『テラスハウス』軽井沢編で大炎上した田中優衣、小林快が相次いで証言した“テラハの大問題”

文=田口るい
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テラスハウス OPENING NEW DOORS – オフィシャルサイトより

 『テラスハウス』(フジテレビ系・NETFLIX)に出演中だったプロレスラーの木村花さんが、5月に自殺とみられる形で亡くなったことをきっかけに、「ネット上での誹謗中傷」について議論が広まった。同時に、番組制作側が演出や編集により出演者をバッシング対象に仕立て上げ、炎上を煽っていたという側面も取り沙汰され始めている。

 7月9日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、木村花さんの母・響子さんのみならず、花さんが“炎上”するきっかけとなったコスチューム洗濯事件の当事者だった元出演者の小林快さんも「スタッフの指示はあった」と証言。小林さんは、ハプニングを装って花さんの胸を触るよう言われたことがあるといい、テラハ住人に絶えずトラブルを仕込もうとする制作側の意図を明らかにした。

 また、「文春オンライン」でも、軽井沢が舞台の『テラスハウス OPENING NEW DOORS(2017–2018)』に「ゆい」として出演していた田中優衣さんが、放送時に受けた誹謗中傷について明かしている。

 田中さんは大学4年生の時、軽井沢が舞台の『テラスハウス OPENING NEW DOORS(2017–2018)』に出演。番組をきっかけに元サッカー選手の福田愛大(あいお)さんとカップルとなった(後に破局)が、出演当時はアンチから「デブ」「死ね」「キモい」「アルバイト先までぶっ殺しに行ってくるわ」「ホームで電車を待つときは後ろに気をつけろよ」といった過激なコメントが寄せられ、母親から「絶対に死なないでほしい」と心配されていたという。

 木村花さんはスタッフの指示によって悪役キャラを演じアンチが急増したと見られているが、田中さんも番組内での振る舞いに対してアンチに目を付けられ、何度も炎上していた。

 番組出演当初、パイロット志望でモデルの石倉ノアさんに惹かれていた田中さんは、同じくノアさんに思いを寄せていたグラビアアイドルの小瀬田麻由さんがフラれると、あくびをしながら話を聞き、「ふふ、泣きそうになってる?」と嫌味な一言を発して炎上。

 麻由さんが同番組を卒業することになった際にも「ごめんなさい、何もない。何も浮かんでこない」と冷たくコメントし、また炎上。入居時には清純派というイメージが強く「天使」とも呼ばれていた田中さんだが、番組が進むにつれて炎上キャラへと変貌を遂げていった。

 元サッカー選手の「あいお」を巡って、モデルの谷川りさこさんとライバル関係になった際には、あいおさんがりさこさんに「優衣ちゃんとチューした」「優衣ちゃんと二人で飲みに行って、俺の実家に泊まって、一緒に寝ててチューもしちゃって。チューから上も、うん」と打ち明ける場面があり、ここから彼女のインスタグラムは大炎上。これ以上ないほど叩かれた。

 『テラスハウス』はリアリティーショーとはいえど、カメラが回っているという前提があり、視聴者が見ているのは彼らの生活のごく一部である。田中さんは『テラスハウス』放送当時、麻由さんと不仲とされていたが、「文春オンライン」のインタビューでは彼女との関係について「卒業前日まで私は荷造りも手伝っていたし、何より卒業してからも数回ご飯に行くぐらい仲良くさせてもらっていた」と話している。

 その一方、「『テラスハウス』に出演するなかで、話題とかテレビに映ることを意識しないのは無理だと思います」「正直、スタッフからの指示がなくても『これは面白いかな……?』と自分で考えすぎてしまうことは多々ありました」と、番組として“面白いかどうか”を意識していた部分があるのは確かだという。「『テラスハウス』に映る自分は『こんな人、友達になりたくないな』って思ったくらい嫌な人でした」と出演時の自身を振り返っていた。

 芸能事務所所属のモデルやタレントではない一般大学生として出演した田中さんが、“番組としての面白さ”を意識して振る舞うようになったのも、制作側の演出や指示内容から「自分にはこういう役割が求められているのだ」と理解したからかもしれない。実際、彼女が傍若無人な振る舞いをするたびにネットは大きく盛り上がっており、番組の人気にも貢献していたことだろう。

 リアリティショーは、あくまでも見世物。ドラマのようなものだ。セリフが細かく書き込まれた脚本こそなくとも、出演者は多かれ少なかれ演技をしているし、そもそもスタッフが常時待機して何台ものカメラが回っている状況で「素のままの自分」を見せることは難しい。視聴者側のリテラシー向上が必要なことはもちろんだが、番組制作側の“見せ方”および“作り方”に問題があったことは明らかだろう。

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