「からっぽペン」万年筆インクで自分だけのオリジナルカラーペンをつくることができる自作キット

文=出雲義和
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 2007年にパイロットーポレーションから「色彩雫(いろしずく)」という万年筆インク(全12色)が発売になった頃から、黒や青、ブルーブラックが中心だった年筆インクの世界は大きく変化しました。

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2000色が流通する万年筆インク

 現在(2020年5月現在)では、約2000種類の万年筆インクが流通し、国内の万年筆メーカーをはじめ海外のブランド、さらには地方の文房具店が独自に発売するご当地インクなどが加わって、大手の文房具店や万年筆専門店に足を運べば色とりどりの万年筆インクが咲き乱れる光景を目にすることができます。

 その結果、万年筆の所有本数よりもインクの方がたくさんあるというユーザーが現れて「インク沼」と呼ばれるブームを巻き起こしています。

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大人気の文具女子博(写真は2017年開催の第1回)

 2019年12月に東京流通センターで開催された「第3回文具女子博2019」は「見て・触れて・買える」をコンセプトに4日間で38000人が訪れ、テレビや各メディアでも大きく報道されました。

 その会場で、呉竹株式会社(以下、呉竹)は「ink-café 私のカラーインク作り」というイベントを実施、そこで限定販売された「からっぽペン」は、会期中に用意された限定数量限定が午前中に完売するほどの反響があり、一般発売を望む多くの文房具ファンの声に応え、2020年3月末に文具店の店頭に並ぶことになりました。

 文房具界で今一番ホットな話題となっている「万年筆インク」と組み合わせて使える「からっぽペン」とは? きょうはそんな筆記具を紹介します。

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からっぽペン/細字

 「からっぽペン/ほそ字」(以下からっぽペン)は文字通り中にインクが入っていないからっぽの軸のお気に入りの万年筆インクを使い、自分好みのオリジナルカラーペンを手軽に作る事ができるキットです。

からっぽペンの作り方

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特別な工具は不要です

 パッケージには 必要なパーツがすべて揃っているので、あとはお好みの万年筆インクを用意するだけで、特別な工具は必要ありません。
あえて用意するなら、作業を行う机の周辺を汚さないようにあらかじめ新聞紙などを敷いておけばもう万全です。

パッケージ内容(5本入りセット)
・本体軸
・綿芯
・キャップ
・尾栓
・まるシール

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インクボトルに綿芯を入れるだけ

 綿芯を万年筆インクボトルに入れると、毛細管現象の原理で見る見るうちにインクが吸い上がっていく様子が確認できます。まるで科学の実験をしているような楽しさで、おもわず見惚れてしまいそうになりますが、意外なほど吸い上げのスピードが速いために、惚れ惚れするのは程々にして80%ほど吸い上げたところでインクボトルから速やかに取り出しましょう。

 目いっぱいまで吸い上げてしまうと、ボトルから取り出す際にせっかく吸い上げたインクがボタボタと落ちてしまうので、初めての時は少し控えめにとり出すことをおすすめします。

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尾栓で蓋をすればほぼ完成です

 インクを吸い上げた綿芯を本体軸に入れて尾栓を軽くセットします。

 その後、キャップ側を上にして立てた状態からゆっくりと下へ押し込むようにすると、あまり力のないひとでもしっかり蓋をすることができます。

 からっぽペンは使い切り仕様なので、あとから尾栓をはずすことはありません、少し堅いと感じたらた、力を加えて押し込んでも問題はありません。

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○シールは中のインクを教えてくれる目印です

 最後に付属の○シールに色を塗る作業を行います。

 「からっぽペン」が1本だけなら、このまま使用して問題ありませんがたくさんの万年筆インクを使い数本を同時に作ると、中に入れたインクがわかりにくくなります。

 そんな混乱を防ぐため○シールにいま作ったばかりの「からっぽペン」で色を塗りキャップ(頭冠)に貼り付けておけば、ペンスタンドなどに立てた時にもインクの色がひと目でわかります。

「からっぽペン」のまとめ

 万年筆インクの消費目安は概ね3年とメーカーではうたっています。

 そんな話を聞いて、せっかく買い揃えた万年筆インクを少しでも早く消費したいと、文字を書く以外の事にも挑戦しようとするヘビーなインクユーザーの話を多く聞くようになりました

 「からっぽペン」は万年筆インクを万年筆以外にもっと自由に使いたいユーザーに、活路を示してくれる希望のひとつになりました。と同時に、これまでのサインペンのカラーバリエーションに物足りなさを感じていたひとにとっても、万年筆インクとの組み合わせは新しい楽しみ方をひろげてくれました。

 どちらのユーザーであっても、自分だけのお気に入りカラーペンを楽しみながらつくることができる「からっぽペン」は個性と実用性を兼ね備えた新しい筆記具と呼べるでしょう。

からっぽペンのメリット
・スリムなボディでペンケースに入れても邪魔になりにくく、複数本まとめて持ち歩くことができる。
・お気に入り万年筆インクを万年筆以外の筆記具で使えるようになり、万年筆を使えない職場でも、サインペンとして使用できる。
・市販のサインペンにない色を万年筆インクを使って作ることもできる。

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万年筆インクをつかった新しい可能性の筆記具

呉竹株式会社
からっぽペン/ほそ字
価格 1本入り ¥200-(税別) 5本セット ¥800-(税別)
全国発売2020年3月30日

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