夏場もドライヤーでしっかり乾かして! 悪臭、傷み…髪の自然乾燥が良くない理由

文=小澤佐知子
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Getty Imagesより

 年々、気温の上昇が気になる日本の夏。酷暑の中、お風呂上りにドライヤーを使うと熱がこもって、さっぱり感も半減してしまいますよね。

 暑いから「自然乾燥でいいや」と濡れた髪を放置し、「ドライヤーの熱ダメージがなくて髪にいいかも」なんて、都合よく考えていませんか?

 一見、髪の負担が少なそうな自然乾燥ですが、じつは髪の老化を加速させる原因となります。

濡れ髪の放置が“髪の老化”を加速させる!?

 髪が濡れていると表面のキューティクルが開き、髪内部の栄養分が外に流れてしまいます。キューティクル自体もはがれやすい状態なので、ブラッシングや就寝時に擦れると髪表面がボロボロになります。

 例えると、キメの粗い肌のように見た目や触り心地にゴワゴワ感が現れてしまうのです。
当然、枝毛や切れ毛も増え、髪のゆがみもそのまま出てしまい、滑らかなツヤ感も失います。

 また、濡れ髪を放置することで雑菌が繁殖し、臭いの原因にもなります。洋服の生乾きが臭うように不衛生な状態です。

 ほかにも、水分や湿気で空気中のホコリが付いて毛穴を詰まらせ、悪習慣になると抜け毛や薄毛を誘発してしまいます。

夏の“髪ドライ”に優れたアイテムとは?

 自然乾燥が髪や頭皮に悪いからといって、むやみやたらにドライヤーで乾かせばいいわけではありません。ご存じのように髪は熱に弱いので、ドライヤーをあてる時は、髪から20cmほど離すのが基本。

 そして、下から乾かすと、うろこ状に並んだキューティクルがめくれてはがれやすくなるので、必ず上から風をあてて、キューティクルを整えるように意識しましょう。最後の仕上がりに冷風をあてると、キューティクルがキュッと締まり、ツヤやなめらかさがアップします。

 髪に自然乾燥と熱のあてすぎは禁物です。これを避けるポイントは2つあります。

1.吸収性のよいタオルでドライヤー時間を短縮

 まず、ドライヤーで乾かす前に、タオルで髪の水分を絞ります。濡れた髪は繊細です。ゴシゴシこすらず上から押さえるようにタオルをあてて、毛先側はタオルで包むようにやさしく水気を取りましょう。ちなみに、洗髪後はこんなタオルがお勧めです。

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ハホニコ ヘアドライマイクロファイバータオル 1000円(ハホニコ ハッピーライフ事業部)「ハッピーライフ」

“美容師さんが考えた髪のためのタオル”として、現在130万枚も売れている大ヒット商品。マイクロファイバーが余分な水分をどんどん吸い取り、ドライヤー時間をかなり短縮する優れもの。髪に優しくタッチするふんわり素材は、摩擦の刺激がなくて髪の負担が少ない。

2.ドライヤー前にアウトバスでヒートプロテクション

 素髪のままドライヤーを使うと、熱が直にあってオーバードライになりやすいので、タオルドライ後にアウトバストリートメントを塗布します。髪を防護してからドライヤーをあてましょう。髪のまとまり感もアップし、スタイリングしやすくなります。

 満足感の高いアウトバス商品をお勧めします。

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ヤンターリ エッセンス 50ml 4200円(アマトラ)

強力にカバーして髪の潤いをしっかり閉じ込め、乾燥や紫外線、ドライヤーの熱などの外的刺激から守る。人の皮脂に近い厳選された天然由来のオイルが髪によく馴染むため、使い心地も優秀。高い保湿力と圧倒的なツヤをもたらす、満足感の高いアウトバス商品。

 美髪を保つには、髪への負担を最小限にして、きちんと乾かすことがポイント。ぜひ、参考にしてください。

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