石田ゆり子が女性たちの羨望に「私みたいにならないほうがいい」と言う理由

文=中崎亜衣
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石田ゆり子Instagramより

 石田ゆり子が6月2日放送の『逃げるは恥だが役に立つ ムズキュン!特別編』第3回(TBS系)で“リモート恋ダンス”に登場した。2016年10月期に放送され大ヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の特別再放送で、前回放送では主演の新垣結衣・星野源コンビがリモートで恋ダンスを踊って話題に。今回は石田ゆり子が愛犬・雪ちゃんと一緒にリモート登場し、リアルタイムの視聴者たちはSNSで大盛り上がりだった。

 石田ゆり子はこの『逃げ恥』で再ブレイクを果たしたと言っても過言ではない。とかく若さが持て囃されがちな社会、特に芸能界という場所で、年齢を重ねるごとに魅力を増している彼女は、ドラマ内の役柄とも重なり熱い共感を呼んだ。

 そんな石田ゆり子はSNSの発信でもファンを広げている。5月31日にはインスタライブを配信。仲良しの板谷由夏をはじめ、斎藤工、星野源、吉田羊、松島花、妹の石田ひかりらがゲストとして登場した。

 4月上旬に発令され5月下旬まで続いた緊急事態宣言に触れ、「自粛の日々を振り返ってみなさんとお話がしたい」と語った石田。彼女自身はこの期間、毎朝愛犬との散歩を長時間楽しんだり、英語やギターのレッスンを受けるなど、充実した時間を過ごしていたようだ。

 ほどなく「1人ではもたない」と、友人の呼び出すことにした石田は、操作に悪戦苦闘しつつも、親友の板谷由夏を筆頭に友人たちを次々とアポなしで招集。22時頃から始まったインスタライブは当初1時間の予定だったが、日付をまたぎおよそ2時間半にも及んだ。ちなみに合計で3度登場した板谷は、合間にシャワーも済ませたという。

 星野源はこのインスタライブについて3日深夜の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で言及。食事しながら配信を見ていたら<「本当にフリースタイルみたいに『〇〇さんいますかーって。〇〇さん、出てくれませんかー』って言って><源くんいる?>と呼ばれたそうで、朗らかな石田に癒されたと話した。

 長時間のインスタライブで特に印象的だったのは、2011年に三谷幸喜演出の舞台『国民の映画』で共演して以来の仲だという、吉田羊との会話である。

 吉田が<ゆり子さんみたいになりたいと思っている世の女性たちは沢山いると思いますよ>と話すと、石田は<私みたいにならないほうがいい>と言い、その理由を丁寧に語った。

<私は、私みたいにならないほうがいいって思っていますよ、いつも。私のインスタ見て、「結婚しないで1人で動物と暮らす」と言う方が時々いるんですけど、お勧めしません。

 それは、私は、当たり前ですけど、こうなりたくてこうなっているわけではないからです。たまたま、ここまで独身で来ただけで、別にここを目指しいていたわけではないし、本当は20代で結婚すると思っていたし、まあそれは色々、そうじゃなくてよかったのかもしれないけど、でもやっぱり私は、ちゃんとパートナーを見つけて、結婚して、お子さんを産んでっていう人生を勧めます。若い方がもし私みたいに……って思っているとすれば、私は勧めない。

 大変だよ。動物育てるの大変なんだよ。まあやっぱりお金もかかります、正直なところ。すごく強くないと……、私こんなうにゃうにゃに見えますけど、実はものすごい強いですから。頑固だし。強くないとやってけないですからね。

 だから私みたいに……っていうのは本当に、ちょっと違うなって思っていつも聞いているけど、そんな話をする機会もないので、黙ってきましたけど、そんな憧れるような生活ではないですよ>

 吉田は<傍目にはそうは見えない><幸せそうに見える>と言うのだが、石田によれば、幸せではあるけれども人に勧めるようなものでもないという。

<幸せだよ。とっても幸せだけど、私に何かあったらどうしようっていつも思っています。だって私が風邪ひいただけで大変なことになりますから。だから誰も頼れないっていうのはそんな生半可なことじゃないのかな。楽しさと大変さと半々くらい。私は多分一生このままなんじゃないかと思いますけど>

 現在50歳の石田ゆり子。10代後半に芸能界に入り、女優として数多くの作品に出演してきた。『逃げ恥』以降さらにファン層は広がり、物質的な豊かさだけでなく精神的にも優雅な生活を送っているように見える彼女に憧れる20代や30代の女性は少なくないだろう。けれど彼女は「こうなろう」と思って現在地にたどり着いたわけではないという。彼女が手にした幸せは、50年一生懸命もがきながら獲得してきた強さがあってこそなのだろう。

 ライフスタイルはともかく、そんなふうに自分の言葉を持つ彼女だからこそ、「あんな大人になりたい」と憧れ、指針にする女性が多いことは何らおかしくない。それこそ吉田羊の言う<ゆり子さんみたいになりたい>は、心持ちの問題なのだ。

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