉛筆だったら、この握り直しはそれこそ20回では済まないのではないでしょうか。

 そもそも、ハンディ鉛筆削りは小さいぶん握りにくいものでした。カバーがないタイプは削れば削るほどカスが出ますし、ゴミ箱などが近くにあればいいですが、そうでない場合は新聞の折り込みチラシを下に引いたりなどの工夫も必要でした。カバーがあったとしても、角張っていたり妙に大きかったりで握りにくさに変わりがないこともしばしばです。

 ジュラチェッタは、そういう「鉛筆の持ち直しの大変さ」や「鉛筆削り本体の持ちにくさ」を見事に解消しています。

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 本体は丸く握りやすい形状です。これを左手で持ち、右手に握った鉛筆を挿したら、本体を持った左手を手前に回転させます。同時に、鉛筆を持った右手を奥に回転させます。これで内蔵された刃が鉛筆をなぞり、木軸が削れます。

 従来の鉛筆では、この後いちど鉛筆を持った手を離し、持ち替える必要がありました。人間の手首は無限に回転できるわけではないので、捻りきったら元の位置の戻さなければなりません。

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 ジュラチェッタはこの「戻す」行動を、本体と鉛筆を持ったまま行います。反対方向に──左手を奥に、右手を前に。このとき、内蔵された刃はラチェット機構ごとくるりと回転します。刃は鉛筆を削りません。

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 あとは手首を交互に回していくだけです。削れる周と回転するだけの周が交互に訪れ、リズミカルに芯が尖っていきます。慣れると、もうラチェット式でないハンディ鉛筆削りは使えなくなるほどの快適さです。

 本製品のメリットは計り知れないものがあります。握りやすく鉛筆のブレも少ないので、力の弱い小さなお子様でも上手に削ることができます。何より、鉛筆を削る行為そのものが楽しくなりますので、削り忘れて筆箱の中の鉛筆がみんな丸い、といったことも防止できます。

 この快適さを、子供たちだけでなく、ぜひ大人の皆様にも味わっていただきたいのです。そして、学童文具が大人の知らないところで大進化を遂げていることを、ぜひ実感してください。

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