井ノ原快彦の『24時間テレビ』メインパーソナリティ就任に半端ない安心感を得られる理由

文=中崎亜衣
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V6公式サイトより

 8月22日・23日に放送する『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを、ジャニーズ事務所のV6・井ノ原快彦、NEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・北山宏光、King & Prince・岸優太、ジャニーズWEST・重岡大毅が5人で務めることがわかった。キャプテンは井ノ原、副キャプテンは増田だ。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東京・両国国技館にて無観客での開催。チャリティーマラソンは実施せず、募金も対面ではなくキャッシュレスを検討する。6日放送の『ZIP!』(日本テレビ系)で水卜麻美アナウンサーが語ったところによると、日本テレビで何度も話し合いを重ねた結果「医療従事者の方への支援をはじめ、今年こそのチャリティー番組をやっていく意味があるのではないか」という結論に至り、放送を決めたという。

 この17年間、『24時間テレビ』のメインパーソナリティは毎年ジャニーズタレントだ。番組との関わりのみならず、ジャニーズ事務所は1997年に阪神淡路大震災の被災地復興支援プロジェクトとして「J-FRIENDS」を結成してから、長くチャリティー活動を継続している。

 2011年の東日本大震災では被災地復興支援プロジェクトとして「Marching J」を発足。「嵐のワクワク学校」も、東日本大震災復興支援イベントとしてスタートしたイベントだ。2016年に起きた熊本地震でも被災地支援に乗り出し、2018年には社会貢献・支援活動プロジェクト「Johnny’s Smile Up ! Project」を始動した。

 災害が発生するたびに募金活動を行い、タレントが被災地へ向かい炊き出しを行うなど、継続的な支援活動を行いノウハウも蓄積してきた。そして今年、新型コロナウイルスという災厄に世界中が見舞われ、タレント総勢75名による期間限定ユニット「Twenty ★ Twenty」を結成。医療従事者支援活動として、医療機関にマスクや防護服などの医療物資を提供する活動もしている。コロナ禍においても『24時間テレビ』を放送するとなれば、やはりジャニーズタレントは適任と言えるのだろう。

 さらに今回は特定のグループではなく、グループの垣根を越えた5人をメインパーソナリティに選抜。いずれも好感度が高く穏やかなイメージの強いメンバーが集結した。特にキャプテンの井ノ原快彦はイメージの良さのみならず、『あさイチ』(NHK)で鍛えられた生放送への対応力もあり、抜群の安定感だ。

 2010年3月から2018年3月までの8年間、『あさイチ』のキャスターを務めた井ノ原。番組では、フラットな視点で物事を見つめ、他者の立場や気持ちに寄り添い、視聴者に「気づき」を与える存在だった。

 いくつか印象的なシーンを挙げておきたい。たとえば夫婦別姓問題を特集した2015年11月の放送。「(夫婦別姓では)家族の一体感が損なわれる」という意見に対して、井ノ原は「(姓が)同じでも一体感がない時もあるからねえ」「他人同士でも一体感は生まれる」と反論。LGBTを特集した2016年1月6日放送回では、「人として付き合っていけたら一番いい。ゲイだろうとレズビアンだろうといい奴も悪い奴もいる」「自分だったらどうか想像してほしい」と思いを寄せた。

 “結婚しない”という選択についても、井ノ原は旧来の価値観に縛られず、臆せず意見する。「イマドキ シングル」について特集した2016年6月1日放送回では、視聴者から届いた「ただでさえ結婚しない女性が多い昨今、その風潮を煽るような番組はやめてほしい」というFAXに、井ノ原は「こういう番組をやることによって少子化が進むんですか? 他に要因があるんじゃないかな」と疑問を投げかけた。そして、「それよりも、今『本当につらい』『一人でどうしよう』と不安を抱えた人たちが、どうやって生きてくかっていうことも大事」と語った。

 また、「スメハラ」を特集した2017年5月31日放送回では、ユニクロが男性500人に『女性同僚がワキ汗をかいたらどう思うか』についてアンケートを取った結果、「1位:清潔感がない 2位:信用ができない 3位:生理的に受け付けない」という声が上がったと紹介された。しかし、井ノ原は「このランキング自体が信用できないよ。汗をひっこめるTシャツなんか出しているユニクロが出しているものでしょ」と指摘するなど、忌憚なき意見を述べる井ノ原への、視聴者の信頼は厚い。

 「Johnny’s Smile Up ! Project」のYouTube動画では、シュールな世界観でファン以外には意味不明な内容ながらも、エッセンシャルワーカーの人々へ「いつもありがとう。少しは眠ってね」とエールを送った井ノ原。井ノ原が中心でどっしり構えてくれることで、後輩パーソナリティの面々も安心して立ち回ることができるだろう。

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