石田純一に「夫婦共々引退して」コロナ感染者へのバッシングがさらに過熱

文=wezzy編集部
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東尾理子Instagramより

 5月12日、新型コロナウイルスに感染していた石田純一が退院した。1カ月近く入院し、一時は集中治療室に入るまで病状が悪化したようだが、無事に退院できたことは何よりだろう。今後最低でも二週間は自宅で経過観察ということだ。

 石田純一は14日の『とくダネ!』(フジテレビ系)に電話で生出演。外出自粛、県をまたぐ移動を避けるよう広く呼びかけられていた時期に沖縄を訪れたことについては、経営する店舗のために「行く必要があった」と言い、「まさか自分が(コロナに)……と思った」と振り返った。

 また、「今回は本当に沖縄の方に非常にご迷惑をおかけして、そこが本当に残念で」「ゴルフ関係者の方とかにも非常にいろんな被害、われわれゴルフが大好きなのにそこがものすごく自分の反省するところであります」とも謝罪。石田は公式ブログでも<多くの方々にご迷惑をおかけし、不快な思いにさせてしまったことを深くお詫び致します>と詫びている。

 だが、退院及び『とくダネ』出演から、またも石田へのネット上のバッシングは強まっている。妻である東尾理子のInstagramアカウントは4月16日に今回の件を謝罪した投稿で止まっているが、退院が報じられてからこのポストにも中傷のコメントが続々と届いている。

<今後永久におたくの旦那さんをテレビやラジオ、YouTube含めて世の中に出さないで欲しいです>
<今回のことが申し訳ないと思うなら夫婦共々引退してください>

 こうしたコメントが次々書き込まれているのだ。

 石田純一は退院後の13日にもFNNの電話取材を受けているが、レギュラー番組やCMから石田を降ろせという要望が視聴者から届き、実際にオンエアーできなくなった番組もあったと明かしていた。

感染者・エッセンシャルワーカー、およびその家族への差別が横行

 石田純一は東京都で緊急事態宣言が発令された後、仕事のため沖縄へ行き、仕事関係者とゴルフをしていたことなどが明らかになっている。楽観的な判断に基づいた行動が批判されるのはやむをえないところもあろう。

 しかしだからといって、石田や石田の家族を中傷して良い理由にはならない。コロナ禍において、さまざまなバッシングや差別が横行している。三重県では感染が確認された人の家に石が投げ込まれたり、壁に落書きされるといった事例もあった。

 また、新型コロナのような自覚症状がありながら山梨県に帰省して友人と会い、その後、PCR検査陽性が判明してから高速バスで東京に帰った女性の行動履歴が大々的に報道され、非常に強いバッシングが巻き起こった。

 ネット上では、女性の個人情報を特定しようという動きまであり、女性の勤め先であるとして誹謗中傷を受けた紅茶専門店が法的措置も視野に対応していくと表明する事態にまで発展した。

 コロナへの恐怖が、他人への敵意に変わっていく。結果、“自粛警察”が蔓延り、医療従事者や運送ドライバーをはじめ社会生活の維持に不可欠な職種(エッセンシャル・ワーカー)の人々への嫌がらせも表面化した。

 厚生労働省は4月の段階で全国各地の保育主管部に向けて出した「医療従事者等の子どもに対する保健所等における新型コロナウイルスへの対応について」の文書で、医療従事者の子どもの預かりが拒否される事例があると指摘。<偏見や差別は断じて許されるものではなく、市区町村及び関係者等においては、このような偏見や差別が生じないよう十分配慮すること>としている。

 愛媛県の市立小学校では、東京や大阪を行き来する長距離トラック運転手の子どもに対して自宅待機を求めたことも分かっている。結果的に新1年生を含む3人の生徒が入学式や始業式を欠席を余儀なくされた。後に学校側が謝罪し、登校を認めている。

エスカレートする「自粛警察」

 営業を続ける飲食店などに嫌がらせをする「自粛警察」も今や社会問題だ。

 大阪府では、休業要請に応じないパチンコ店に対し、インターネット上で爆破予告が書き込まれた。また、公園などで遊ぶ子どもたちを憎悪する人々もいる。横浜市の公園では、砂場にカッターの替え刃が20本以上散乱していたこともあった。コロナウイルスに関する通報は日を追うごとに増加しており、東京都では2月中は24件だったのが、4月には1000件を越えたという。

 このような状況下では、感染の疑いがあっても病院に行きづらく、また感染経路を正直に申告することさえためらわれてしまうのではないか。結果的に、より一層社会的な混乱を招いてしまうことになる。

 コロナへの恐怖心は、人を差別したり、店の営業を妨害したり、挙げ句の果てに感染者をバッシングするといったことを許す免罪符にはならない。

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