
SEVENTEEN公式Twitterより
K-POP男性アイドルグループ・SEVENTEENが通算7枚目となるミニアルバム『Heng:garæ』をリリースした。韓国では初動売上100万枚を突破する快挙を達成。日本でも約10万枚を売り上げ、オリコン週間アルバムランキングで1位を獲得している。
今回のアルバムのタイトル曲である「Left & Right」はキャッチーな音楽性が話題を呼び、Tik Tok内では「#LeftRightChallenge」というハッシュタグ企画が行われた。メンバーが積極的に動画を投稿するだけでなく、ZICOやApinkのウンジなどのK-POPスターも同楽曲のカバーダンスを披露している。
SEVENTEEN は2015年のデビュー以来、13人という大人数グループであることを活かした壮大なパフォーマンススタイルで注目を集め、スターへの階段を一気に駆け上がってきた。またグループ内のアットホームで仲の良い雰囲気も魅力的だ。時には家族のように、また時には、青春を分かち合った親友のようなメンバー内の関係性がファンを引きつけている。
2018年には日本デビューも果たし、定期的なコンサートツアーとアルバムの発売でグローバルな活躍をみせ、昨年開催されたワールドツアー「Ode to You」では、日本国内だけで5都市10公演を行った。
しかし、同ツアーはグループに結成以来最大の危機をもたらす。ハードなスケジュールにより体調不良者が続出したのだ。ウォヌとディノは一部のパフォーマンスに参加することができなくなり、エスクプスとジョンハンに関しては、活動を休止して休養期間を設けざるを得なくなった。
SEVENTEENはデビュー以来、ノンストップで活動してきただけに、ファンだけではなく、K-POP界全体から心配の声が上がっていた。
特にリーダーであるエスクプスの5カ月にわたる離脱は大きかった。彼はグループ内ではお父さんのようなポジションであり、これまで年下のメンバーたちをまとめて引っ張ってきたからだ。その苦難は、YouTubeで公開されているドキュメンタリー『HIT THE ROAD』で本人たちから涙ながらに語られている。
しかし、その危機はSEVENTEENを強くした。リーダーがいない活動を通じてメンバーたちは頼もしくなり、さらなる結束力が生まれたのだ。
『Heng:garæ』の活動で彼らは、これまで以上に力強く、明るい姿を見せている。その背景には、相次ぐメンバー離脱を13人で支え合って乗り越えた「Ode to You」ツアーでの経験があるのは間違いない。