「カードリッジdünn」革製なのに驚くほど薄い名刺入れ

文=出雲義和
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 仕事やプライベートにおいてデジタル化されたコミュニケーションが主流になった現代で、紙の手帳を使わない人でも、初対面の挨拶で必ず使用されるツールといえば「名刺」です、どれほどIT化が進んでも「名刺交換」がなくなる時代はすぐに訪れそうもありません。

 そんな、人と人との出会いをつなぐコミュニケーションツールの代表と言える名刺を携帯するための器「名刺入れ」が今回のテーマです。

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相手に印象づける名刺交換

 社会人になれば必ずといっていいほど持つのが名刺。そこで必要になるのが名刺入れですが、会社から名刺は支給されても、名刺入れまでは用意してくれません。

 実際にコミュニケーションの場に立った時、はじめて出会う人に与える印象を左右するのは、顔に次いで名刺を手渡す際の手元です、名刺交換はあなた自身を印象づける絶好なプレゼンテーションの場にもなり、そこで使う名刺入れには自然視線が集まります。

 そんな名刺入れだからこそ、上質でセンスのあるものを選びたいです。

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薄い名刺入れカードリッジdünn

 2016年にロンド工房から発売された「薄い名刺入れカードリッジdünn(ぢゅん)」は、スタイリッシュでスマートな、これまでにないスタイルの名刺入れとして登場、現在では大手文房具店から百貨店で取り扱われる人気商品です。

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紙のように薄い

 カートリッジdünnの名はドイツ語で「薄い」を意味して、その名前が示すとおり、手に取るとその薄さには驚きを覚えます。

 この薄い革の名刺入れは、姫路のタンナーが鞣(なめ)した革を、大阪の漉割(すきわ)り職人の手により革製品の限界ともいえる厚さ0.5mmまでにそぎ落として作られた、まさにメイドイン関西の技術力の結晶と呼べます。

 また鞣しにおいて、一般的なクロムなめしの手法を用いながら鉛フリーという高度な技術の加工法を施しています。

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等速に変化する美しいカーブを描くデザイン

 カードリッジdünnの特徴のひとつであるクロソイド曲線というのはあまり耳にしない言葉ですが、身近なところでは高速道路のインターチェンジやジャンクションなどのカーブに用いられています。車を運転して急ハンドルを切ることなくスムーズに曲がることができるのは、このクロソイド曲線とよばれるカーブによるもので、等速に変化する美しく無駄ない曲線がデザインとして使われています。

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名刺の有無がひと目でわかる窓

 一般的な名刺入れは、全体を包む構造をしているために中に収められた名刺の残量を目で確認することはできません。

 そこで、カードリッジdünnは名刺を収めた状態でも中身の有無がひと目でわかる「窓」をデザインの一部に取り込み、いざというときの名刺切れを防ぐ工夫がされています。

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携帯性抜群、邪魔にならない6枚収納の名刺入れ

 業種や業態によって差はありますが、ある調査で1日に交換する名刺は平均6枚程度というデータがあります、この6枚の名刺を美しく収納できるカートリッジdünnは、スーツやジャケットのポケットに入れた時に不格好に膨らむことなく、服装のシルエットを美しく見せる効果もあります。

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財布に入る名刺入れ

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手帳に挟める名刺入れ

 カードリッジdünnに必要最小限の名刺をいれてミニマルなメインの名刺入れとして使用する事が可能ですが、営業職など外まわりで仕事をする人は大容量の名刺入れをすでにお持ちかも知れません。

 普段から大量の名刺を持ち歩くことが当たり前になっている人ほど、名刺が残り少なくなっていることを失念していたり、想定以上の人とお会いしてその場で名刺がなくなってしまったという経験をした人は少なくありません。

 そんな時に、財布や手帳のポケットなどに忍ばせておいたカードリッジdünnをさっと取り出して慌てることなくスマートな名刺交換が可能になります。

 備えあれば憂いなし、メインの名刺入れとして、またいざという時の予備名刺入れとしても活躍してくれるカードリッジdünnはビジネスやプライベートでも必ず役に立つ新しいスタイルの名刺入れです。

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こんな名刺入れはどうですか?

ロンド工房「カードリッジdünn」

色展開:ブルーブラック、レッド、ベージュ、ライラック、コバルトブルー、グリーン、オレンジ、イエロー、マゼンダ、スカイブルー、ブラック(新色)、ホワイト(新色)

サイズ:62×100×1.5mm

重さ:5g

価格 ¥2,484(税込)

 ある文房具のオフ会に参加した男性がつぶやいた「手帳や財布に挟めるような薄くて軽い名刺入れがあると便利ですよね」。これがヒントとなって生まれた製品がカードリッジでした。

 当時は紙製品として、薄い紙を使ったカードリッジエアと厚紙のカードリッジプロの2種類が発売され、「カード」と「カートリッジ」を合わせたユニークな造語に加えて、まるでアップル社製品をイメージさせるネーミングが受けてヒット、2016年にロンド工房は革製品へと進化したカードリッジdünnをリリースしました。

 現在、dünnブランドではカードリッジdünnをはじめ同じ薄い革を使用した長財布や小銭入れをはじめ、他メーカーとコラボした製品をクラウドファンディングで販売するなど、その世界はますます拡大しています。この薄い革製品を一度手にすると…クセになります。

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