堂本剛、医療現場に心を寄せ涙「もっとみんな、何で優しくなれないのかなぁ」

文=中崎亜衣
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KinKi Kids公式サイトより

 新型コロナウイルスによる自粛が続く中、ジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネルでは「Smile UP!Project」と題して、タレントによる企画動画を随時配信中だ。今月24日には、Kinki Kidsの堂本剛が書道を披露した。

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 冒頭で、医療従事者をはじめとする今の社会を支える人々への感謝を語った堂本剛。<お仕事に出かけ、その先で厳しい言葉、厳しい態度を投げかけられ、心を傷つけられながらも日々闘っている方>もいるのではないか、<ストレスを抱えることで人から悲しい気持ちにさせられてしまう瞬間も増えている>のではないかと思いを馳せ、<心を落ち着かせるアクション>として、書を書くことを提案した。

<今のこの社会、医療従事者の方をはじめ、様々な職業の方々が支えて下さっていることで、この時間というものを過ごせているということもあります。
その方々に対して思いを込めて書を書くということであったり、あるいは頑張って支えてくれている家族に対して思いを込めて書を書く、大切な仲間に対して思いを込めて書を書く。
そしてその思いを込めた書を、自分の部屋の目に付くところに飾る。その思いを込めた書というものは、自分の心の揺れを鎮めてくれて、自分というものを忘れないように、自分自身が生活していけるように助けてくれる。そんなものになると思います>

 自ら毛筆で「心」という文字をしたため、堂本剛は次のように呼びかけた。

<心ある皆様の行動だったりお言葉だったりお気持ちだったり、そういったものが必ず明るい未来につながりますようにという思いを込めて、書かせていただきました。本当に大変な時ではありますけど、心を1つにして、心を穏やかにして、心を強く優しく持って、そして支え合って、今のこの時を乗り越えていけたらいいなと思います>

 堂本剛は「堂本剛とFashion & Music Book」(bayfm)の5月16日放送回でも、医療やインフラを支える人たちの気持ちに寄り添う姿勢を強調していた。

 この日の放送の冒頭、堂本剛は<ストレスだったり不安だったり、色々なものを抱えながらみんなが生きている><ウイルスというものに対して、はっきりとしたものが掴めず、何が正しくて、何が正しくないのか。そんなことすら難しい状況>と前置きした上で、<ただ、本来は同じ正義をもって、同じ答えに向かって行けたらいい><みんなが同じ正義を持てることが、今の事態の収束に向かわせる一つの方法なんじゃないか>と語りかけた。

 そして看護師など医療現場で働くリスナーからのメールをいくつか紹介。メールには、新型コロナウイルスに感染する恐怖、また自分が誰かに感染させてしまうかもしれない恐怖を抱えながら働く切実な思いが綴られていた。コンビニでバイトをしている高校生のメールには、マスクをしていない人や間隔を開けずに並ぶ人がいるため<恐怖で泣きそうになる>ともあった。

 これらのメールを読み上げると、堂本剛は、涙で声を詰まらせながらも自分自身も<色々な思いがありまして>と胸中を語った。

<なんか、もっとみんな、何で優しくなれないのかなぁとか。こんな時にも自分のことなんだなぁとか。何で同じ話ができないんだろうなぁとか。こういう状況だからきっと変わるんだろうなぁとか、色々思ってたけど、変わらない世界って変わらないのかなとか。人間の悲しいところをいっぱい見ているような時もあって>

<でもそんな中でも、こうやって最前線で戦っていらっしゃる方々の強さと優しさを感じてしまうと……。患者さんもそうですし、家族、ご家族に会えないとか。医療の方にもご家族がいたりとか。みんな本当に、状況とかはもちろん色々違うのはわかっているけど、みんな生きてるからね。それで、やっぱりこう、みんな本当に同じ話をしているよね>

<みんなそうやって、今に一生懸命向き合ってるのにさ、なんか、優しくない人もいるんだなってすごく悲しいなって、苦しいなって思う時がすごくあるんですよね。「人生の考え方はそれぞれだから」って言われたらおしまいかもしれないけど。でも今、世界で同じ問題に立ち向かっているわけだから、本当に同じ話したいなって、毎日思いながら過ごしてます>

 堂本剛自身、10代の頃からアイドルとして多忙な日々に心身をすり減らし、心のバランスを崩したこともある。2017年には突発性難聴を患い、医療現場には随分お世話になってきたのではないか。

 相方の堂本光一も「Smile UP!Project」では何度も繰り返しステイホームを呼びかけ、キンキの名曲「愛のかたまり」の替え歌も披露した。また光一は座長を務める舞台『Endless SHOCK』の上演を中止し、Instagramでの舞台動画配信という画期的な試みに挑戦した。堂本剛の言葉にも、口先だけではない、心からの思いやりといたわりが滲んでいる。キンキファンのみならず、他のグループのファンたちにもその心は通じているだろう。

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