韓国発ヴィーガンスキンケアブランドも上陸! コスメ業界にも浸透するサスティナブル・トレンド

文=小澤佐知子
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Getty Imagesより

 近ごろよく耳にする「Sustainable(サスティナブル)」というワード。ファッションやコスメの分野でも頻繁に使われるようになり、若年層でも注目されるようになりました。

 Sustainableは、sustain(持続する)とable(~できる)からなる言葉。「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味があります。

 ファッション分野では、動物の毛を使用しないエコファー、農薬や化学肥料を使わないオーガニックコットン、ペットボトルの原料をリサイクルして作られたドレスやベジタリアンレザーなど、これらはすべて「サスティナブルファッション」といわれ、世界的メゾンからファストファッションに至るまで、積極的に発信されています。

 トレンド感の強いサスティナブルですが、その取り組み方はさまざま。おしなべて、環境に配慮することで、美しい地球を継続させながら未来の世代が健康的に過ごせるよう、今を生きる私たちが貢献する――のを目指しています。

 なんだか難しそう……という方は、ロハスやエコ、3Rなどもサスティナブルの一環なので、そこからイメージしてみてはいかがでしょう。

注目されるサスティナブルなコスメ

 このサスティナブルな取り組みは、コスメ業界でも注目されています。以前から、オーガニックコスメは人気ジャンルでしたが、単に人の肌に優しいだけでなく、原料、容器、梱包はもちろんのこと、商品を通して“サスティナブルな暮らし”を提案するイベントも開催されています。

 その具体的な取り組みを、サスティナブルなコスメ商品を発信する人たちに聞きました。

<農薬を使用した原料や石油由来の化学物質を用いません。地域振興に繋がる原料や、発展途上国の素晴らしい原料を環境に配慮したフェアトレードで購入しています。かかわる地域の人々の繁栄と美しい自然環境を守ることにもつながります。つまり、肌も地球環境もキレイになるのが“サスティナブルビューティ”の取り組みです>

 そう話すのは、株式会社アムリターラ代表の勝田小百合さん。勝田さんは、2008年から化粧品やサプリメントなどを扱う「アムリターラ」で、いち早くサスティナブルな発想の商品を作り続けています。

 「世界の環境を守りながら、個人の美を応援する」、これが時代をリードする新しい美容といえます。

 なぜ、このような考えが支持されているのか? その答えのひとつは、ライフスタイルの変化です。

 ジャパン・オーガニック株式会社のドゥーオーガニックPR担当者は、生活の延長線上に“サスティナブル美容”が存在することを特長のひとつに挙げます。

<お客さまには、サーフィンや登山など自然に寄り合う生活、ヨガやフィットネスなどを通してナチュラルな心身を意識する方々が多くいらっしゃいます>

 また、ペットを愛する人たちにも、サスティナブル美容は支持されています。たとえば、愛犬を飼っている女性(39歳・主婦)はこう話します。

<以前から動物実験に強い抵抗感があったので、化粧品も動物実験を行っていない、動物性原料を使わないブランドをネット検索すると、いくつかのメーカーを発見。動物を通じたサスティナブルなら、個人的に貢献できると思い、化粧品選びの基準にしています>

 地球温暖化をはじめ、未来に対する「このままじゃいけない」という思いを多くの人が抱いています。そこで、大仰に考えない小さなアクションとして、日常の暮らしでサスティナブルな商品をチョイスする人が増えているのです。

韓国コスメもサスティナブルに注目

<化粧品は身近で日常的に使用するもの。少しでもサスティナブルなものを選びやすいカテゴリーだと感じます>

 そう話すのは、韓国発ヴィーガンスキンケアブランド「BEIGIC」(6月上陸予定)を扱う、株式会社サンクの代表・森岡みをさん。日本女性に愛好者の多い韓国美容でもサスティナブルに注目しています。

<アメリカでサスティナビリティを牽引しているのはミレニアル世代だといわれています。一方、韓国では、サスティナブルに最も関心が高いのは30代。ヨガやピラティス、メディテーションを愛好する人が多く、その信条に沿った暮らしの実現にかかる出費をいとわない傾向にあります>

 ほかにも、オーガニック先進国のヨーロッパ諸国が、サスティナブル提唱のムーブメントの火付け役なのは承知のとおり。

 サスティナブルであることは、地球のことを考えた知的な行動のひとつ。身近なサスティナブル美容は、日本人のスタンダードになるのでしょうか。

(取材・文=小澤佐知子)

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BEIGIC(ベージック)2020年6月22日上陸予定
コスメを愛するケイト・ナムグンによって2018年に韓国で誕生。美しく、ヴィーガンで、自分を慈しむことを大切にするスキンケアブランド。自身の肌荒れに悩んだ結果、植物性の原料に答えを見出し、同時にフェアトレードによる原料を選択。合成香料、合成着色料、シリコン、サルフェート、パラベンを使わず、製品への動物実験を禁止している。

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amritara(アムリターラ)
2008年に誕生した国産オーガニックコスメ&フードブランド。九州にあるアムリターラ農園で育つ自然栽培ハーブを使用するなど、オーガニックや野生の植物が持つ「フィトエナジー」で肌を健やかに保つスキンケアが人気。界面活性剤を使用しないなど独自の厳しい10の基準を守りながら作り続ける姿勢は、美容ジャーナリストたちの間でも一目置かれる存在のブランド。また、動物実験は行わず、環境に配慮したエコな製品を使用。

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do organic(ドゥーオーガニック)
ECOCERT認証の中でも最難関であるNATURAL AND ORGANIC COSMETICを取得した日本ブランド。全成分の95%以上が天然または天然由来成分で、全植物原料中95%以上がオーガニック。石油系原料を極力使用せず、環境や動物、植物への配慮も徹底。安心して使えることはもちろん、しっかりとした手応えを感じられる、幅広い層に愛されるブランド。

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