「ピタスム」持ちやすさ、使いやすさ、コストパフォーマンス、三拍子揃った修正テープ

文=他故壁氏
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パイロット「ホワイトライン ピタスム」

200円+税

 世界で初めて発売された修正テープは、1989年のロールフィックス(ペリカン社)でした。当時、日本ではワープロが家庭にも普及し始めた時期ですが、それでも事務書類はまだ手書きが主流でした。なので、修正テープは個人の文房具というよりは、会社で総務が用意する事務用品として普及していきます。それはより安く、より大巻で、3個とか5個とかのパックで買うと安くなる──そういう大量消費時代の進化でした。

 21世紀になって、オフィスでは紙に対して手で修正を加えるシーンは減りました。最終的な文書はパソコンに入力され、プリントアウトを経ずに共有されるようになりました。修正はもちろんパソコン内のソフトで行われますから、修正テープの出番はありません。

 ですが、例えばご自分の手帳やノートに書いた文字が間違ってしまったとき、どうしますか。消せないペンで書かれている方も多いことでしょう。最近はボールペンもカラフルになりましたし、万年筆での筆記を楽しまれている方もいらっしゃいますよね。

 修正テープは「事務用品」から「個人文具」へ、そして「学習文具」にシフトしています。

 最近の学生はカラフルなノートを作ります。お気に入りのカラーゲルインクボールペンを使ってカラフルで憶えやすいノートを作成しますので、修正には修正テープが必要です。だから使いやすくてペンケースに入る、小型で取り回しのいい修正テープのニーズが高まりました。

 このニーズのお陰で、事務用品だったころとは違う進化を遂げているのが、21世紀の修正テープなのです。

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 今回ご紹介するパイロットのピタスムも、そういった潮流に合わせて設計された製品です。

 修正テープで最重要な性能は、やはりテープが曲がらずまっすぐ引けて、そのテープが紙にしっかり定着するかかどうかですよね。ピタスムは弾性ヘッドと呼ばれる軟質素材のテープヘッドを装備しています。これが紙面に当たった際に上方にしなり、紙との密着度を上げテープを確実に紙面に定着させます。またヘッドは左右に傾く首振り機構も併せ持っており、手首のひねりや引く角度で生じがちなテープのよれや引き曲がりを防止します。

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 また、引きやすさに直結するのが持ちやすさです。リールにテープが巻かれている関係上、多くの修正テープが楕円形あるいは涙滴型の、後部が膨らんだボディを持っているのですが、ピタスムはヘッド近くの上部と下部中央に窪みを設けました。ここにちょうど指が当たるように設計されていますので、より力がかけやすく、コントロール性に優れた形状となっています。

 テープを引く際に、最後にテープが上手く切れなくていらいらした経験はありませんか。ピタスムはテープ切れが良い製品ですが、最後にいったん動きを止めてから真上に持ち上げることによって確実に綺麗に切ることができます。この切れの良さは感動的ですらあります。

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 個人的には、立つことも重要なファクターだと考えています。ペンケースから出され机上に置かれたとき、平べったい修正テープは拾いにくいものです。立っていると取りやすいですし、机上スペースの節約にもなります。わたしは「(筆記具を除く)文房具は何でも立つべきだ」と思う過激派ですが、修正テープは立って正解です。

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 本製品は使い切り設計ですので、開く部分はありません。テープにたるみが出た場合は、背面のヘッドに近いギアが巻き取りギアになっていますので、ここを回します。残念ながら指で回せる構造ではないので、実際に巻き取る際にはマイナスの精密ドライバーのような棒状の器具を別に用意する必要があります。

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 テープ幅は5ミリです。これは学習で最も使われているB罫(6ミリ罫)ノートに書いた文字を、罫線を残して綺麗に消すための幅設定です。テープ長は10メートルで、定価設定は200円(税抜)。実はテープ単価で言えば、他社の同等製品に較べかなり安いです。12メートルや20メートルといった大巻タイプと肩を並べる安さでありながらこれだけコンパクト、というのは学生の強い味方になるのではないでしょうか。

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 丸みを帯びたボディのわりにはコンパクトですので、ペンケースにも収まりがいいですね。ふた部分のヒンジがやや固めに作られており、ペンケース内で揺られても勝手に開くことがないのも地味に効いています。

 引きやすさよし、持ちやすさよし、テープ切れよし、テープ定着よし、コストパフォーマンスよし、そしてペンケースに収まりよし。ピタスムの名のごとく、ピタっとテープが定着してスムーズに消すことができる本製品、ぜひ一度お試し下さい。

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